40年前のクロス

コマクサ幼稚園改修工事中
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遊戯室の壁クロスは紙を基材としたものだったが、お話を伺うと40年前のものだと!
それを聞くと剥がすのがおしくなるのは何故だろうか・・・
いや、ほんとうに立派なクロスだ。
現在の状況として。
戸建住宅でもビニルクロスを施工した場合は、ある程度の時間が経過したときには
気分転換も兼ねて貼替をするという前提があると思う。
”クロス”と一括りにしても、布、紙、ビニルと種類も価格も様々だが、やはり左官仕上げ
などの場合と比べると、そう長い寿命を期待してはいないと思う。
・・・つくづく、40年経ったクロスとは。うなってしまう。
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一部の教室もクロス貼り替え工事中・・・はて、40年の耐久性があるのか?!
・・・・・・・・・・・
会社の近くには無人の野菜売り場がある。
この季節は「のらぼう菜」が出てくる。
「のらぼう菜」は実に美味しい。癖がなく、甘みとうまみがある。
ゆでて白だしのおしたしにしてじゃこを載せても良いし、強火で炒めて中華風甘辛ソースで和えるも良し。
Ⅰはこの季節になると(この菜っ葉のことは去年知ったのだけれども・・・)週のうち3日は「のらぼう菜」
を頂く。とにかく美味しいのだ。
そして。
「あ、出てる、出てる!」と野菜売り場のお金を入れる缶に100円を投入し、菜っ葉を手に取ると、
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大根菜だった・・・やわらかいのでサラダにでもしてね、茎の部分は炒めてね、、、はい。

水栓を考える

2年半ほど前に改修工事をさせていただいたお客様より、浴室の水栓からすこーしづつ水が
落ちてくると電話があった。
既存の浴室は在来工法であったが、改修の際はユニットバスに変更し、メーカーショールーム
にて各種オプションなど仕様を決めていった。
洗面器にためるための水栓ひとつとシャワーのどちらかへ水やお湯がでるもので、サーモスタット
で温度調節機能付き。
ハンドルは温度調整用とシャワーか水栓のどちらへ出すかを調整する二つがついている。
水栓の水漏れなどは、水栓内にある「コマ」という部品や「パッキン」の交換などで
たいていは解決するが、ユニットバスに組み込まれた水栓は特殊な設計になっており
設備職人さんにお願いしても直すことが難しい場合がる。そんなときはメーカーの
メンテナンスに修理依頼をしなければならない。
・・・なんとも歯がゆい。
いろいろなものが便利になってきているが、何かがあると不便が生じることも感じる。
今回はハンドルを分解しただけで、何がどうにかなっているという原因の発見は出来なかったが
何故か水の滴りはなくなり、もう少し様子を見ていただくことにした。
しかし、このような機会はお客様のお宅へ伺える良い機会である。
久しぶりにお会いしてお話する時間も楽しかったり・・・
今回はキッチンについて「使って2年経ての感想」も伺えた。
当初は良いと思われたことが、使い方によっては不都合になることもある。ということも。
お客様の使い勝手すべてを把握することが出来ないなら、判断材料を充分に提供することが
私共の仕事だと、改めて責任を感じるのだった。
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乗り継ぎ駅の構内で素敵なものを発見!
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小学生の作品
すばらしいものがたくさん[emoji:e-51]

清水が丘の家-中間

工事中間
ゴールを目指した折り返し地点・・・ではないか。
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天井を張ったのは
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貴村大工
K「Ⅰさん!あそこと、そこと、ここの下の写真撮っておいて、監督に・・・」
Ⅰ「はい。了解です!」
と指示されてしまった。
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SDとは・・・含水率(木材の水分量といえば良いかな?)
Eとは・・・ヤング係数(曲げ強さ)
120×120×3000とは・・・120mm角で長さが3000mm
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「・・・設計悪いな!」
とあちらの方で声がした。
Ⅰ「え!どこが?ナンデ?どうして?」
と声の主のもとへ駆け寄る(イメージ)
設備の職人さんが設計担当者が居るとは気づかずにしたひとり言だった。
(設計担当者が現場へ行く姿ではなくスカートでちゃらちゃらした感じだったかもしれない)
職人さんは”その部分”だけの施工で日々仕事をしている故、絶対的な経験値と技術がある。
その人たちの言葉はいつでも、大切だ。
職人さん「○○×▼・・○△×で、・・・だよ」
Ⅰ 「あー、なるほど。でも大丈夫です。ここが○○で×△・・・○です!」
ということで着々と進行中!

