2019年05月

vol.91 (2019/5月)

トップニュース

地域主義建築家連合(URA)とコラボします

東京の気候風土や社会環境を生かした美しい設計、無垢材や自然素材に新しい命を吹き込む匠の技を次世代に伝えていきたい。東京多摩地区で明治初期より150年の歴史をつなぐ大丸建設と、雑誌「チルチンびと」が提唱するURA(地域主義建築家連合)で首都圏を拠点に活動する建築家がコラボして、東京都ユーザ拡大展開を行います。

URAは2017年4月に結成され、現在は9名の建築家が在籍しています。私たち大丸建設は2003年より「地域主義工務店の会」の設立に携わり、以降15年以上地域の気候風土に根ざした本物の自然素材の家づくりに取り組んできました。その思想を共にする建築家との仕事は、我々地域主義工務店にとって必要不可欠なものです。

首都圏は特に敷地の制約が多く、その中で住まい手が自分らしいライフスタイルを送るには、卓越したデザインと周辺環境を読み解く建築家の腕が欠かせません。建築家ディティールにまで込められた設計思想を読み解きそれを形にする当社が手を携え、双方の力を広く伝える広報を展開していきます。

なんでも情報局

雨の日は「いい傘」で気分を上げよう!

梅雨が近づいてきました。雨が降ると足下はもたつくし濡れるし、外出が億劫になりがちですよね。でも「いい傘」を持てば少しは気分が上がって雨の日の外出を楽しめるのではないでしょうか。
 

今はビニール傘が主流で100円あれば傘が買える時代。だけど使い捨てのように粗雑に扱われる傘は景観や環境の面からも残念ですよね。
最近「いい傘」も人気です。骨が多く強度の高いもの、安定した形状が美しいもの、布の光沢感や質感が良いもの、柄がおしゃれなもの、撥水性が高く機能的に優れたものなど・・・。
ぜひお気に入りの「いい傘」を見つけて、雨の日もさっそうと外を楽しみませんか。

 

 

2019年03月

vol.90 (2019/3月)

トップニュース

ふらっと立ち寄れる工務店

昨年大丸建設は「だいまるけんせつオープンカフェ」をスタートさせました。同社の本社1階を解放し、お茶を飲みながらくつろげるような雰囲気作りをし、予約不要で誰でもふらりと立ち寄れるようにしています。 

木工を楽しんだり、建築やリフォームの相談をしたり。会社の外にある掲示板にイベント内容を張り出す程度の告知ですが、ご近所の方、通りがかりの方、くらすクラスさんのイベントで出会った方などがふらっと立ち寄って下さるようになりました。

「ちょっと気になっていましたが入るきっかけがなくて」
「数年先になるけれど、リフォームを考えていて」
「家の中で困っていることがあるけれど誰に相談したらいいのかわからなくて」
などお茶を飲みながらちょっとした相談事を聞くことも。中には小学生のリピーターさんがお友達を連れてきて、木工を楽しんでくれて嬉しく思います。 

当社が地域に開かれた場として少しずつ認知されるようになってきて本当に良かったなぁと思います。日常でも「ふらっと立ち寄れる工務店」を目指していきます。 

なんでも情報局

「おいしいミニ炊き出し」知ってる?


昨年春、川崎市の有志たちによる料理本「おいしいミニ炊き出し レシピブック」が発売されました。2016年に起こった熊本地震の際に、川崎市から支援物資を送ったことから交流が始まり、いざ首都圏で災害が起こる時に「食」を通じた助け合いをどうしていくかという観点で本の製作が始まりました。

大きな鍋で汁物などが配給されるイメージの「炊き出し」ですが、家庭にあるものでご近所さんとお裾分けし合うことを想定して「ミニ炊き出し」。
友人とのご飯会、バーベキューやキャンプ、地域の集まりなどで「ミニ炊き出し」することで、いざと言う時に助け合える人間関係を作りましょう。 

 

2019年01月

vol.89 (2019/1月)

