新築工事@町田市 レポート Vol.16  ~~ついに完成~~

『日々の暮らしを愛でる家』ついに完成いたしました!

 

外構工事などはまだこれからですが、お客様への引き渡しも無事に終わりました。

施工ブログの最後は、写真をたくさんお見せしたいと思います。

 

まずは、外観から。 雨戸まで杉で出来ています。

 

 

リビングは、床も天井も杉。

 

工事途中をご紹介した階段は、このような仕上がりになりました。

階段を降りたスペースにはベンチが。

 

思わず触りたくなる漆喰壁を見ながら階段を上ると、

 

手すりもやっぱり木です。

 

二階の天井も杉です。

 

 

こちらの部屋は立派な梁が見えています。

下の階の空気を感じながら過ごせます。

 

洗面所は、白いシンクが無垢の木と調和していますね。タオル掛けも素敵です。

 

そして、キッチン!

ステンレス製のキッチン。木の柔らかい雰囲気の中で、ピリッとスパイスになるシルバーが映えますね。

上の窓から降り注ぐ明かりの下でのお料理、楽しくなりそうです。

 

杉がふんだんに使われた『日々の暮らしを愛でる家』いかがでしたでしょうか。

設計・監理のことこと設計室さんによるこだわり抜かれたプランと、大丸建設の木を知り尽くした大工の力を生かした施工。こちらの物件を施工することができて、社員一同大変光栄に思っています。

これからのお客様の暮らしが快適で豊かなものであることを願うとともに、末永くお付き合いさせていただき、メンテナンスを行って長く住み続けていただけるよう努力していきたいと思っています。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

新築工事@町田市 レポート Vol.15  ~~外壁~~

先日のレポートvol.13で、これから貼られる外壁用の木材をちらっとお見せしていましたが、ついに外壁も貼られました!

 

外壁の杉板は、構造材と同じ、和歌山県産の紀州材(山長商店)を使用しています。

 

外壁の杉板には、塗料ではなく木材防護保持剤を塗布します。

木の表面を酸化させることで、腐朽菌を入り難くします。

塗布直後は塗りムラがありますが、徐々に馴染んでいきます。

外壁は杉板を縦に貼り、目地に押し縁(目板)を打ち付けます。

時間が経って、色が付いて(出て)きた杉板と押し縁(目板)。

押し縁は、この時点では未塗装なので凸部分が目立ちますね。

 

 

さて、ここからは、大丸の「大工の技」をご紹介!!

外壁を貼る、と簡単に言うと上記の作業でおしまいなのですが、細かいところに大工の技が生きています。

外壁の板張りも、上から下まで1枚で届くところは1枚で張りますが高さが有るところはどうしてもジョイントが出来ます。

そのジョイント部分も、ただ真っすぐ継ぐのでは無く断面に傾斜を付けて貼ります。

 

わかるでしょうか?少し斜めにカットされているのが。

 

貼った後の状態が、こちら↓

 

板と板の間の化粧材目板を貼った状態。右の写真ような出隅部部だと分かりやすいかな?

 

板と板の間の化粧材目板を打ってしまえば真っすぐ継いだのか斜めに継いだのか分かりません。

でも斜めにする事で、木が痩せて隙間が空いた時に、真っすぐ継ぐと下地が丸見えになってしまうけれど斜めなら向こうが見えないという利点があります。また、外壁を伝う水が壁の内部に幾分入りにくく、劣化を防ぐことにもつながります。

 

この辺り、指示しなくとも大丸の大工なら普通にやります。←これ、自慢です!

 

 

それからそれから、外壁ではないんですが、大工の技の紹介ついでに・・・

カウンターの板に配線用の穴を空けておくことも良くやりますが

丸穴であれば、電動工具用のこういったドリルが有るのですが電動でやってしまうと力が強すぎたり、速さが早過ぎたりして、表面の木材が飛んで(欠けて)しまったりします。

 

なので、時に寄っては電動用のキリを手で廻して穴を空けたりもします。

この辺りも、無垢を使い慣れている大工だからこそ分かる加減だと思います。

よっ! 大丸クオリティー! 大工様々です!

 

 

そんなこんなで、外壁もでき、足場がとれました。

後から塗った目板も、馴染んできてますね。

新築工事@町田市 レポート Vol.14  ~~階段&内部木工事~~

前回ブログで、木で作っていることをご紹介した階段。

 

最近では、プレカットの階段が多い中、手づくりの階段です。

何故、途中で止まっているかと言うと、訳があります。

 

段板(踏み板とも)の8段目までは、『ササラ桁』と言う受け材で下から支え、

9段目からは、片側を壁の中、その反対側をスチールのササラで上から吊っています。

 

 

このような形で仕上がりました。

 

造作家具や天井仕上など、内部の木工事も着々と進んで行きます。ちなみに、内外の天井及び、フローリングは、宮城県産、栗駒山麓の杉材(くりこまくんえん)を使用しています。

FIXの窓(はめ殺しの開かない窓のこと)がつきました。杉の格子がアクセントになっていますね!

 

 

造作家具が取り付きました。お客様のニーズに合わせて作った物です。

 

 

天井板が玄関の外の軒裏まで、続いているように見せています。

上の写真がリビング側、下の写真がダイニングから玄関。

ダイニングと玄関、玄関とその外、それぞれを仕切る壁上部の欄間ガラス越しに

リビングから軒先まで天井(板)が続いているように見えます。

 

 

トップライト廻りの板張りは、角度が変わっても1枚の板が連続する様に張ります。板の木目が繋がっている様に見えませんか?

これは、無垢の木を使い慣れている大工ならではの技です。この辺りを現場監督がわざわざ指示しなくとも、大丸建設の大工は当たり前の様にやってくれます。

 

 

 

木工事が終わると、次は左官工事です。

 

左官の下地処理。

 

塗り

2階の一部屋が仕上がりました。