2004年09月

vol.03

トップニュース

くりこま森林教室に行ってきました!

大丸建設で主に使用している木材の産地・宮城県くりこま山麓。7月18~19日に、3組のお客さまとともに、「くりこま森林教室」に行ってきました。

現在、日本で使われている木材の80%は外国材の輸入に頼っています。戦後の拡大造林期に大量に植林し、伐期になった(杉は40~50年生で住宅用資材として使える)木材があるのにもかかわらず、です。

また、外国産材の多くは防腐・防虫処理を行い、その薬剤が原因でシックハウスになる人も増えているのが現状です。

今回、私たちが訪ねたくりこま杉協同組合では、国産材を取り扱い、いっさい化学薬剤での処理をしない「燻煙乾燥」という技術を駆使しています。工場では、運ばれたばかりの原木の大きさに驚き、燻煙乾燥の窯から出てくる木酢液の匂いをかぎ、端材を接着剤で張り合わせてつくる集成材の作成工程を見、五感をフル活用して木材がどのように加工されているのかを理解しました。

夜は、くりこま山麓の温泉地に。二手に分かれましたが、この地域の古くからの名湯「佐藤旅館」と、電気が通っていない宿「ランプの宿」に宿泊。「ランプの宿」では川の中にある露天風呂に浸かり、お酒を飲みながら「稲城の昔話」「少年時代の話」に花が咲きました。

翌日は、森林教室のハイライト・伐採現場の見学です。ベテランの伐倒部隊(木こり)が木の倒れる方向を決め、チェーンソーで大木を切り倒していく様は迫力満点! ドーンという大きな音とともに木が倒れた瞬間には、思わず拍手をする人も。切り倒したばかりの切り株からじんわりと水が出ていましたが、これは、木がまだ水を吸い上げていたという証。

「命あるものだから、大切に使いたい」とは、あるお客さまの言葉です。 木材と産地、そして住宅のつながりがはっきりと見え、それをお客さまと共有できた貴重な体験でした。

なんでも情報局

シロアリの被害から住まいを守るために

床下や壁の中に潜む、小さな侵略者・シロアリ。シロアリは「サイレント・キラー」と呼ばれ、知らずのうちに住宅を支える大切な柱や土台を食害し、建物の強度を弱めてしまいます。一般に、シロアリ被害から木材を守るために薬剤を散布する防蟻処理が行われていますが、むしろ薬剤による健康被害の方が心配、という声も後を絶ちません。

日本で代表的なシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種です。世界でもっともどう猛なイエシロアリは関東以西に生息し、東京は比較的穏和な性格の?ヤマトシロアリの牙城です。

薬剤を使わない場合は、目視による定期点検を行うことで対処するほかありません。そのため、床下は人がもぐれるくらいの高さを確保することが必要です。

また、シロアリがもっとも苦手とするのが「光と風」。基礎パッキンや床下換気口で通風を確保し、土台には耐蟻性に富む檜、ヒバ材を使いましょう。

シロアリが発生した場合は、ある程度の薬剤処理に頼らざるを得ないのが現状ですが、最近ではシロアリ忌避効果のある月桃やヒバの精油成分、木酢液を主原料にした薬剤もあります。また、補助的に吸湿効果のある木炭を使うのもよいでしょう。

2004年07月

vol.02

トップニュース

在来工法へのこだわり

昔ながらの家づくりは、大きな木を金物を使わずに組み立てながらつくっていった伝統構法が中心でした。大丸建設の家は、伝統工法の技術を現代に合理化した在来工法で建てられています。決まったモジュールを組み合わせるやり方ではなく、一つひとつが大工の手仕事です。だから、完全に自由な設計が可能です(構造的に大切なことは譲れませんが)。

日本は世界でも有数の地震国で、その中でも東京は地震の多い地域。一見、木造は地震に弱いと思われがちですが、鉄骨やRCに比べてやわらかい木造の住宅は、家全体が地震に対してねばり強く耐えるという特性があります。

良い材でしっかりと家をつくれば、地震や台風にだって十分安心して住むことができます。

オール国産材へのこだわり

大丸建設では、新築に使う木材はすべて国産材。紀州や宮城など、産地や生産者の顔がわかる木材を使っています。そもそも日本の家づくりとは、その土地の材料(木や土)で、その土地の大工がその地で培われた技術で建てるものでした。東京にだって木材はないわけではありません。

