技と素材と力

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板金の仕事
先日訪れた林芙美子記念館の樋はおそらく銅板であろう。
銅という素材の特性と職人の技がこのような美しい仕事に繋がる。
「宮崎さん!今回はこんなんでやりましょうか!」と言ってみたかった。
現在のわが社の標準仕様の樋はガルバリウム鋼板という、スチールに亜鉛メッキを施した硬い素材を
使っているため、このような仕事をすることは出来ない。
硬いものを力技で曲げようとしても、やはり美しさはだせないものだ。
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力といえば。
マネージメント力の必要性をヒシヒシと感じる時がある。
そこに必要とされることは数字のやりくりだけではなく、全体を見渡し、納まるべきところを
見定めて、やんわりとまとめてゆくことだ。
建築の仕事においても、「作品」と呼ばれる建築をつくりだす建築家を別として、私共のように
施主の希望をカタチに纏め上げるという仕事には、数字も含めて、時間と人と街の関係を見据え
ながら着地点を目指す。
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近所のブーゲンビリアは秋の紅葉の頃まで鮮やかな色のまま

鼻歌まじりでお遣い

「・・・では、お届けしておきますので」
と社長が電話を切った。
「じゃ、私が届けてきましょうか」率先して手をあげる。
一見、上司思いの良い部下ということになるけれど、実際には、お遣い好きなだけだ。
社長「そう?届けてくれる」
I「がってんだい!」とは言わないけれど、鼻歌まじり。
♪らん、ら、ら、らん、ら、ら、らんらんらーん♪
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都電荒川線
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線路脇の雑草と電車がお似合い
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手摺子(縦の部材)に穴を開けて手摺(横の部材)を通している。鋳物製。なかなかきれい。
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千登世橋
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終わりかけの百日紅。この名前を教えてくれた人を思い出す。
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「休憩中ですか?」

宮崎さんのゴーヤとむさこ

朝一番のお客様は宮崎板金さん
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ご自宅で栽培しているゴーヤが食べごろということで、わざわざ持ってきてくださった。
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白いのはにがくないとのこと
和む。
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乗り換えた電車のホームから見えた景色が頭を離れなかった。
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武蔵小杉駅周辺の巨大マンション群が建築されだしてすでに数年は経つけど。
おそらくは50階くらいはあるだろうし、ざっと数えて1フロアに16戸くらいと見ると、総戸数は700~800戸。
新宿などの高層オフィス群をみても、違和感は覚えないけれど、人の住む場所・住居と考えると違和感を覚える。
このような建築を作る人(個人じゃないけれど)には、絶対にこれじゃなければダメなのです!という根拠と覚悟
を持って作ってほしいと思う。たとえば、これでなければ戦争はなくならないのです。くらい。
社会的責任を通りすぎて、歴史的責任さえ発生しそうな建築物だと思う。
これほどの高密度で人が暮らした歴史は今までになかったはずだ。敷地全体を住んでいる人の数で割った
としたら、一人当たり1㎡くらいかもしれない。江戸の町屋だってそれ以上はあったと思う。
さらに、人がこれほどの高い場所で暮らしたこともないであろう。
50階だとしても地上150m近いはず。
人はそもそも地上の動物だけれど、そこまで地面から離れて大丈夫?背中に羽が生えてきたなら良いけれど・・・
NHKの番組で、長い歴史の中、恐竜が絶滅したりする中で哺乳類が生き延びてきた理由として、形態を変えずに
生きてきたからだということをやっていた。変わらないこと、と変わることについて考えてしまう。
と、なんだか偉そうなことを記したけれど、Ⅰ自身大手デベロッパーの下で仕事をして、日々のご飯を得ていた。
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思い出の日本大通り
辛い思い出だけだかなと思い返すと、あの方の笑顔やあの人の笑顔がよみがえる。

夏は夜

お日様は大好きだけれども、ここのところの陽射しと気温では夜に行動するほうが
良いのかもしれないと感じる。とは言っても社会活動のサイクルは変わらない。
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夜9時頃の室内環境 温度31℃湿度65%
飲んだり、食べたり、だらだら時間を過ごすには問題なし。
しかし、この環境で仕事に集中することは難しいと思われる。
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TVを見るのも問題なし。しかし、TVには問題があるのかもしれない。
これを機に現役の引退を考えている1984年製ブラウン管TV。
新築計画の相談を受けていると「冬は暖かいですか?」や「夏はどのくらい涼しいですか?」という
ご質問を受けることは多い。お客様とお話して実感することは、この暑さ寒さの感覚をいうのは個人差が
かなりあるということだ。そこで、私共の標準仕様でのデータを数字をご提示出来ることが一番良いと
考えていたけれど・・・出来なかったことは残念。
関係ないけど
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INAXの営業マンKさんのご実家はうなぎ屋さん。

森を歩く

♪ 日本の山はいいものだ、日本の海もいいものだ ♪ HEATWAVE
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木漏れ日
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「わー!道なき道を行くみたいよー。すてきー」
小枝のパンチやすってん転び。
道なき道は痛い道でもあった。
しかし、気持ちよい。
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溶岩棚は苔のファーに包まれている。
「お久しぶりですね。こないだお会いしたのは・・・確か9000年前の春でしたね」
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溶岩橋を渡る
体重制限はなんとかクリア
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ひまわりの蜂蜜は太陽の味がする・・・あくまでもイメージですよ

