2010年05月

vol.37 (2010/5月)

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ただ、暮らしていませんか?

みなさんは、今お住まいの家に、「ただ、暮らしていませんか?」 この言葉にドキッとしたのは、大丸建設社長・安田昭です。住まいは言うまでもなく、生活の場所です。毎日朝起きて、ごはんを食べ、顔を洗い歯を磨き、掃除洗濯洗いもの、テレビを観たり、電話をかけたり、勉強したり。そして夜はぐっすり寝て……。一日のなかでやるべきことはたくさん。それを1年365日繰り返すわけです。

さわやかな春(最近は花粉症に悩まされている人も多いと思いますが)、じめじめした夏、じりじりの暑さに参る夏、少しずつ寒くなる秋、そしてひんやりと乾燥する冬。日本には四季があるため、季節によっても過ごし方、食べ物、服装などは大きく変わります。

そんな忙しい毎日のなか、生活に追われるように「ただ、暮らす」だけではなく、暮らしそのものを楽しみ、慈しむ提案をしたい、と大丸建設では考えています。

例えば春から夏に季節が移り変わる時に衣替えをするように、住まいでもカーテンを代える。年末には大掃除をして来るべき新年を清々しく迎える。住まいも風雨によって傷んだり、調子が悪くなることもある。

そんな時は、オイルを塗ったりサンドで削ったり、あるいは工務店を呼んで修理を頼むなどしてメンテナンスする。こうした住まいとの関わりを楽しむことで、暮らしはより豊かに、美しくなっていくはずです。

日々を「ただ、暮らす」のではなく、「暮らしの中心に愛情を」。そう、社長の安田は語ります。愛をかけられた住まいは、何十年経っても、もしかしたら百年以上、美しく、強く在り続けるのだと思います。

なんでも情報局

「葛粉」を台所に常備しておきましょう

お料理にとろみをつける、あるいはあんかけをする時に使う片栗粉。本来は葛粉を使っていました。

同じでんぷん質で、煮溶かしてから冷やすと固まる性質があります。葛粉の方が透明度が高くなめらかで、とろみが長く持続するという特性があります。

現在売られている片栗粉のほとんどは馬鈴薯のでんぷんをさらしてつくったものです。安価で手に入りやすいのが特徴です。葛粉は、葛の根っこからできています。葛根湯(かっこんとう)という漢方薬があるように、体を温め血行をよくする、整腸作用をもつなど、健康食品としても注目されています。葛湯やりんごの葛煮などは、風邪のときの特効薬です。

ただし、本物の葛でつくった「本葛粉」は希少価値が高く、片栗粉の数倍の値段がします。美味しく舌触りがよく、しかも体調不良の時に役立つ。「本葛粉」を台所に常備しておけばいざという時に役立ちますよ。

2010年03月

vol.36 (2010/3月)

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大丸建設のリフォーム「SUMEISTER(スマイスター)」

大丸建設のお客様の中には、親子代々で家を建て、あるいは私たちが建てさせていただいた家をていねいに直し、住み継いでくださる方があります。大丸建設では常々、「家は竣工後お引き渡しをしてからが、本当のおつきあいの始まり」と申しています。

家を建てるまでの約1年よりも、その後の何十年の方がずっと長い(当たり前ですが)。その間には窓の立て付けが悪くなったり、雨樋が詰まったり、経年変化で弱ってくる部分が出てきたりと、時に住まいが「具合悪く」なることがあります。

また、家を建てた時には小さかった子どもが巣立ち、夫婦二人の暮らしに戻る。あるいは二世帯同居をして大家族になるなど、家族構成やライフスタイルの変化で、家の間取りを変える必要が出てくることも。

そんな時、最もお力になれるのは、やはり、家を建てた我々工務店なのではないか、と自負しています。大丸建設は代々血縁に受け継がれ、この道何十年の職人たちとのネットワークを大切にしています。大工が若い頃建てた家を直す際、その時のことをつぶさに思い出すそうです。

その住まいのことを知り尽くした人が手を加えるのですから、的確なリフォームが可能です。もちろん、自然素材を用い、住む方の健康や環境に最善を尽くします。

時代が求める新しいリフォームの形は、実は温故知新の職人技が支えている……。住まいのマイスターが、今ある家への愛着、歴史ごと、大切に手を加えさせていただきます。

なんでも情報局

無垢材の家具・建具のお手入れ法

自然素材の家には無垢材の家具がぴったりです。無垢材のよさは、時とともに色や艶が変化し、美しさを増していくことです。そのためには適切な手入れが欠かせません。

といっても、特に難しいことはありません。含浸性のオイルを塗り、ウエスで拭き取るだけで済む場合がほとんどです。植物性で化学物質を使わない自然塗料をお探しの方は、お問い合わせください。