東京は、昔からこの地に根ざす江戸っ子もいれば、全国からいろんな人が集まっている土地です。ご自分の故郷の木で家を建ててみたい…、そんな時はぜひご相談ください。

大丸建設には全国の山地の情報があります。心身ともに心地よい家をつくるために、木材を中心にした自然素材にこだわり、これからも勉強を続けていきます。

なんでも情報局

蒸し暑い日が続いていますね。ついついエアコンのスイッチを押しがちなこの季節、家の中に心地よい風を通す工夫で省エネ&節約にチャレンジしてみませんか。

そもそも日本の住宅は、軒をしっかり出して日射を遮り、家の中に風の通り道がつくられていました。温故知新、昔の家のよさを見直してみましょう。

・風を入れるだけでなく、風の抜け道をつくる。

窓を開ける場合は、少しでも反対側のドアや戸を開けて風を通すようにしましょう。出口がなければ風は部屋の中を通り抜けません。また、風は気圧の差を利用するとより抜けやすくなります。風の入り口は大きく開け、出口はそれより小さく開けるとより大きな風が通ります。

・風と光は通すけれど目線を遮る、簾を活用する。
・窓の外にたくさんの緑を取り入れる。

見た目の涼感のみならず、まいた水が蒸発した気化熱が外の熱を下げ、涼しい風が家に入ってきます。夏場、玄関先に打ち水をするのもそのためです。

2004年05月

vol.01

トップニュース

ごあいさつ

私たち大丸建設は、天才宮大工だった初代が建設業に携わって以来130年、この地域に根を下ろしてきた工務店です。匠の技を受け継ぎ、木のぬくもり、安らぎ、そして生命力を、建築をとおして皆さまに提案してきました。

時とともに家族構成やライフスタイルは変化します。私たちは皆さまの住まいづくりをお手伝いさせていただく以上、お子さまやお孫さまの代まで長く住み継いでいただけるような、サスティナブル(持続可能)な住まいをつくりたいと考えています。

住まいのハウスドクター

皆さん、かかりつけのお医者さんをお持ちでしょうか?自分の地域に頼れるお医者さんがいて、いつでも身体のことを相談できたら、万が一病気をしても安心ですよね。住まいも人間と同じように、長い間には具合が悪くなる時があります。雨漏りする、鍵が壊れた、雨樋が詰まってしまった…。

でも、どのように対処すればいいの? そんな時、「住まいの主治医」にご連絡を。工務店の仕事には、いわば職人のコーディネーターのような役割もあります。畳、建具、外構、水廻り…、あらゆる情報に精通するよう日々勉強しています。ちょっと調子が悪い時、 どこに相談したらわからない時、いつでも大丸にお電話ください。皆さまの「住まいの主治医」として、すぐに駆けつけて的確に対応します。

なんでも情報局

梅雨時のカビ対策・虎の巻!

じめじめ雨続き、憂鬱な梅雨が始まります。湿度は高いし、髪の毛もまとまらず、洗濯物は乾かないし…。

何より、やっかいなカビが生える時期でもあります。住まいに生えるカビは建物の美観を損なうだけでなく、時にはアレルギーの原因になるなど、決して歓迎されるものではありません。

カビを防ぐためにはまず、家を清潔に保つことが大切です。カビは水分と汚れを栄養とし、 胞子をまき散らすことによって増殖します。

住まいの要注意箇所はお風呂と台所。お風呂のあとは、必ずシャワーで石けんかすを流して換気をしてから出るようにしましょう。できればバスタオルなどで水滴を拭き取るのがベストです。台所も、シンク周りやテーブルに汚れを残さないようにしましょう。

また、雨で洗濯物を外に干せないからと言って、室内に干すのは厳禁です。洗濯物1キロにつき約300グラムの水分が放出され、その分室内の湿度があがってしまいます。壁や畳にカビが生えると大がかりな修繕が必要になります。どうしても仕方ない場合は、浴室で換気扇を回して洗濯物を干すようにしましょう。