2012年05月

vol.49 (2012/5月)

トップニュース

大丸だからできるエコリフォーム

大丸建設では、国産の無垢材と自然素材を使った新築住宅の建設と、エコリフォームを承っています。リフォームは手を加える程度や金額によって様々です。

  • 建物の構造を残して内装も間取りも新築に近い状態までかえるフルリフォーム
  • 床を無垢材のフローリングに張り替えたり、壁のビニルクロスに漆喰を塗るなどの内装リフォーム
  • 窓をペアガラスに変更する、給湯器などを高効率に設備更新するリフォーム
  • お風呂やトイレなどの水廻りリフォーム
  • 蛇口やカーテンレールの付け替えなど軽微な営繕

ご要望や規模の大小に関わらず、どんなことでも気軽にご相談ください。

最近、エコに関心の高いお客様から、太陽光発電システムの新規搭載や、エコキュートなどの高効率給湯器のへの設備更新、開口部の断熱性能を高めるための窓リフォームなどのご相談を受けることが増えています。地球温暖化対策のため、国も補助制度などを設けて応援しているエコリフォーム、大丸建設の場合はさらに、自然素材の持つ天然の吸放湿性を生かした素材の組み合わせや、太陽の恵み、風の流れを生かす開口部のプランニング、化学物質に対する配慮など、「家そのものをエコにする」リフォームが可能です。

自然に即した住まいを、自然素材でつくる大丸建設のエコリフォーム、HPでもご紹介しています。ぜひご覧下さい。

なんでも情報局

地域発・新聞紙エコバッグ

箱をつくってみかんの皮やゴミを入れたり、八百屋さんで野菜をくるんだり……何かと便利な新聞紙。いま、新聞紙を用いたエコバッグが世界的に注目されています。四国の四万十川流域の町おこしとして、九州の環境首都・水俣で、各地で広がりを見せ、「名産品」にまでなっている地域もあるとか。

地方新聞の地域特性豊かな記事や、地方の美しい写真、時には英字新聞などを使い、折り紙方式で折られるエコバッグは、強度も十分でデザイン性も高くできています。持ち手まで新聞紙!企業のカッコいい広告や、新聞の写真投稿欄など、見せる部分を工夫すれば、とてもオシャレでオリジナリティあふれるエコバッグがつくれます。

インターネットなどでも作り方が公開されているので、ご興味のある方は「新聞紙 エコバッグ」などと検索してみてくださいね。

2012年03月

vol.48 (2012/3月)

トップニュース

東日本大震災から1年。ライフスタイルを見直そう。

2011年3月11日14時46分。私たち日本人にとって忘れられない時が刻まれました。

東北地方の美しい漁村、沿岸の風景は、一瞬にして大津波に飲み込まれました。テレビで時々刻々と報道される福島第一原発の危機的状況と、爆発の映像は、私たちに衝撃を与えました。あとに残った瓦礫の山の風景。放射能汚染への不安や失望。家族や近隣の大切な方を亡くした人々の悲しみ……

そんな中でも、人々を思いやり、助け合いながら生きる日本人の強さや美しさ、希望を失わずに故郷を再生しようと強い意志で立ち向かう人々や、被災地支援の輪、「絆」という言葉を再認識しました。震災から一年。私たちは震災を忘れず、風化させず、そこから何を築いてゆくのでしょうか。

あまりにも便利で豊かになりすぎた私たちのライフスタイル。いま一度見つめ直すと、私たちの生活に本当に大切なのは、高価な設備や家具よりも、家族が安心して過ごせるきれいな空気と、家族の絆が感じられるような安らぎの空間なのかもしれません。

大丸建設の基本は、多分、これまでもこれからも変わりません。日本の気を使い、日本の自然素材を使い、日本の住宅で伝統的に培いつないできた技を用い、地域の大工や職人さんたちと手を携え、地域に暮らすお客様たちの生活を支え続けていくこと。効率や利益ばかりを追求せずに、地道に着実に、そして誠心誠意で、お客様の命と宝をお守りできる、堅牢で安全な家をつくることが、私たちの使命です。

私たち日本人の、新しい節目、3月11日。この日に、誠のある家づくりをもう一度誓います。

2012年3月 大丸建設

なんでも情報局

大ブーム!塩麹をつくってみませんか?

最近、テレビや雑誌で大流行している塩麹。塩と米麹と水を混ぜて約1週間発酵させた調味料で、家庭で簡単につくれることから、主婦層に大人気です。スーパーなどで市販品も出ていますね。

大根や葉物を塩麹で和えるだけで簡単な漬物ができたり、根菜の煮物をつくる時に加えるだけでふっくらやわらかく煮上がり、醤油や油と混ぜてドレッシングや万能ダレをつくるなど、用途も様々。ご家庭の冷蔵庫に準備しておきたいですね。

市販品もお手軽ですが、できれば麹から手づくりするほうが、量もたくさんつくれてお得です。麹はインターネットでも入手可能で、甘酒もつくれるので、ぜに手に入れてみてくださいね。麹200g、塩60g、水300ccを混ぜて一週間寝かせるだけ。ぜひお試しを!

