【新築工事・高円寺の家】杭打ちスタート!

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.1

今日からご紹介するのは、高円寺に新築中の建築レポートです。

大丸建設では、設計から施工までを一貫して受注することも割と多いのですが、今回の物件は一昨年からコラボイベントを行ってきた、URA地域主義建築家連合との関係から施工することになった建物です。

建築家は、シンプルで美しい住まいを手がけることに定評のある松本直子建築設計事務所の松本直子氏。

お施主様は自然素材の材料にもとても興味を持っていて、こだわりの住まいとなりそうです。

 

基礎工事の前に、地盤改良工事からスタートしました。

環境パイルSという工法で、杉の丸太を打込みます。今回は、4mの長さの杭を打ちこんでいきます。

材料が搬入されます。4mの材木が積載されると、なかなか迫力があります。

上に向く木口には、鉄板のキャップ(プレート)を打ちます。

今回は、杉を使いましたが、松や檜を使用する場合もあるそうです。どの材料でも国産材の間伐材を使用しているとのことで、間伐材の有効利用にもつながりますね。

杭打ち機が入りました。敷地に対して大きい!

打設していきます。

こちらが、打ち終わったところです。

地中障害か無ければ簡単に打ち込めるので、今回は全部で40本打ちますが1日で施工出来ました。

地盤改良が終わったので、これから基礎工事に入ります。

 

【大規模リフォーム@調布】 厨房

大規模リフォーム@調布 vol.12 厨房ですよ

 

さて、こちらがbeforeです。こちらのキッチン、これからお菓子作りの厨房に生まれ変わります。

お施主さんは、調布市で蕎麦店をやっておられます。今回のリフォームで母屋にも手を入れて石臼挽き自家製粉のそば粉を使った焼き菓子店を今秋にオープンされる予定で、台所には業務用の厨房機器が入ることになりました。

 

厨房機器の入る箇所の壁はステンレスのキッチンパネルを貼り、床は水に強いシート系になりました。

ステンレスパネルではないところには、他の部屋と同様珪藻土「エコ・クイーン」を塗ります。

 

工事が終わるとすぐ、厨房機器が設置されました。

元々は扉も付いた吊戸棚だったのですが、今回は棚板のみに造り替えました。鍋などの比較的重量のある物を置くことを想定し、少し固めのタモの板で造りました。部屋の感じに合う様に茶色い自然OILで仕上げましたが、ちゃんと部屋に馴染んでいます。

無機質なステンレスキッチンと、茶色い木の家具や建具が素敵な空間を作り出していますね。

 

【大規模リフォーム@調布】 京壁の塗り替え

大規模リフォーム@調布 vol.11 京壁の塗り替え

 

古くなった京壁は、ぽろぽろと砂が落ちてきてしまったりします。また、壁の状態もこのままではわからないので、新しく塗り替えることになりました。

まずは、既存の京壁を剥がしていきます。昔は水だけを掛けてひたすらコテなどで削ったのですが、今は剥離材を使います。
剥離材を水に溶くとゼリー状になるので、コテで壁に塗ると徐々に壁材がふやけて削り易くなります。

塗っていきます。

 

剥離材を塗り、仕上げ材を剥がしてみたら、既存の土壁の状態が思わしく無かったので、京壁をぬる前に処理をします。

まず仕上げ材を剥がしたら土壁に一度ただの水を刷毛で塗ります。土に水を混ぜると纏まる様に壁にも水を塗ると土が締まります。

水を乾かしたらシーラーを塗って表面を固めたら石膏で下塗りをします。これで表面を面で補強する感じです。

下塗り材が乾いたら、京壁を仕上げていきます。

これで、強度も美しさもバッチリです!

 

 

 

場所は変わりまして、トイレの入り口。

既存の洗面所入り口引き戸を再利用しました。

実は、入っていたガラスが若干透けるのでトイレには使用出来ず、ガラスの入れ替えを考えました。

しかし、良いガラスが見つからず・・・ 透明ガラスに両面和紙(襖紙)を貼りました。

既存の建具なので、もちろん馴染みますし、和紙のおかげで見た目も光の漏れ方も柔らかく、とても良い感じに仕上がりました。