信州鉄平石

住宅の玄関やアプローチに使われていた時代がある鉄平石。昭和のイメージかな。
長野県の諏訪や佐久が産地。
清水が丘の家の施主は長野県望月の鉄平石屋さんとご縁があるということをお聞きし、
「・・・せっかくですので。どこかへお使いになりませんか?」とご提案。
ということで、アプローチの敷石用のものを送って頂いた。
信州鉄平石さんより竣工前に送っていただいていたものを、やっと施工することができた。
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Ⅰ自身も信州を訪れ、石屋根の集落を歩いたことがあり、その際に信州鉄平石さんにもお邪魔したことがある。
その時の資料より抜粋して・・・
- 素材の特徴 -
数センチおきに入った節理にそって、層状にはばれる性質をもつ安山岩。別名、畳石(たたみいし)。
色は灰褐色をベースに赤、黄、緑、青の色が現れる。
- 鉄平石葺き建築の分布・歴史 -
鉄平石の採石は江戸時代、天保のころから、庭石をして使用されていた。
明治16年、諏訪地方の小林亀吉氏が菱型うろこの鉄平石葺き屋根を考案、自宅に葺いたのが
現在残る石屋根の始まり。
当時、草葺き屋根より耐久性があり、瓦よりリーズナブルであたため、一般の屋根として流行し・・・

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見たことの無い素敵な屋根の集落だったと印象に残っている。
信州鉄平石さんでは現在でも石屋根の施工を行っているということだった。
きっと、山には望月の集落の家並みをまかなうだけの石はまだまだあることだろう。
地元でとれる石が葺かれる屋根の素敵な景色は、容易に想像できる世界だなぁ・・・
信州鉄平石
長野県佐久市協和3450-7
TEL:0267-53-5456
FAX:0267-53-5458

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