営業職を考える

わが社は規模も人数も小さな会社だ。
所謂、営業という部署はない。
お客さまから最初にお声掛け頂いたときから、所謂営業的な立場での対応をするのも
設計担当者である。
昨日、ト○テムの営業職である小森さんが来社された。
絵に描いたような営業職の方である。
予定時間を遅れるとの連絡の際も、たとえ暑い陽にさらされた渋滞の車中でも、それを感じさせない
さわやかさである。
さらに、午後の酷暑時でも、ドアを開けて事務所内に入る際はそれを感じさないさわやかさと共に、
良い香りを漂わせる。
既に見事だと思う。
お互いに挨拶を交わした後は、おもむろにPCを取り出し、「コンセントをお借りしても良いですか」と。
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市場の動きや、顧客開拓の術についての提案や情報を教えてくださる。
「工務店さんに頑張ってもらうのが僕らの仕事です」とのこと。
ありがとうございます。
常に同じテンションでさくさくと判りやすくお話になる。本当に勉強になる。
しかし。ひとつだけ問題があった。
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お顔がきれいだ。
洋服のセンスも良い。
すると、ついついそれに見とれてしまう。
そうすると、どうなるかと言うと、お話の半分くらいは右の耳から左の耳へ通り抜けてしまう。
(セクハラ?とんでもございません。ご本人には言っておりませんから)
この問題が起こる場合を考えると、まだ少ないケースだと思われる。
建築業界で女性が多くなったとは言っても、まだ圧倒的に男性のほうが多いので、見とれられる
ことは少ないと考えられる。
良かった。
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阿波踊りの季節。やはり、女踊りが良いなあ。
今年はー、おーどーりーまーせーーーん
「阿波踊りの神様へ、いつの日か、また踊れますようにお導きくださいませ」パン!パン!

「これ、もらっちゃおうかな」

誰も座っていない机の上に置いてあった「これ」をみて、社長が言った。
社長「・・・家に持っていって、奥さんにおげようかなー
Ⅰ 「どうぞ!どうぞ、どうぞー。なんなら、もっと飾りましょうか?・・・愛の言葉も添えてね!」
社長「そうだねー。愛を込めてとか?」
二人「はーはっはっはー」(笑いすぎか)
社長のこの言葉は冗談ではなく、本気なのだ。
『仲良きことは 美しき哉』 武者小路実篤
こういうことが出来るというのは魅力的ですよ!
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神楽坂商店街の夏まつり
いよいよ、今日と明日は阿波踊り!!!
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「ほおずきはー完売しましたー」

現場の楽しみ

毎日、図面とPCモニターと見積書との往復をしていると、肩の凝りを通過して脳みそまで
凝り固まってくる。
期限までに見積書をつくることが出来るのか、自分?という不安を抱えつつも、連日の引篭もりは
辛いもので、「現場があればなー、出かけられるのになー」と心のなかでつぶやく。
そんな時に、神の助け的なお客様から電話が届くとそそくさと出かける。
緊急補修工事ですが・・・。
楽しみとは、Iの場合は食べることや飲むことに繋がる場合が多い。
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狛江駅のミスタードーナツ
狛江では二つの現場担当させてもらったので、慣れ親しんだ駅だ。
いつも約束の時間より早め着いてモーニングセットを頂くことが楽しみだった。
(宮崎さんにご心配をお掛けしないように朝飯ということにしておく)
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ヒットータイルの島袋さんは沖縄のご出身
長いお付き合いの野口タイルさんからご紹介いただいてからのお付き合い。
いつお会いしても気持ちの良い方である。
私たちがいくら頑張っても人に動いてもらわなければ、仕事は成立しない。
そんな中で、面倒なことでも、小さな仕事でも、いつでも気持ちよく対応してくださる。
本当にありがたい。
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お嬢様のお店づくりを手がけさせていただいた。
ご自分のお店についての、理想の絵を何枚か描いてⅠに相談してくださった。
規格商品にはない大きな丸窓をつくりたい!と仰った時には、一瞬頭を抱えたが、丸くガラスが
あれば良いということで、はめ殺しのサッシュを入れ、本来の壁の外側に板で壁を作り、それを
丸くくり貫いた。
施工時には自分のなかでかなりの迷いがあったが、ご満足いただけたということで良しとした現場である。

午前6時45分の日傘

会社へ出勤する日は午前6時45分に部屋を出る。
梅雨明けした頃から、この時間でも朝陽を熱く感じるようになったので日傘を差す。
こんなことははじめて。
今週金曜日は上棟を控えているが、天気予報によれば34℃。
屋根が架かるまでは、職人達にとって過酷な環境が続く。
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蓮は朝に満開になり
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夕方にはつぼみのようになる

ブーイングがおこる時

来月に予定している夏休み木工教室の課題に、昭和なタイルのテーブルトップ
多角的に見て「重い」ということで却下され、「軽い」課題を考えることになった。
出来上がったものを見て、社内の人々からはブーイングが起こった。
T 「えー、I さんらしくないー」
T 「かわいいー、けどI さんが作ったとは思えないー」
Y 「・・・」無言(否定的なときは無言になるタイプ)
木製の枠に珪藻土を練ったものを流し、そこに自分の好きなものたちを埋め込んだり並べたりする
というものだ。
そういうことであれば。自然素材を使う家作りをコンセプトとしているわが社としては、やはり
浜辺で集めた貝殻や小石、または山で拾った木の実や小枝などを組み合わせて・・・さくっと作る。
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こんなのもあるし
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なんなら食べ物でも良いかも?だし昆布といりこでも面白そう
頭のなかでは一瞬のうちに完成形は出来上がったが、「それは手抜きじゃろ」と。
そうよね。物をつくる人間としてはもう一度考えなければ・・・。
そこで思いついたのはビーズ・・・これもそう珍しくはないけれどもわが社的には意外性がある。
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ええ、お肌の曲がり角も人生の曲がり角も曲がりましたが、何か?
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星の輝きは届かない
・・・瞳には届いてるけれど、カメラには届かないってことです。