【新築工事・高円寺の家】完成part3

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.19 & LAST

 

玄関です。ドアも木製ってところにこだわりを感じます。

このドアの秘密は・・・

小窓が開くんです。網戸になっていて、外の風を取り込める仕組みになっています。

 

小窓から光も入り、明るい玄関になります。

玄関に手すりもついていて、よく見ると八角形なんです。角をとって、やさしい造りになっています。

玄関の天井も是非見ていただきたいところです。

杉板が赤と白のストライプ状になっていて、とても美しいですね。

こちらは玄関の奥の部分。靴の収納スペースもたっぷりあり、玄関を開けたところからは見えなくなっていて、機能的です。

 

次は、お待ちかねのリビングです。

施工途中の写真でお気づきの方もいたると思いますが、リビングの床が低くなっているんです。

天井は吹き抜けで、2階部分には大きな窓。

リビング横の収納スペース

中はこのように棚が設置してあります。

壁の裏側にも棚が。

 

そして最後にご紹介するのが、上の写真にもありますが、こちらのパネルヒーターです。

部屋の空気をじんわりと暖めてくれるヒーターを各所に設置し、家全体をふんわりと暖かくするお客様のこだわりも、こんなところにも見てとれます。

 

これで、新築工事・高円寺の家のご紹介は最後となります。

お読みいただき、ありがとうございました。

これからも、新築工事やリフォーム工事など、写真をどんどんご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

【新築工事・高円寺の家】完成part2

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.18

 

キッチンです。

ステンレスと木でそろえられたキッチン。

収納もたっぷりです!

壁側も収納たっぷり。引き出し式で使い勝手もよさそうですね。

部屋の中や外の様子も見ながら洗い物ができます。

こちらは2階の廊下です。

部屋の中から、吹き抜けが見えるようになっています。個室にいても家族の存在を感じられる造りです。

同じお部屋です。昼間は外の光も差し込む明るいお部屋です。

ベランダにも物干し竿をかけるとこが。

水栓も備え付けています。これが便利なんですよね!

【新築工事・高円寺の家】完成part1

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.17

完成した物件、言葉よりも写真が語ってくれるので、たくさん写真をご紹介していきます。

階段~

細かな仕上がりまで美しく。

ちょっとテープが写っていますが・・・手すりも見事!

グラデーションがいい!

こだわりの手すりです。

 

次は、トイレ&洗面&風呂です。

チラリ。

タオル掛けやスイッチも、こだわって選んでいます。

無垢材に囲まれて・・・長居してしまいそうなトイレです。

トイレと洗面所の間の収納。赤い杉板がきれいです。

たくさんストックしておけます。

 

洗面所も木目がいっぱい。天井のステンレス部分は、

こんな風に、洗濯物を干す竿が収納されていました。

お風呂はシステムバス。こちらにも浴室乾燥のための竿が設置されています。お天気の悪い日や花粉の多い日でも安心ですね。

【新築工事・高円寺の家】外部の工事

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.16

 

中はだいたいでてきましたね。

同時並行で、外部工事も進んでいます。

板金工事では、バルコニー手摺壁の天端や風穴などの天端にガルバリウム鋼板で笠木を掛けます。

 

笠木などの板金工事が終われば、外壁の仕上げそとん壁の施工に移ります。

先ずは下塗りです。割れ止めのメッシュを全面に入れます。

乾燥期間を経て仕上げのそとん壁を塗っていきます。

今回の仕上げはスチロゴテ仕上げですが、施主の希望でなるべく凹凸が少なく且つ水平方向への模様(パターン)になる様に仕上げます。

スチロゴテとは、発泡スチロール製のコテのことで、仕上がりに特徴があります。

弊社の以前のブログでもご紹介しています。

この仕上がりなら、お施主様にもきっとご満足いただけたはず!

 

足場がとれた外部の様子をご紹介!

