職人

朝一番でご近所の現場調査に出かけて、戻ってくると・・・
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「おかえりなさーい!」とY大工
Y「こないだの○○工事のほうはどうだった?」
Ⅰ「良い感じだった様子で、追加項目がでちゃいましたよ!」
机に向かって作業中
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「どうもー!終わったんでお茶しに来ました」と内田名人
Ⅰ「じゃ、いつからスタートしますか?」
U「・・・うーん。下の教室で5人でしょ、上で・・・」
Ⅰ「・・・えーっと。間にあいます?まいっか、間に合うようにしていただければ!」
U「・・・はい」
続けて
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「いつもお世話になってますーー」とアイドル宮崎板金さん
「うこっけいがさぁ、ふえちゃってさぁ・・・」
それぞれに用事があって事務所にいらしたのだが、現場とはまた違う顔でおしゃべりされてゆく。
なんとなくにこやかに、世間話とかでコミュニケーションできる事務所というのも良いのではないかなぁー。
と思えるひと時。

清水が丘の家20100312

上棟から2週間
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1階天井野縁組み終わりました!
梁せい360の梁は化粧仕上げにて一部現し
火打ち(斜め材)は床剛性を確保して地震力をすみやかに耐力壁に伝える・・・
長期優良住宅仕様により若干多めに入っている!
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2階床張り中!
構造材と同じく紀州の山で育った厚さ40mmの杉材・・・
Ⅰ    「いつよりも節が若干多めかな?」
清水大工「木には節があるものなの!」
Ⅰ    「へぇ」
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パイプスペース
壁面より突出するならば・・・何かしら工夫をする

ぐるっと富士山-1-

日本列島の富士山のあたりは”ユニークな大地”
太平洋プレート
北米プレート
ユーラシアプレート
フィリピン海プレート
という四つのプレートがひしめき合っている
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朝霧高原からの富士山
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浅間神社と太郎杉
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山開きの時はこの社
・・・・・・・・・・・・・
世界でこの90年間にマグニチュード7以上の地震は900回ほど起きているが、その10%が日本でおきている
という記事があった。地震列島。
先日のNHK「MEGAQUAKE」では長周期地震動と高層建物の関係を扱っていた。
『新しい技術が生まれると、新しい災害がおこる』
・・・・・・・・・・・・・
ハイチの被災者が入浴できないために近くの池で水浴びをしたというニュース。
『体を洗ってさっぱりすると気分がはれた。久しぶりに家族と幸せな時間をもつことができた』
と。
幸せとは何かを忘れずにいたいと、あらためて思わせてくれる言葉。

氷雨

「飲ませて~ください、もうすこし~♪・・・」
と口ずさめるほどの余裕もない寒さの高尾だった
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JR高尾駅・なかなかの味わいある駅舎
ここの改札を通って京王線にも乗れる!
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白梅・勾配ではなく紅梅のグラデーションがきれい!
青空であればなぁ
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青空であればなぁ
中古住宅をご購入後にすみながらの改修工事をご希望されているお客様へ
ご要望の改修内容でのご提案に伺う。
住み替えの場合は可能であればお引越し前の改修工事をお勧めしたい。
寒い、暑いにはじまり、音の問題と人の出入りなどで、お住いになっている
方のストレスは大きなもの。
・・・とはいいつつも、
『住みながらの改修工事も多くさせていただいております。お任せください!』

施工例見学

ここのところY大工のお家にお邪魔する機会が多い。
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手土産もってお茶を頂きつつおしゃべりを・・・するわけではない。
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お問い合わせいただいたお客様にはタイミングが合えば構造から。
少なくとも完成形の家の見学をお願いしている。
プランについては千差万別であるが、構造材や仕上げ材はほとんど同じ家づくり。
そこで頼りになるのがY大工の家!
2年ほど前にわが社でご自宅を建ててくださった。さらに会社からのアクセスも良い!
Y大工はお話も上手である故、Iがお話しなければならない事柄も、最近では自ら
率先してご説明してくれたりと、何から何までお世話になってしまう。
「本当に感謝しております♪」

家づくりに旬はあるのだろうか?と思いめぐらす今日この頃。
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大きく建築業界のくくりでは春に竣工というもが多いような気もするけれど、わが社のような
施工態勢での戸建住宅は、4ヶ月から長くて6ヶ月というくらいの工期が一般的だと思う。
春に上棟し夏に竣工などは職人達的には、気持ちよく仕事がはかどる頃なので、この頃が旬と
いえば旬なのかな?・・・そうとも言えないか。
もう一つの”旬=建て時”というのもあるようだ。
お客様が家づくりを決意される時。
ここのところお客様からのお問い合わせが実は多い。
お一組のご家族が20代後半ということを除いては、揃って34歳、35歳!
・・・ご立派なものです。
ということで、数字にまみれる時間が続くのだった・・・

続きを読む “旬”

プリン

「こう見えても、けっこうなおばあちゃんなの」
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清水が丘の家のお向かいのプリンさん
「かわいいでちね~」
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埋蔵文化財の発掘での時間のロスを埋めるべく・・・そんなことがなくても大工職たちはもくもくと
作業を続けているのだった。

巨匠

磯崎新
TOTO出版主催の講演会
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ルイジ・ノーノの音楽が流れる中で巨匠の話が続くという芸術鑑賞のようなレクチャーだった。
「・・・話が絡み合っているので、判りずらいと思いますが・・」とご本人が仰るようにその内容を理解できる
人は極限られたはず。
そのレクチャーがある意味で芸術だと考えたなら、それぞれの今に何かが生まれたり、考えたりするような時間で
あり、そして、何かを伝えようとする熱意に触れ、お上人のお説教でも聴いているときのような有難い気分になる
不思議なものだった。なぁ。
キーワード
・ルイジ・ノーノとカルロ・スカルパ
・武満徹
・『進むべき道はない。しかし、進まねばならない』
・前衛 → 前に道があった
・立原道造
・”環境”というワードの持つ意味の変化
・『デザインすることがどれだけの意味をもつかということが意味がない』
・60年
・大東亜共栄圏
磯崎新の実作については興味を持てずに実際に見に行ったこともないが、著書は数冊を手にするも、
読みきれたものは一冊もなかった。よくわからなくとも、手にしてしまう何かがあるのだなあ。
ご自身でも仰っていた
「建築をやっている人はこの章は読んでくれるけれど、この章は判らないと言って読んでくれない。
 文学や芸術をやっている人はこの章は読むけど、他の章を読んではくれない」
・・・私はほとんどの章がわからなかったと言えるかも。
このような機会を作ってくれる各メーカーさんには感謝する!

上棟完了!

清水丘の家・無事に上棟完了
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紀州の山で育った山長商店さんの構造材
将棋の駒のようなので・・・”歩 – ふ”というネーミングは如何だろうか。

斜材は仮筋交い。本当の筋交いが入るまでのもの。
現場の人々は「カリスジ」と呼ぶ。最初は「カリスジって?」だった。
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連続する垂木
これに野地板が載せられ、今回はさらにフォレストボードも載せられる。

三月一日  卒業の季節か・・・
わが社の事務所内の壁には何故か、暦・カレンダーがたくさん掛かっている。
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日めくり・阿闍利さまの言葉
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寒暑に耐えて 
花開く
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そして・・・沈丁花も咲きました。
香っているなぁ、香っているなぁ、どこかな?と毎日の通勤路を歩いていたら
道の反対側に咲いていた。
♪沈丁花~沈丁花~♪島倉千代子