8月13日から17日まで夏季休暇とさせていただきます。
みなさまもそれぞれ良き夏休みをおすごしくださいませ。
(・・・ってだれかがここみてくれてるのかなー?)
月別: 2009年8月
地震
一昨日も久しぶりに激しい揺れの地震があった
そして今朝も大きな揺れ
ニュースではまだ被害の詳細までは流れないが
物質的被害がなかったとしても恐怖の時間を過ごした方々は本当にお気の毒だ
東京都では地域別に地震による危険度を公開してくれている
第5回地域危険度測定調査結果
その地域の地盤と、建物の築年数や密集しているかなどの条件によりだした危険度の様子
自分が住んでいる地域をみると危険度高い
地盤は見ることが出来ないが周囲の建物状況をみると確かに・・・
知ることは対処方法を検討できるということ
・・・でも、たぶんいざというときには対処できないと思うが
新しく住む場所について事前に知るということもできるのでこのようなデータ
を公開してくれているということはありがたい
百草の家・地鎮祭
ということで
改修施工例その1
既 存 建 物 :平成元年竣工・住宅
既存建物規模:1階-36.8㎡・2階-29.2㎡・延べ床面積-66㎡
主な工事内容:床面積の増減なしで内部平面プラン変更と共に内部外部仕上材撤去後
外壁-カガルバリウム鋼板仕上げ
主な内部壁天井-PB下地珪藻土仕上材塗り
きっかけは施主が「独身のころここの(わが社がある場所)の近所に住んでたから」という
理由で新築計画の相談に来られた。ちょっとおもしろい。
敷地購入の相談から始まり、一度は思いつめた敷地があるということで私共も現地を
確認した。確かに間違いはなさそうだったが・・・という間にももう一件考えている物件
がるということでまたそれも確認にゆくと中古住宅つきであった。
確かに面積的にはこじんまりとしたものであったが、これを改修して住むことのメリット
は確かにあるものと見えた。そして・・・施主の決定が下された。
→
既存 改修後-イメージ同じ(バルコニーは一度外した)
既存写真
1階は居室が2つ、台所兼食堂、浴室、便所と面積のわりに間仕切りが多く階段が中心にあるプランだった
LDKは掃きだし窓より一軒ない奥行き部分を畳とした
なんとなくの下がり壁も実はリズムを生んだ(ような気がする)
住い手は現在ちゃぶ台を置いて実に素敵なコーナーを作っている
「玄関あけたら2分でゴハン」というCMをご存知だろうか(ジェネレーションがバレます)
この場合「・・・2秒でゴハン!」
受け入れてもらえないであろうと考えていた水廻りプラン
これに限らずであるが施主はひとつひとつを真剣に考え家族に持ち帰り・・・
受け入れてくださった
和やかに見えても、お互い常に誠心誠意の真剣打ち合わせがそこにはあったように記憶する
1階は道路正面エントランスを側面エントランスに変更し、リビング・ダイニング・キッチンと
スリーインワンの水廻り
2階は中心にあった階段を外壁側へ寄せ、大きめ納戸一箇所と和室と将来間仕切りする
想定で洋室をひとつだけ
とてもコンパクト
プランは最初にご提案したものを受け入れていただき方向性は決まった
住い手のことば
「いろいろな意味で身の丈にあった住いになったし、家族それぞれにいろいろあった
この一年だけれども、家に癒された」
暮らし方と住いが寄り添っている。
竣工後の一年の様子を伺いにおじゃました夕方、お話を伺っている途中
小学2年のお子様が帰宅する「こんにちは!」とランドセルを置いてすぐさま
遊びに出かける。実はお子様本人が帰宅する以前にご近所のお友達が
大きな掃き出し窓から室内に向かい「○っこちゃんは?」と顔をだしていた。
施工途中に壁塗り体験するご一家
写真を見返すと子供の成長に驚くものだ ご一家の隣は左官のTさんと監督ヨコイ
夏
上棟
それは
the joutou 上棟
と特別なものだ・・・なぜかな・・・
とにかくそうなのだ
レッカー(先日はこれで若田さんを迎えにいったそうだ・・・と思えるくらい)
1階桁廻り(写真:ヨコイ) 2階柱・・・このショットは既存の家の2階から
「はっかい」という道具で柱を桁に挿す
この一瞬しか見られない姿
構造材は紀州・山長商店より
一本いっぽんがヤング係数・含水率を測定されてこの現場のために加工される
このたしかな材料を使えるということはありがたいこと
曇天でもおかめさんは笑っている(写真:ヨコイ)
それを見てタイヤも宙に浮く
これでIの仕事はひと段落・・・上棟を終えるとほっとする
後は現場監督の采配
よろしくお願いします
とつぜんですが
社長担当物件
明日発売の雑誌「チルチンびと」の広告
社長がなにかやっているなあ。
とはなんとなく知っていたが、こんなこととは知らずに過ごせるわが社なり
設計の田中敏溥さんは工務店のなかで絶大なる信頼と人気がある。そうだ。
数年先まで予約がるという建築家は珍しくないかもしれないが、施工者が
この人と一緒に仕事をしたいという建築家は実はめずらしい。
そこには、理由がるのだろう。
「向こう三軒両隣」は田中さんの著書
特別に感動的でもなければ笑えるというものではないけれど、その人が真剣に
考え感じてきたことを自身の中で大切に暖め、さらりと当たり前のこととして
綴った文章が心をこめて描かれた版画と伴にそこにある。
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武蔵中原S邸訪問
竣工後一年半たち床材の色もおいしそうになってきている
土台敷き
基礎立ち上がり部分型枠ばらした後は
土台敷き
真剣な
Y大工・・・「そりゃそうでしょ」
(実際の声ではございません。毎度とぼけたIのまなざしに対するリアクションは無言の姿勢で
示す聞こえない言葉なのです)
ステンレス製基礎パッキン
基礎の上に設置しその上に土台を置く
床下通気をとると同時に土台の呼吸も確保
むくげの
実がなってい
・・・なくって
よそ様の実が、「わたしはむくげの実」的存在感で堂々と実っている。
(・・・ずうずうしいんじゃない?)
「それがしも 其の日暮らしぞ 花木槿」 小林一茶
国語の教科書にありましたね。あ?記憶違いですか。
ほていあおいの花はそのネーミングよりも格段に美しい
(・・・だいたい布袋だなんて・・・毘沙門天さんがおこるわよ)
今日はなんだかカチンとくる刺すような陽射し
まちがった。
ありがたい陽射し。
そう、明日とあさってもお願いします。しまっす!!!