細部まで、丁寧に仕上げています。

シャープなデザインでマットな色のガルバリウム製の樋に、同じく艶消しの軒天がマッチしていてカッコいいですね。

コテ仕上げの外壁が、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。

ベランダのデザインなど、細部まで、設計士のこだわりを感じますね。

【新築工事・高円寺の家】内装仕上げあれこれ

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.15

 

玄関の天井を仕上げていきます。

設計の松本さんの仕様で柾目の杉材を使います。源平の赤白がとても綺麗です。

見ているだけで、首が痛くなってきそうな作業です。

ワンダフル!

照明用の穴もちゃんと開いています。

 

断熱材を入れ終えた壁・天井に石膏ボードを貼り終えました。

この後、壁や床の仕上げや、vol.13で作成した巾剥ぎ材で造作した家具を取り付けていきます。

壁にしっくいを塗っていく前に、

階段のところに、不思議な部品が取り付けられています。

手すりのようですね!

壁を左官仕上げする前に、手すりのブラケット(受け)と手すりを一度つけます。そして、寸法や角度等の加工をしてしまいます。しかし、手すりがあると左官作業がしにくくなるので、せっかく取り付けたものを一度外して左官作業を行います。仕上がった後に手すりの棒を再度取り付けて完成します。

作業がしにくくなると仕上がりも悪くなるので、手間はかかりますがこのようなやり方をしています。

 

今回、内部の壁にはイケダコーポレーションさんのカルクウォールを使います。スイス漆喰になります。

目地を埋めて、

ミネラル下地と言う専用の下地材を前面に塗って行きます。

こちらが仕上げ材のカルクウォールです。

塗りにくいところも、しっかり丁寧に仕上げていきます。

あ~、どんどん出来上がって来ました~!

【新築工事・高円寺の家】階段

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.14

 

階段を作っていきます。階段も、床と同様、作っては養生していくので、完成までなかなか見られないことが多いです。

 

階段ができるまでは、はしごで2階に上って作業をします。作成途中で材料の綺麗な木目が見えています。

このように、すぐ養生してしまいます。

1段目から12段目までの踏面は、お馴染みの和歌山の山長さんの床板を使っています。

あれ、階段が浮いている???

なんと! 13段目からスケルトンになる変則的な階段です。

また、防火の関係でストリップ部分に使う板は厚みが60㎜もあります! これが大変で!

巾剥ぎ材で厚み60㎜を造ってくれる所が無く、、、方々探した結果、岐阜に有る白鳥林工さんで造って貰えました。

これは、完成が楽しみな階段ですね! 完成写真をお待ちくださいね~~~

【新築工事・高円寺の家】造り付け家具など

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.13

 

長らくお待たせいたしましたが、高円寺の家の建築レポート再開です!

造り付けの家具(収納)を作っていきます。

床材などと同様、無垢の杉材で作りますが、家具等は巾の大きい材料が必要です。一枚板では高価過ぎて使えないので、巾剥ぎ材を使います。

大丸建設では、栗駒産の物をよく使いますが、今回は、九州は大分のトライ・ウッドさんの巾剥ぎ材を使いました。

できあがりは、完成写真をお楽しみに。

 

次は、断熱材です。セルローズ断熱材を使用しています。

所々に開けた穴から吹き込み、吹き込み終わったら専用の紙で押さえます。

こちらが、吹き込んでいるところです。

紙で穴をふさぎました。

 

床張り途中の貴重な写真が撮れました。張り立てほやほやです(笑)

なぜ貴重なのかと言うと、、、

大工は床板を張りながら、一部屋(又は部屋が大きければ途中で)毎に養生してしまうので、現場監督と言えどもタイミング良く現場に行かないと中々張り上がった所を見られないのです。

 

枠材を取り付けていきます。

美しい!

 

次回は、階段の工事に入っていきます!

