08 都市部の狭小地に建つ自然素材の家

狭小地に建蔽率いっぱいの平面計画図面をみると「少々厳しいのかな?」という印象があるかもしれないが、高さ方向の変化により気持ちよい空間が広がっていると思います。入居後も、住まい手がすっきりとした暮らし方をされていることで、気持ち良い空間が実現で出来ているのかなと感じます。

(お施主様のコメント)
なかなかいい物件に出会えず半ばあきらめかけていた頃、構造・現場見学会をやっているというお知らせをいただいたので試しにお邪魔させてもらいました。そこで感じた木のぬくもりの心地よさ、におい。まるで森のなかにいるようで快適な空間。

「あぁ、これだ!大丸建設さんに家を建ててもらおう。」そう思った瞬間でした。その後、見つけだした土地は20坪弱。大丸建設さんにとっては小さな家だと思いますが、社長さまをはじめスタッフのみなさま方、大工さんたちが親身になって相談にのってくださり、私たちのワガママをかなえてくれて、納得のいく家を完成させることが出来ました。

住みはじめてから風邪をひきにくくなりました。自然の素材に囲まれているおかげでしょうか。とても快適で健康な毎日を過ごしています。

①川崎市郊外の住宅街で、20坪という敷地に目一杯建っている。都市部の住宅街特有の隣地との間隔が近いという難しい条件で、いかに採光を工夫し、広々と空間をつくるかが課題だった。
②玄関の三和土は洗い出し。リビングや階段室と繋がるので、小さな空間も大きく使うことができる。玄関建具の板目は縞のようなおもしろい模様をつくり出す。
③縁なし畳を市松に張った和室は、モダンな印象を与える。4畳半ながら板の間とバリアフリーでつながり、広々と使える。床風の空間を設け、物を置けるよう工夫した。

⑤2階のオープンスペース。子どもが生まれたら仕切って使えるよう、最初から設計を工夫してある。