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謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は日本にとって大きな節目となります。平成が終わり5月には新天皇の下、新しい元号が始まります。9月には日本でラグビーW杯が行われ、秋には消費税が10%に増税と、社会状況が大きく変化していきます。2020年に控えた東京オリンピック・パラリンピックへの盛り上がりもいっそう高まっていくことでしょう。

一方で住宅業界には厳しい予測が続きます。野村総合研究所が毎年発表している「NRI未来年表」によると、新築住宅の着工頭数は2020年には77万戸になると予測されています(2017年度は95万戸)。

大工の数も2015年には35万人だったのが2020年には30万人に減少すると予測されており、一方で空き家率は上昇し、住宅業界は大きな変化にさらされそうです。 

そんな状況の中でも、当社の強みは技術力が高く、若く活力のある大工さんを確保できていることです。明治初期より受け継いできた匠の技を平成が終わる世まで6代に渡り伝えていけることは私たちの誇りです。

これからも大工さんが存分に力を発揮でき、お客様に喜んでいただける現場を作れるよう私たちの持つ力をしっかり発信していきます。今年も大丸建設をご愛顧のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 
平成31年 元旦

なんでも情報局

4月の隠れた主役!「ぽち袋」

お正月の最大の楽しみといえば、子供たちにとっては「お年玉」ではないでしょうか。効果や紙幣を入れる小さな紙袋を「ぽち袋」といいます。この「ぽち」は「これっぽっち」「少々ですが」という謙遜の意味から生まれた言葉だと言われています。 

もともとは都で舞妓さんや芸妓さんなどに渡す心付け、ご祝儀から発祥しているそうです。立派な水引のついた「のし袋」に入れるほどでは無い、小額で気軽に渡すのが本来の姿だそうです。 

90年代のバブルの頃に、お年玉の高額化が社会現象になりました。子供に渡すお年玉をそもそもの「心づかい」に戻そうという流れから「ぽち袋」が流行したものと考えられます。 

 

  

2018年11月

vol.88 (2018/11月)

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地名と地盤の関係

この20年ほどで、自治体の再編等で行政区や地名が変わってきました。少子高齢化や人口減少により、町村合併で町名がなくなるところも。
○○ヶ丘や□□台など、新しい町名で開発されている地域もあります。

しかし、耐震や防災の専門家からすると、安易な町名の変更はその土地の歴史や風土・地盤の情報を失うことになりかねないと危惧されています。例えば「天沼」「押久保」など沼や窪、川などを連想させる地名は一般的に地盤が弱いとされ、地盤補強が繰り返されてきた名残が見られます。

地名が変わることにより地盤の情報が引き継がれることなく新しい住宅地がどんどん建つことに懸念があります。私たちはどのようにお客様の安全を考えるべきでしょうか。

最近ではスマートフォンをかざすだけでその土地の強さを表示できるアプリもあります。家を建てる前に情報を集めれば、地盤改良や杭での強化などの対策もできます。私たちは歴史から最新アプリまで駆使して安心・安全な住まいを提供します。

なんでも情報局

冬におすすめアロマブレンド

寒くて乾燥しがちな冬は、体調を整えるためにアロマオイルのブレンドを楽しんでみてはいかがでしょうか。最近ではエッセンシャルオイルを希釈し、ラタンのスティックをさして香りを拡散するアロマディフューザーも人気です。 

柑橘系:マンダリンやベルガモットなど作用が穏やかで清涼感があり、リラックスや気分を高めるのに効果があります。

フランキンセンス:別名「乳香」と呼ばれます。乾燥した砂漠地帯にある樹脂からとれる精油で、キリスト誕生寺に賢者から送られたものの1つとされます。森の空気を思わせる深い安らぎのある香りです。 

ユーカリ:抗ウィルス作用を多く含むユーカリは、すっきりと清涼感ある芳香が特徴です。風邪やインフルエンザの予防にも役に立つとされています。 

お風呂にお好みの香りを混ぜて芳香浴をしたり、スプレーとして持ち歩いてマスクにかけるなど、多様な使い方があるので、お気に入りの方法で試してみてくださいね。 

  

    

2018年09月

vol.87 (2018/9月)

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SDGs(持続可能な開発目標)をご存知ですか?