 

【新築工事・高円寺の家】温水パネル&床板

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.12

 

暖房には、温水パネルヒーターを使います。

キッチンやお風呂の給湯器とは別に、専用のガス熱源機で不凍液を温めて各部屋等に設置したパネルを循環して輻射熱で部屋を温める仕組みです。

この黄色い管が暖房の配管です。

リビングの一段低い床下や、

その他の床下にも、

そして、壁にも通していきます。

エアコンと違って風が出ないので、温風が直接あたるのが苦手な方におすすめです。また、音も静かです。

急速に暖めることは苦手ですが、他の暖房器具と組み合わせて使うと良さそうですね。

 

床下の工事も終わったところで、床板を貼っていきます。

1軒分の床板が搬入されました。おなじみの和歌山の山長商店さんの杉の床板です。

1階が上小、2階が節有です。

上小とはごく小さい節があるもの、節有はそのまま節の有る状態の床材です。

いつもの様に大工が1枚1枚チェックして、色・柄等を選別します。

そして、1階床は貼り終わったのですが、一部屋作業を終えると大工がすぐに傷がつかないように養生してしまいますので、、、残念ながら写真がありません。

完成写真まで、お待ちください。

そして、床が終わると、窓枠や建具の枠をいれていきます。

加工の真っ最中です。

建築士の松本氏のデザインで、枠の厚みが9㎜と薄い仕上がりです。
しかし、最終的な仕上がりが9㎜だからと言って9㎜の厚みの板で造っては強度も弱いし、反りや割れの原因にもなってしまいます。ですので、見える所は9㎜にし、壁の中に隠れる部分は20㎜で造っています。

画像の上に見える部分が9㎜で、枠の途中で段が付いているのが分かると思います。
この部分の厚みは20㎜あります。

華奢なデザインやシャープなデザインのものも、土台はしっかりと支えているんですね。

【新築工事・高円寺の家】配線・配管

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.11

配管・配線工事も、見えないけれど大事な工事です。

内部を通る配管には、防音材を巻いた管を使用します。

配管に、こんなに気を遣っているとは、知りませんでした! 驚くとともに、こういう製品が快適な生活を支えてくれているのだと実感しました。

壁の中に入ってしまう配管だからこそ、丁寧な施工が大切になります。

電気配線も進めていきます。複雑な配線をどんどん進めていく電気屋さんを、いつも尊敬しています。

そして、今回はお施主様のご希望で、制震ダンパーを採用しました。千博産業さんのエヴォルツ(evoltz)を計12本取り付けました。

地震の多い日本。法改正もあり木造住宅も地震に耐える構造をしていますが、こういった技術の力で制震することで、大切な家と命を守ることができるんですね。

【新築工事・高円寺の家】断熱

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.10

 

内部では、断熱工事を行っています。今回は、セルローズ断熱です。

セルローズ断熱材とは、木質繊維を使用して作られた断熱材で、新聞紙などを再利用して作られたエコな商品です。吹き込むことで、隅々まで断熱材が行き渡ります。

まずは、1階の床から。

剛床仕様なので土台や大引きで3尺(91cm)角のマス目が連続していますが、断熱材の垂れ止め様にマス目の中央に1本受け材を入れます。
その後、セルローズを受ける為の紙を張ります。(青文字のシート)

その後、土台(大引き)表面にもう1枚紙を張って(緑文字のシート)1枚目と2枚目のシート間にセルローズを吹き込みます。奥に見えるホースが吹き込み用のホースです。

天井はどうするのかというと、、、

屋根なりに断熱する場合も、外壁通気層を上がって来た空気を棟換気から逃がす為の空間を野地板と断熱材の間に確保する必要があります。
なので、野地板から空気が通る分だけすき間を空けて1枚目の紙を張ります。(青文字のシート)

その後、吹き込む断熱材の厚みに応じた下地の2枚目の紙を張ります。(緑文字のシート)

2枚目のシートに吹き込むノズル用に穴を開けてそこから吹き込みます。

穴を開けて吹き込んでいるところ。

穴だらけです。しっかりと吹き込んでいます。

そして、セルローズが落ちないように穴をシートでふさぎます。

壁の場合は、木ずり板と透湿防水紙が一枚目のシートの代わりになるので、二枚目の緑色のシートを一枚貼るだけでセルローズを吹き付けることができます。

この吹きつけに大活躍したセルローズふきマシーン!

敷地に余裕が有ればトラックに積んだ状態で作業しますが、今回は車を停めるスペースが無いので機械を現場内に降して作業しました。ブルーシートで隠れていますが、大活躍してくれました。