新築工事@町田市 レポート Vol.3  ~~コンクリート~~

だいぶ間が開いてしまいましたが・・・工事はどんどん進んでいます。

本日のレポートは、コンクリート打設について。

配筋検査が終わって、いよいよコンクリートを流し込みます。

流し込む作業を、打込みまたは、打設と言います。

 

なぜ流し込む作業のことを、打ち込むや打設というのでしょうか?

それは、昔のコンクリートは柔らかくする材料もなく、固くて流し込むことが出来なかったため、型枠に入れるのに、たたいて、打ち込んで、突き固めていたからなんだそうです。文字通り、打ち込んでいたんですね。その言葉が今でも使われています。

 

現場にコンクリートが到着すると、まず、コンクリートの品質検査を行います。

検査項目は、①スランプ(固さ)、②空気量、③塩化物含有量、④強度です。

予定の品質がクリアされたら、いよいよ、コンクリートの打ち込みです。

 

 

 

ベタ基礎のコンクリート打設は、二回に分けて行います。

一回目は、建物の垂直荷重を地盤に伝えるための耐圧盤。その後、養生期間をとりつつ、立上りの型枠を組んでいきます。

この、コンクリートの養生期間は、気温なども関係しますが、JASS5(鉄筋コンクリート工事の標準仕様書)で住宅の基礎の場合、5日以上、または圧縮強度が10N/mm2に達したらと定められています。

 

また、型枠を外してはいけない期間も建築基準法で定められており、5日以上(5℃≦平均気温<15℃)または、圧縮強度が5N/mm2に達したら外せます。

 

さて、この圧縮強度、どうやって確かめると思いますか?

実は、打設前に、品質確認検査のために採取したコンクリートとは別に、強度を確認するためのテストピース(供試体)を採取しており、採取したテストピースは検査機関で保管されて、指定の日数で強度を測定します。(通常2回)

 

上の写真は、UB(ユニットバス)の基礎点検口です。

UBの廻りは建物の躯体との間に隙間がありますが、その空間に基礎の人通口(点検口)から外気が入ってこないようにするための(開閉式の)ふたを、あらかじめ基礎の立上りにセットします。

 

鉄筋やアンカーボルト、ホールダウンのかぶり(コンクリートが入る厚み)を確認し、型枠を組み終えたら、立上りコンクリートの打設です。

 

耐圧盤の時と同じように、品質のチェックとテストピースの採取をしてコンクリートを打設していきます。

 

 

立上り打設後は、養生期間を経て(今回は、型枠の存置期間を6日取ってから)型枠を外します。

基礎完成です!

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