オイルだけではどうにもならない汚れや傷は、思い切って削ってしまうというのもありです。鉋をかければ美しい木目が香りとともに蘇ります。

とはいえ、一般の家庭には鉋はありません。ので、紙ヤスリを使うのがてっとり早いです。粗いやすりだと傷がついてしまうので、なるべく細かい目のものがよいでしょう。傷が落ちたらオイルでしっとりなめらかに保護しましょう。

2010年01月

vol.35 (2010/1月)

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明けましておめでとうございます。2010年、不変と変化の一年です

2010年が明けました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大丸建設ではこれまで「多摩に根ざして130年」というキャッチコピーを使ってきましたが、そろそろ「多摩に根ざして140年」でもいいのかな、という気がします。自然素材住宅に本腰を入れ、次代を担う息子たちが会社で中核を担うようになり、木工フェスタなどお客様とのコミュニケーションを楽しむなど、この10年で大きな変化がありました。

一方で、地域に根ざし、匠の技を伝え、お客様のホームドクターとして建てた家の面倒を一生かけてみる、会社を確実に存続させていく経営など、「不変」を追求した10年でもありました。

2010年は住宅のエコ化がますます加速すると考えられます。省エネ設備や建材、自然素材志向も高まってくるはずです。同時に、耐震性を高め、長く住める家づくりも主流になります。

「変わらない」という安心感と安定、そして時代の「変化」に対応しながら、新しいものは柔軟に取り入れて機動力を高めていく。このバランスを模索しながら、 お客様に支えられて今年も無事にお正月が迎えられました。
大丸では今年も時代の潮流を読みながらも、堅実に、誠実に、コツコツと仕事を積み重ねて参ります。

なんでも情報局

余ったお餅で手づくりおかきはいかが?


お正月に食べきれなかったお餅、ひび割れた鏡餅は、薄く切って自家製おかきにしてはいかがでしょうか。

4~5ミリ程度の薄さにお餅を切って、1週間ほど風通しのよい屋外で干します(洗濯ネットなどに入れて吊るして干すとよいでしょう)。ひび割れてきたら乾燥終了の目安です。

後は、油で低温からゆっくり揚げ、最後に高温にしてお好みの色にして仕上げます。 揚がったら塩こしょうなどをからめてできあがり。

カレー粉、青のり、砂糖じょうゆ、塩+はちみつ、練り梅、きなこ……。あなただけのオリジナルレシピを楽しんでください。

2009年11月

vol.34 (2009/11月)

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断熱についてわかりやすく説明します!

大丸建設で建てている家は、ほとんどが「充填断熱」です。外断熱が家の周囲をすっぽり断熱材で覆うのに対し、充填断熱は柱と柱の間に断熱材を埋め込みます。断熱材を使う量は圧倒的に外断熱の方が多く、それだけ、断熱性能も高いと言うことができます。

外断熱と充填断熱の違いについて、人の冬の装いを例にご説明します。厚手のセーターを着込み、ウールのタイツやレッグウォーマーなどで全身を温かくして、ナイロンの防寒ズボンをはき、ビニールのコートを着込む、まるでスキー場でのいでたちが外断熱です。確かに風を通さず、極寒でも温かく過ごせます。

その姿のまま電車に乗ることを想像してみてください。寒いところから急に温かいところに移動すると汗をかきませんか?そしてそのまま外に出たら体が冷えてしまいますね。家の場合は、壁の中で結露している状況がそれです。

そうならないように、機械を使って人工的に換気をするのが、外断熱です。 充填断熱は、ベストを着用し温かい靴下をはいて、ウールのジャケットを羽織って、街中を散歩するようなもの。外ではちょっと肌寒いけれど、室内ではほどよく温かい。汗をかいても上手に吸湿し、ちょっとくらいの雨であれば服の中までぬれることもありません。

充填断熱では、湿気を逃して防水する「透湿防水シート」を張ります。木は人と同じく、呼吸します。外気温や湿度によって、汗もかきます。外断熱は断熱性能で考えれば優秀ですが、大丸建設ではなるべく外の環境と調和するような断熱が望ましいと考え、充填断熱を行っているのです。

なんでも情報局

この冬は、干し野菜に挑戦してみよう!


冬が近づき、空気が乾燥してきました。根菜がおいしい季節でもあります。この冬は、干し野菜に挑戦してみませんか?