ここ数年、TVや新聞などで「SDGs」という言葉を見かけるようになりました。Sustainable Development Goalsの略で、国連が定め世界150カ国以上が採択した「持続可能な開発目標」となります。

SDGsは大きな17の目標と169の個別のターゲットからなります。SDGsの17の目標のうち、当社に関係の深いものを5つご紹介します。

7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
太陽光発電など再生可能なエネルギーを使うことで住宅でのCO2排出量を削減できます。

8 働きがいも、経済成長も
日本の森林資源を持続可能な形で維持し、匠の技を伝える工務店の存続・発展は日本の伝統的な木造建築文化を未来に伝えます。

11 住み続けられるまちづくりを
良い住まいは良い街並みを形成します。

12 つくる責任、つかう責任
製造、使用、廃棄時までを考えた現在を使い、住まい手のエコロジカルなライフスタイルを応援します。

13 気候変動に具体的な対策を
国産の森林資源を適切に維持管理しながら使い、建築後も省エネなパッシブデザインの住まいで、住宅全体のCO2を減らします。

SDGsを知ることで世界や日本で起こる課題を身近なこととして捉えることができるようになります。 

なんでも情報局

「手ぬぐい」の活用法

手ぬぐいは晒しの木綿生地を活用したシンプルな一枚布で、型染めやシルクスクリーンなどで様々な色柄を楽しむことのできる日本独自のものです。生地が薄くて濡れても乾きやすいので、この夏重宝した方も多いのではないでしょうか。
 

一般的にはハンカチ代わりに汗をぬぐったりお風呂上がりに使われますが、用途は多彩で、例えばキッチンクロスとして食器を拭いたり、ランチョンマット代わりに食卓を彩ったり、おしぼりとしても使えます。 

包み方も工夫次第で、ペットボトルのホルダーやティッシュボックスのカバー、ワインやお酒のボトルを包んだり、贈り物のラッピングとしても喜ばれますよ。

  

2018年07月

vol.86 (2018/7月)

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大丸建設のある「多摩地域」について

東京都は言わずと知れた日本の首都です。東京都総務局の推計によると、平成29年12月1日現在の人口は13,756,063人。そのうち920万人以上、東京の人口の約70%が東京都23区に住んでいます。 

東京都23区以外を「多摩地域」といいます。多摩地域には26市+3町3村があり、当社がある稲城市も多摩地域に含まれます。2015年の国勢調査によると、多摩地域の人口は約422万人。人口のピークの2020年には423万人と推計されその後は緩やかに減少が続きます。2030年には人口が392万人となります。今後の人口減少は避けられない中で、魅力ある地域づくりをすることで地域活性化を図っていく事が大切です。 

当社では昨年から稲城市のNPO法人「くらすクラス」さんと一緒に、JR南武線稲城長沼駅高架下「くらす広場」での木工イベント等を行っています。少しずつ地元稲城との地域活動を展開できるようになってきました。今後少子高齢化がますます進行し、空き家率も高まってきます。町ぐるみでどのような地域を作っていくのか、行政、民間、市民、そして大学などが手を取り合いながら考えていく必要がますます高まるのではないでしょうか。

なんでも情報局

昔は冷房に使われていた「氷」

今年の関東地方の梅雨明けは、観測史上初の6月で、一気に猛暑がやってきました。もはや冷房なしでは夏を乗り切るのは難しいほど日本は暑くなってしまいましたが、今でも時々冷房に頼らない工夫をしている人もいるそうです。

 
時代劇などで大きな角氷をお盆に乗せて室内に置き、浴衣姿の女性がうちわで仰いでいるシーンを見た事はありませんか。昔は冬場にできた天然の氷を「氷室」と呼ばれる地中の室(むろ)の中に入れて貯蔵しておき、夏に氷職人と呼ばれる人が氷を切り出して、高貴な位の人のところに運んでいたそうです。氷柱は将軍家や遊郭など特殊なケースで冷房に使われていたり、庶民にはかき氷のような形で振る舞われていたそうです。