お掃除ロボット

新学期を控えてのお化粧なおし
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遊戯室
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「Iさん!あの金物は要ります?」
「あ、要らないです・・・すみません気がつきませんで」
と細かなところにも目を配って良い仕上がりを目指してくれる三協塗装の社長
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塗装職の背中
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縦と横、横と横
交わり部分をどうするか?が、どこでも、いつでもポイントとなる
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2008年の夏に大きな改修工事をさせていただいたトイレ
ここをご覧になった方よりの工事依頼も頂戴した、有難い現場
・・・・・・・・・
確認したいことがあり園長先生のご自宅へ伺うと、室内より掃除機の音がしていた。
その音はお掃除ロボットだった。
Ⅰ「あ!お掃除ロボットだー!!」(あなた子供?)
Sお母様「ご存知?ほーんとこの子は優秀よー。隅から隅まできれいにしてくれるし、電池がたりなく
     なったら、自分で電源のとことまで戻るのぉー。もうー愛しいのぉー(ハート)」
Sお母様は実に魅力的だ。
ご自分の価値観をきちんともち、こちらからの提案をジャッジし、自分の判断に責任をもつ。
強くて優しい。
出来れば自分もそうなりたい。

施工地域

わが社は東京の工務店。
しかし
南へ2km程もゆくと神奈川県川崎市になる。
昨日もお電話で施工範囲を知りたいとのお問い合わせを頂いた。
神奈川県でも多く施工させていただいておりまっす!
早速、現場へご案内したお客様の敷地調査に神奈川県川崎市○○ケ丘へ。
この地域は「○○丘」や「○○台」という地名が示すとおりに丘・山・谷という地形。
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敷地調査後、駅への近道があるはずだと、来た道とは違う道を選ぶと出会ったのが急な階段道!
こんな時は「ラッキー!」とひとり言。
小鳥たちのさえずりがたくさんあった。
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”ヴィレッジ”というイメージの集合住宅
このような集合住宅の設計は・・・「楽しいけれども、大変だよなぁ」とひとり言。
法規、設備、建築との折り合いをひとつひとつ確認しながら進めなければいけない。
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久しぶりに板金の外壁仕上げを発見!実は好きだ。
とここで記していると打ち合わせだ、敷地調査だと出かけては観光気分を味わっている。
ばかりではないのですよ!!!

貴村大工

またまたお客様をご案内して現場へ
お彼岸でも大工職は仕事中
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K大工
「ヘイ!おまち!!」(@駅前のすし屋さん)
と声を掛けられるイメージがあるんだな・・・
職人も個性がそれぞれに違うわが社の現場。
Ⅰ「天井張りですか。良い感じでお願いしますね(笑顔)」
K「大丈夫っすよ!良い材料とりましたから、良く仕上ます!!!」
といつも自信満々・・・だけれども
(私は知っているのよ。材料をとったのは大棟梁でしょ、そしてK大工はいつも大棟梁に・・・)
現場で言ってはいけないことがあるのだ。
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この杉板のように
そして。
近くの東郷寺の枝垂れ桜がほとんど満開の様子だと。
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お見事
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山門もお見事!
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境内のはくもくれんも・・・お見事!
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はくもくれんの根元ではみかんが落ちていた・・・ああ、もったいない

新商品

土曜日はお問い合わせ頂いたお客様をご案内して現場へ
ふと見ると現場での作業台にしては随分に立派なものがあるではないか
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大人8人は楽に座れる
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桧材
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ベンチも桧・脚板の真ん中をちょこっと空かすのが大棟梁の好み
なんとも滑らかな肌さわりが魅力の桧
『無骨なデザインと繊細な手ざわりの対比がおもしろいガーデンテーブル』・・・なんてキャプションつけますか?