最も簡単なのは切り干し大根です。旬の大根がたくさん手に入った時は、一部を千切りにして2~3日、天日干しにしてみてください。カラカラに乾いて縮んで、あっという間に切り干し大根が出来上がります。

大根のしっぽの細くて辛い部分は輪切りにすれば、割干し大根。水で戻してお味噌汁にぴったりです。大根同様に、人参も干すのにおすすめです。

醤油、みりん、酒でつくった調味液に、自家製切り干し大根、切り干し人参、するめを一緒に漬け込めば、一晩で自家製ハリハリ漬けのできあがり。大根葉などの青菜なども干して使えます。

干し野菜は、太陽の光を浴びることで栄養価が高まり、保存食としても最適です。

2009年09月

vol.33 (2009/9月)

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長期優良住宅法が施行!先導的モデル事業に取り組んでいます

今年の6月、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律(通称:長期優良住宅法)が施行されました。長期優良住宅法では長く住み継げる家をつくることで、住宅の解体に伴うゴミを減らし環境負荷を低減すること、中古住宅をリノベーションなどで活用することで住宅取得に伴う消費者の負担を軽減する、そしてリフォームやメンテナンスなど住宅ストックの新しい市場を創り出すといった目的で、長寿命住宅の認定制度を設けています。

大丸建設が所属する「チルチンびと地域主義工務店の会」ではこの度、長期優良住宅の先導的モデル事業の認定を受けました。化学物質を極力使わない「チルチンびと仕様の家」をつくる場合、国から助成金がもらえます(2009年度着工分まで)。

また、先導的モデル事業でなくとも長期優良住宅の基準に合致した家づくりを行えば、税制優遇措置を受けられるなどのメリットがあります。

大丸建設はいち早く先導的モデル事業の住宅を着工し、今後随時見学会などを開催予定です。先導的モデル事業とはいえ、これは大丸建設が「当たり前にやってきた家づくり」。国の最新の建築動向にマッチしたのは、これまでの勉強と研鑽の積み重ねの成果と言えます。

これまで同様、私たちは長期優良住宅への対応を進めていきます。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

なんでも情報局

小豆カイロで温湿布 お腹や目にのっけてほっこりあったか

現代人は夏冬問わず、冷え症の人が多いものです。また、パソコンや携帯電話によって目の疲れに悩まされていませんか?

そんな方におすすめなのが、小豆カイロによる温湿布。誰にでも簡単につくれて、繰り返し使える優れモノです。

綿入りの分厚い生地でつくったミニ枕に小豆を入れて、レンジで約1分チンすれば、じんわりと蒸気が立ちこめ、ほかほか温かさが約15分持続します。蒸気温熱は体の深部まで温めるので、冷えた体が暖まり、目の疲れも内側からほぐれていくのです。目や肩、お腹などにのせて寝る前のリラックスタイムにぜひどうぞ。

体感温度は人によって差があること、温める時間が長すぎると小豆が焦げて火事の原因にもなるので、使用には気をつけてください。

2009年07月

vol.32 (2009/7月)

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子どもの五感を育む木工の魅力

すっかりお客さまの間で定番になった「大丸木工フェスタ」。去る5月6日には玄関スツールをつくりました。大勢のお客さまにお越しいただき、また、子どもたちは機関車風の木のおもちゃをつくり、楽しいひとときを過ごしました。

来たる8月23日(日)には、木工フェスタのアレンジ版として、小学生・中学生向けの「夏休み木工教室」を開催します。鋸、鉋、釘、やすりといった、基本的な大工道具の使い方を、職人から直接手ほどきを受けます。何をつくるかはお楽しみに!

大丸では、大人はもちろんですが、子どもにこそ積極的に木工体験をしてほしいと考えています。おもちゃを買うのは簡単ですが、自分でつくれば愛着もひとしお、大切に使うはずです。手を使うことで指先の動かしかたや力加減を工夫し、手指の発達にもつながります。

鋸や釘など、一見すると危険と隣り合わせの道具を使いこなすことで、自ら「危険」「安全」の判断ができるようになります。何よりも、無垢材にふれることで、本物の木の手触り、香り、色などを五感で感じることができるはずです。

当日は、大丸の誇る職人たち、大丸建設スタッフが懇切丁寧にサポートいたします。もちろん、小さなお子さん向けのおもちゃコーナーもご用意します。ぜひ、お友達をお誘いのうえ、ご参加ください。

●日時:2009年8月23日(日)10:00~12:30 ★要予約
●参加費:2000円(材料費含む)
●場所:大丸建設本社
●申込締切:8月19日(水)先着10組(小学生・小学生以下は保護者同伴)。

なんでも情報局

夏の元気に!手づくりジンジャーエールはいかが?

地球温暖化の影響でしょうか、年々暑くなる夏を乗り切るために、今年はジンジャーエールを手づくりしてみませんか?市販品は砂糖がたっぷりで体のためにはあまりおすすめしません。しかし、手づくりすれば生姜のエキスがたっぷりで、体の底から元気が沸いてくるはずです。夏バテにもいいですよ。

つくりかたは簡単。材料をびんに詰めて一週間程度寝かすだけです。できあがったエキスを炭酸水で割って飲みます。トウガラシを入れるとスパイシーになるので、小さい子ども向けにはスパイスは控えめにしましょう。

<材料>

  1. 新生姜(薄切り)200g
  2. はちみつ 300g
  3. レモン汁 1個分

好みでクローブ、シナモンスティック、カルダモン、赤トウガラシなど。