2012年01月

vol.47 (2012/1月)

トップニュース

2012年、謹賀新年 希望の一年を迎えるにあたって

皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は日本全体が喪に服するような、とても大きな一年でした。東日本大震災と大津波、そして原発事故。東京も大いに揺れ、計画停電や節電、放射能汚染に不安な思いを抱いた方もいらっしゃると思います。

また、被災地で苦難な生活を送られている方に心からお見舞いを申し上げます。私たち一人ひとりが、生き方や暮らしを見直す転換期が、昨年だったと言えます。

今年は、少しでも明るい年にしたい。前を向いて、一歩一歩、歩を進めていけるよう、私たち大丸建設も誠心誠意、住まいづくりに励んで参ります。

大丸建設が年始にお話しすること、毎年変わりません。古く新しい家づくり。140年前に天才宮大工と謳われた初代が始めた木造建築。日本に古くから伝わる伝統構法を受け継ぎ、日本の気候風土で育った紀州産の杉檜を用いた住まいづくりを、これからも脈々と続けて参ります。

そして、「住まいは建ててからが本当のおつきあいの始まり」……。お客様の住まいの御用聞きとして、いつ何時でも、お世話をさせていただきます。いまだからこそ、地道に、着実に生きることの大切さを感じています。今年も「多摩に根ざして140年」の大丸建設を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2012年元旦 大丸建設 安田昭

なんでも情報局

日本の暦を生活に取り入れよう

ここ数年、和の暦、陰暦、農事暦、月の暦などがブームです。私たちはいま、太陽暦をもとにカレンダーで生活していますが、日本の暦は月の満ち欠けを基準に暦を組み立てていました。

太陽の位置によって1年を24にわける二十四節気は、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒と、季節の移り変わりを知るよい指標になります。

また、二十四節気に三候を加えた七十二候は、例えばいまの季節でしたら「雪わたりて麦のびる」「芹すなわち栄う」など、季節感あふれる美しい言葉を奏でます。和の暦を知り、日々の生活を慈しむこと、今年は始めてみませんか?

2011年11月

vol.46 (2011/11月)

トップニュース

「暖をとる」って?温故知新の暖房術

この夏は全国的に電力不足が心配され、「冷房の設定温度を高めに」「こまめに電気のオンオフを」など、全国的な節電キャンペーンが展開されました。

一年のうちのピーク電力は真夏の最も暑い時期、午後の数時間なので、冷房のエネルギー消費量がとても大きいように感じられますが、実は家庭で使うエネルギーのうち、冷房が占める割合はわずか2%に過ぎません。給湯が約28%、暖房が約27%で、厨房のエネルギーが約6%、その他照明や動力などで37%と、暖房と給湯の占める割合がとても高いのです。

いまではエアコンやオイルヒーターなど、電気を使った暖房が主流ですが、大丸建設のお客様では昔ながらの石油ストーブや薪ストーブなど、「直火」の温かさを好む方が多くいらっしゃいます。薪ストーブやペレットストーブは、ストーブの上にやかんをかけておけばお湯がわき、スープなどの煮込み料理もできる一石二鳥。

また「輻射熱」といって、人のカラダを直接温める暖房なので、カラダが芯から温まります。何より火が見えてほっとするなど、心理的な効果もあるようです。省エネとともに見直されているのは、重ね着や頭寒足熱で足下を温める、湯たんぽなど、昔ながらの知恵を用い、暖房と併用する一工夫。

鍋料理などをしてみんなで一つの食卓を囲むのもいいですね。現代生活では、暖房や調理で直接火を使うことが減ってきましたが、たき火や囲炉裏など、昔ながらの【暖をとる】行為、その温もりがいまこそ求められているのかもしれません。

なんでも情報局

乾燥は風邪の大敵!大根飴とかりんのはちみつ漬けで喉をケア

寒くなってくると急に空気が乾燥して、喉がイガイガしたり咳き込んだり、喉から風邪が始まる人も多いですね。イヤな予感がするその前に、昔から伝わる「大根飴」と「かりんのはちみつ漬け」で喉をケアしませんか?

大根飴は、1cm角くらいに切った大根を瓶に入れ、ヒタヒタになるまではちみつを注ぎ、一晩浸け置くだけ。大根に含まれる酵素に喉の炎症を抑える作用があるため、喉が痛くなった時にスプーン一杯なめます。

かりんはゴツゴツしていて固く、そのままでは食べられませんが、薄くスライスしてたっぷりのはちみつに漬け込み2ヶ月くらい置いておきます。色が黄色くなり甘い香りがしたらできあがり。晩秋に漬け込めば冬本番に大活躍。喉の痛みや風邪予防の万能選手です。

いずれも材料さえ手に入ればカンタンにつくれるものばかり。ぜひ試してみてくださいね。

2011年09月

vol.45 (2011/9月)

トップニュース

これからは家庭でエネルギーを創る時代!