ぷらり駒木野宿

・・・改修工事お打合せ
趣ある家並があり、宿場町のようだなぁと感じていたら「甲州街道・駒木野宿」という文字発見!
納得
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素敵な窓
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かっこいい蔵
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「料理旅館ですか?」
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渓流の写真を撮る人がいたり
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・・・ここにもいたり
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山茱萸発見
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可憐でざんす
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前田Hug育子陶展:3/19-3/22 『アミダ様』苫小牧市表町1-3-4和光ビル2F
3/20:練り込みアクセサリーパーツ造り
3/21:ライブタイム・土屋摩里子ピアノトリオ

森と樹と冬

わが社は人数も施工件数も少ない工務店だと思う。
それ故。(かどうか、社長に確認したことはない)
『匠の会』という協同組合と
『チルチンびと・地域主義工務店の会』
に参加し、社長が勉強会などによく出かけ横のつながりを大切にしている。
そんなくくりの中で、おそらくは誰にも知られていない活動に、『森から住宅を考える』というつながりがある。
千葉県ではなくて埼玉県の「千葉工務店」
神奈川県の「高棟建設工業」
とわが社の三社で時々イベントを企画してきた。
Ⅰ 自身その活動からわが社で仕事させてもらう縁があった。
そして、その活動の中で「山」に行かせて頂き、実際に家の柱や梁となる樹について
勉強する機会を頂き、少しではあるが山と森と樹と家と人について、ぼんやりと考える時間もでき、
また少しだけ、それを知ることができた。
図書館のHP予約で何の予備知識もないままに借りてきた本
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『約束の冬』宮本輝・・・読み始めたばかり
著者は(当たり前なのかもしれないが)山のこと樹のことその土地のことを丹念に取材しているのが分かる。
当たり前と言ってしまえばそれまでだが、興味がなければ深く取材できるわけもなく。
今まで気にとめていなかったが、背景として描かれたそれらが実は主題だったのか?と今頃になって考えが
及んだ。
本書のなかで山火事に関する記述では、密集する森の中では長生きしている樹木の日陰で、新たに地上におりた
種たちはその使命である発芽と生育ということ自体が困難になる。
その状況を長命の樹木たちが満月の夜に話し合い、条件の整った時を見計らい、自らの肌と肌をすり合わせ
火災を起こし、次代へと繋ぐ。ことや。
植林の仕事は今の自分たちのことではなく、孫たちの時代を見据えてする仕事。や。
神社仏閣の樹齢数百年という樹木の行く末など。
先日の鶴ヶ丘八幡宮の大銀杏が強風に倒れたことを報道で知っていたが、まさしくその行く末についても
想像させられた。
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たんぽぽは力強いイメージだなぁ・・・けれども
『花のいのちはみじかくて 
 苦しきことのみおおかれど
 風も吹くなり
 雲も光るなり』
林芙美子
ひかりのある歌に上を向く時間

男の会議

清水が丘の家
木工事進行中
職人たちの休憩時間を使い施主との現場打ち合わせになるのが週末
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若旦那も男の会議に参加(お母様の影にかくれているのです・・・)
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屋根はガルバリウム鋼板:軽い→耐震に有利、耐候性が優れている→メンテナンス費用の負担が少ない
「破風は長尺物で包んでください!」と宮崎板金さんに一言お願いすることがポイント!
破風とは・・・ウィキさんはなんでもご存知なんですね
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清水大工
背景の壁天井にある白い綿状のものは羊毛断熱材・・・暖かそうです
断熱材は製品の性能はもとより施工精度により断熱効果が大きく変わるもの故、充填は念入り
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あちこちでミモザが満開の季節
ミモザといえば・・・飲むミモザも美味しい・・・な