vol.42【 門松の由来-2 】

門松は、正月の飾りもののように思われていますが、もともとは歳神(としがみ)の依代(よりしろ)といわれ、歳神が宿る安息所であり、また、神霊が下界に降りてくるときの目標と考えられていました。

門松は正月の家々の門前に立てるもので、「松飾り」、「飾り松」、「立て松」ともいいます。関東では、丈の高い太い竹に松をそえたりします。

松は昔から常に緑であり、おめでたい木とされており、鎌倉時代以降になって、松に竹を加えて門松とされるようになったとされています。