vol.09【 木の継ぎ方 】

木造建築が大工の経験と技量で建てられていた時代には、柱や梁の端部を複雑に加工し、釘や金物をほとんど用いずに巧につないでいました。 材を1本の長い材にする部分は「継手」、ある角度に部材をつなぐ部分は「仕口」と呼ばれています。

現代では、釘やボルト、かすがいなどといった金属製の接合金物も用いられ、木の加工を簡素化する傾向がみられます。