東日本大震災直後の停電や電力不足、そして今夏の節電要請など、今ほどエネルギーの大切さが身に迫っている時代もないのではないでしょうか。

大丸建設ではこれまで国産材と自然素材をつかった伝統的な日本の家づくりを行ってきましたが、近い将来、 自然素材の先、自然エネルギーを自前で得られるような家づくりも念頭に置いた住まいづくりを手がけていきたいと考えています。

家庭でエネルギーをつくるには、太陽光発電システムが最も身近です。国や東京都などの補助もあり、ここ2、3年で一気に普及が進みました。効率や性能も少しずつ上がり、また、太陽光発電固定価格買取制度の導入もあって、自家発電して家庭で使った余剰電力は電力会社が一定の価格で買い取ってくれるため、行政の補助金と合わせれば、10年ほどでイニシャルコストが回収できる見込みです。

太陽熱温水器は比較的古くからある技術ですが、発電こそしないものの、給湯のエネルギーをとても効率よく賄うことができるため、最近また注目を集め始めました。東京都では、今年度より太陽熱利用の促進に重点的に力を入れています。

自分の家でエネルギーを創る「創エネ」に、省エネを強化することで、家庭でのエネルギーの自給自足も夢ではなくなるはずです。大丸では今後、エネルギーの創り方、使い方、減らし方に関する提案もしていけるよう、勉強を強化していきます。

なんでも情報局

秋は乾燥を防ぎ、カラダの中からうるおいを

まだまだ残暑が続く今日この頃ですが、もうそろそろ、一年の中で最も過ごしやすい秋がやってきます。晴天が多く空が澄み、花粉も飛ばず、洗濯物が乾きやすい秋。

実は冬に向けて乾燥が始まってきます。乾燥は、お肌のかさつきや、風邪、体調不良の原因になると考えられます。本格的な冬が到来する前に、カラダの中に潤いを与える食材を積極的に食べて、風邪を引きにくいカラダに整えていきましょう。

例えば、黒豆と里芋は肺にうるおいを与える食材と考えられています。里芋と黒豆の炊き込みご飯はいかがでしょうか。

また、梨ときくらげは、うるおい素材の代表格とも言える食材。梨と白キクラゲのコンポートなど、中医学のエッセンスを融合した最高のデザートです。ぜひお試しあれ。

2011年07月

vol.44 (2011/7月)

トップニュース

震災で変わった暮らし方

3月11日に起こった東日本大震災から早3ヶ月が過ぎました。これまでの便利で豊かだと思っていた暮らしが、一変しました。エネルギーが無限であること、そしていかに大切なものであるかを痛感した方も多いと思います。

地震の被害が比較的少なくて済んだ東京でも、放射能の脅威を感じながら暮らす日々です。震災以降、住まいの本質とは何かを大丸建設でも考え続けてきました。

東京でも高い放射能が観測された3月中旬は、自宅待機をする方も多かったようですが、その時閉じこもる家が化学物質で充満していたら居心地は決してよくはありません。無垢材や自然素材で囲まれた空間で少しでも安心して過ごすことができれば……と思います。モノが整然と整理されていれば緊急時でも清々しく、心を律することができます。

また、この夏は電力不足が予想されるため節電努力をしなければなりませんが、家族が個室に閉じこもりバラバラに過ごしてしまうと、それだけ使う電気の量も増えてしまいます。夕食時など家族団らんの時間は、なるべく家族が一つところに集まり、テレビを観ず、語らいながら過ごしてみるのも一興です。

調理の時に電子レンジや炊飯器を使わず、土鍋でごはんを炊いたり、火で調理するのも省エネに役立ちます。何よりとても美味しいです。掃除機を使わずにほうきで床掃除をしたり、雑巾掛けで床をぴかぴかに磨くのもいいかもしれません。

省エネを不便と感じるのか、生活の工夫を楽しいと感じるのか。暮らしの価値観自体にも変化が求められそうです。

なんでも情報局

何があっても数日は大丈夫!我が家でサバイバルするために

震災直後の暮らしで慌てないために、スーパーに買い占めに走らなくても済むように、防災時に役立つサバイバル裏技を紹介します。

  • 水……(通常の飲食には1人につき3リットル必要。家族の人数分×3日分くらいを備蓄。常に浴槽に水をためておく週間を)
  • 大災害時、停電は最大1週間、断水は約1ヶ月、ガス開通までに約3ヶ月は覚悟を。
  • 小さな鍋、カセットコンロ、ガスボンベ(少なくとも3本以上)は必須。
  • ポリ袋と新聞紙は最強のサバイバルグッズ……(ポリ袋に新聞紙を丸めて入れてトイレ代わりにするなど。工作にガムテープ、段ボールも必須)
  • 食器を洗えない時にラップで覆って使い回すと便利。
  • いざという時は古布を使い捨てる(おむつ、生理用品など)。