vol.21【 地盤調査 】

木造住宅を建てるときに一般的によく使われる試験を紹介いたします。住宅は地盤(地面)の上に建つわけですから、その地盤の性質をよく知っておかなければいけません。

その調査をする方法の一つとしてスウェーデン式サウンディング試験(ss試験)を行います。スウェーデン式サウンディング試験とは、試験機を回転させながら5m位の深さまで土に貫入させて、地盤の硬軟や土層の構造を測定します。試験機に伝わる音や貫入抵抗から、砂質土か粘性土かの判定を行います。

ss試験によって自沈層の有無や自沈層の層厚、圧蜜沈下量などが測定され、地耐力(地盤の強さ)を判定し、基礎の形状などを測定します。

vol.22【「緊急地震速報」の概要 】

平成19年10月1日より「緊急地震速報」が開始されました。受信の方法は、いくつかありますが、代表的なものとしてテレビ(NHK)で受信した場合、推定震度として震度5弱以上の場合に事前速報として受信するようです。

また、専用端末の場合は、推定震度3以上あるいはマグニチュード3.5以上の場合に受信するようです。ただし、専用端末の場合は、受信する情報を設定で変えることができるようです。

基本的には、大きな揺れがくる数秒~十数秒前の受信になるので、常日頃からの対策が大切だと思います。

vol.23【「省エネ法について」 】

これから、京都議定書の目標達成計画の見直しがあり、それを実行するための手段として、住宅の省エネ基準の改正が見込まれています。重要な改正点として、住宅・建築に対する省エネ基準の適用に関する義務化が大きなポイントになりそうです。

省エネ措置の対象は、今まで大規模建築物に限られていましたが、それを住宅を含めどこまで小規模の建物にまで適用させるかが、議論されています。

これくらいの努力をしないと民生部門でのco2排出量の目標には、いたらないのが現状のようです。難しい問題ですね。

vol.24【 森林とco2の関係 】

木は、co2を吸収して大きくなります。この作用によって木で家を建てることにより、温室効果ガスであるco2の削減に貢献できます。

木は育つときにco2を吸収し、朽ちてしまうとco2を放出してしまいます。しかし、朽ちる前に木材として建築に使用すれば、その木が育つ間に吸収したco2は、固定化できます。

切った後に植林をすれば、またそこでco2を吸収してくれます。育ったら伐る。伐ったら植えるというサイクルをきちんとしてやれば、みなさんもco2削減に貢献しているということになるわけです。

ですから、大丸建設では無垢の木を使った木造住宅にこだわっているのです。

vol.25【 木の耐火性 】

木は燃えます。コンクリートと鉄は燃えません。ゆえに木は火に弱い…でしょうか。

建物から見た耐火性能で一番大切なことは、「中にいる人が逃げ出すまで、建物がくずれない」ということです。木は260℃くらいになると可燃性のガスが発生し、木に火が燃え移った状態になります。

断面の大きい柱や梁をみたとき、その表面が燃えて炭化し灰になるわけですが、そのスピードは毎分0.7mmです。30分でも21mmです。

部材の強度にその分の余裕があれば30分の間に逃げ出せるわけです。通常はかなり安全率を見て部材を決めるので、よほどのことがない限り逃げることができるはずです。

何よりも、逃げ道を確保しておくことが大切になるでしょう。

vol.26【 LCAって何? 】

ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment:LCA)とは、製品の一生における環境負荷を評価する手段。製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用まで全ての段階での環境負荷を総合して評価をします。

木造住宅をつくるうえで代表的な材料といえば「木材」です。木材は、炭素ストックとして注目されていますし、環境負荷が少ないといえます。 できるだけ国産材を使うことで、輸送時のエネルギーと環境負荷を低減し、自然素材を使って住宅の新築やリフォームをしていけば、環境負荷のかかるエネルギーの使用量を抑えることができ、廃棄の際も環境負荷は少なくてすみます。

また、シンプルな構造と自然環境を存分に採り入れた住宅は、過剰な設備機器に頼ることなく、運用時(住んでいる時)のエネルギーも少ないといえます。環境問題が深刻化している現在、できることをしていきたいと思います。

vol.27【 左官仕事の仕上げいろいろ 】

左官の仕上げ方にもいろいろな仕上げ方があります。まずは、左官材料を2mm厚程度に塗るのが一般的です。

そして、コテで塗った材料を剣山のようなものでかき落とす「かき落とし」やコテで何度もていねいに押えて、表面を鏡のように仕上げる「鏡面仕上げ」など。

また、コテでわざとムラをつける「テクスチャー」などがあります。どれも味のある仕上がりになります。

vol.28【 住まいの風対策 風圧と設計 】

住まいを建てるうえで、横からかかる力として、地震力と風圧力と大きく2つあります。筋違いを入れるにも両方の力を考えて入れます。

風に対しては、特に屋根を持ち上げる力にもなりますので、垂木を金物でとめるなどの施工をします。

vol.29【 建築にかかわる神事 】

建築にかかわる神事には、地鎮祭、建前などがあります。地鎮祭は、その土地の神様を鎮め、工事の安全を祈願するために行います。

弊社では、建前(上棟)の際に、京都の千本釈迦堂のおかめさんを取り寄せて、おかめご幣を立てます。由緒あるおかめさんを上げることで、お施主さん、工事関係者共に工事の安全を祈願します。

千本釈迦堂:京都府上京区七本松通り上ル 瑞應山 大恩寺 千本釈迦堂

vol.30【 プランの考え方 】

まず、自分たちのライフスタイル、ライフステージを考えることが大事だと思います。子育て中なのか、その中でも子どもが小さいのか、ある程度の年齢なのかなど…。

そして、できる限りリビングをつくり、家族がいつも顔をあわせる空間がとりたいですね。子どもが小さければ、子ども室を最初から仕切るのではなくフリースペースのようにしておく。

時期をみて部屋を仕切るなどを考えるのも1つの方法だと思います。特に階段はできるだけリビングを通ってのぼるようにすることで家族の挨拶も会話も増えると思います。

せっかく家を造るのですから、自分たちの生活スタイル、ライフステージにあわせたプランを考えることが一番だと思います。