【新築工事・千歳台の家】外構

4月末に完成して、お引き渡しも終わっておりました千歳台の家ですが、その後、外構工事をしていました。

お庭部分が道路から見えないように、木製の柵を作っています。

丁寧に板を取り付けていきます。

完全に塞いでいるわけではないので、風は通ります。目隠しとしての機能もバッチリ!

次は、ウッドデッキを作ります。

美しいデッキができました。

今回のウッドフェンスとウッドデッキは、屋久島の杉(30~60年生の地杉)をそのまま使っています。一般の杉より油(樹脂)分が多いので、防虫効果・耐久性・耐候性が高くメンテナンスなしで10年間程使用可能な材料です。

 

ちなみに、地杉というのは、樹齢100年以下の植林された杉のことを言います。屋久島の杉イコール‘屋久杉’ではなくて、樹齢1000年を超える自生する杉のことを‘屋久杉’と呼ぶそうです。

 

さて、ウッドデッキができてからしばらく経ち、現在はどうなっているかと言うと、、、

緑が加わって、とても素敵な空間に!

ゴーヤのグリーンカーテンです。

こちらのゴーヤは葉っぱやつるを伸ばしてグリーンカーテンにするため、実はわざとならないような育て方をしているそうです。

代わりに・・・

キュウリが育っていました。

お子様への食育にも家庭菜園はいいですよね!

水栓もすぐ近くにあるので、ウッドデッキでプール遊びもできそうです。

これにて、「千歳台の家」のブログを終了とさせていただきます。これまで読んでいただき、ありがとうございました。引き続き、「高円寺の家」と「小柳町フルリフォーム」のブログをお楽しみください。

【新築工事・千歳台の家】仕上げ!仕上げ!

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.11

玄関です。洗い出し仕上げ。

明るい色の石を使っているので、洋風のお家にも合います。

玄関の床の色で、明るさ・暗さなどイメージが変わりますね。家づくりでとっても大切なところなのだと再認識しました。

 

外では、基礎の巾木仕上げです。基礎の立上り表面にモルタルを塗って仕上げますが、当然、基礎の通気口を塞がないように気を付けます。

↑見えますか?通気口が。

美しく仕上がっていきます。こういう見えるところがどんどん完成していって、わくわくしてきます。

 

さて、先日もちょっとご紹介した階段ですが、別の角度からの写真を。

宙に浮いている感じを出しています。

 

フレームだけだった障子に紙を貼りました。ワーロン紙という紙です。これは、天然素材の和紙を樹脂でコーティングして強度を持たせた障子紙です。

引手は使わずに、竪桟(框)に手掛け溝を彫ってあります。

障子と言えば、四方の框(竪桟と上桟、下桟)の見付が太く、中の組子の見付が細いものが一般的ですが、この障子は吉村障子を意識して、框も組子も見付を18mmで統一してあります。

組子の間隔も大きくて洋室に合う! とは設計担当者の弁。確かに、違和感なく部屋に馴染んでいます。

 

さて、いろいろと残工事も終わりつつあり、養生が剥がされました。

そして、クリーニング。

外構工事などはまだ残っていますが、

5月1日(土)まで見学会を開催しておりますので、是非ご来場ください。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。

 

【新築工事・千歳台の家】照明がつきました

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.10 

いよいろ大詰めの内装工事。

二階の勾配天井には杉板を貼ります。そのまま杉板を貼る場合もあるのですが、今回は準防火地域の為、下地に石膏ボードを貼ってから杉板を貼ってます。

 

壁は、珪藻土漆喰を塗ります。まずは下地から。

こちらが今回使用したものです。

 

壁や階段、建具などもできあがってきて、次は電気屋さんが照明等を取り付けています。

そして、ちゃんとチェックもします。

この階段の照明は、お客様がご自身で探してお持ちくださったものです。光の広がりが美しいですね。

 

さて、次は壁に何を取り付けているのでしょうか。

正解は・・・

TVの壁掛金具でした。家を建てる時にしっかり取り付けてもらったら安心です!

 

こちらの現場では、お施主様のご厚意により、4月17日から5月1日まで、二週間に渡って完成見学会を開催させていただいております。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。

【新築工事・千歳台の家】内装仕上げ段階

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.9

 

前回のブログで外壁が塗り終わったところまでご紹介していました。

内装も、どんどん仕上げの段階に入っていきます。

 

階段がつきました。窓のある明るい階段です。

手すりもついています。小さいお子様も安心して登れます。

そして、キッチンの取り付け。

しっかり、丁寧に取り付けます。

これにて、木工事は終了となります。

ここからは、引き続き内装等の仕上げ工事に入るのですが、その前に、大工さんの工夫をご紹介しようと思います。現場が整頓されていなかったり、道具が散らかっていたりすると、作業効率の面からも安全面からも良くないですよね。

のこぎりを安全に収納でき、使いたいときにはすぐ取り出せる収納棚。

現場の端材等を利用して即席で作った図面入れ。

大量に使うねじなども、しっかり分類・収納しています。

こちらも端材を利用した道具置き場兼プチ作業場。

 

仕事がしやすいように、効率的に作られていて、流石だなと思いました!

 

まもなくの竣工に向けて、現場では仕上げに向けて作業が大詰めです。

こちらの現場では、お施主様のご厚意により、4月17日から5月1日まで、二週間に渡って完成見学会を開催させていただくことになりました。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。

【新築工事・千歳台の家】外壁完成

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.8

 

外壁は、ラス網下地を施工したところまでご紹介していました。

こちら↓が、外壁左官材「そとん壁」の下塗り材です。

そとん壁というのは、人にも住まいにも地球環境にも優しい自然素材の壁材です。

高千穂シラス株式会社さんの商品で、大丸建設の家にはよく選ばれています。

 

さて、下塗りスタートです。

上の写真、網目が見えますか? これは、左官の乾燥クラック(割れ)を防ぐために塗り込んでいるグラスファイバーメッシュです。

下塗り後、1週間程乾かして上塗り(仕上)です。

 

仕上を塗った直後は、黒っぽい色をしています。

三日経つと、

乾いて色が薄くなってきました。

 

内部では、間仕切り壁を造りつつ建具枠を付けています。

棚板は、以前ご紹介した大型リフォームと同様に、地震の時などでも棚が落ちないような造りにしています。

材料は、、宮城県・栗駒産の杉の巾剥ぎ材です。

 

二階では、天井仕上げの杉板を木取ってます。

木取るとは、元になる材料から、実際に使用する寸法に切り出したり、加工したりすることです。

この時、必要な部材を無駄なく取れる(歩留まりを良くする)ように考えたり、材料の長所を最大限に生かせる取り方を考えたりします。

これも、貴重な木材を最大限有効に活用する大工さんの技ですね。

 

さあ、どんどん仕上の段階に入ってきました。楽しみですね~

【新築工事・千歳台の家】 内部いろいろ

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.7

 

さて、前回は外壁の工事をメインでお伝えしましたが、今回は同時期に行われていた内部の工事のご紹介。

外壁は、通気胴縁で通気層を確保していましたが、屋根は通気スペーサーを使って通気層を確保しています。少し隙間が空いているのが分かりますか?

スペーサーを使うことで、断熱材で通気層が塞がれてしまうことが無いようにします。

 

壁に断熱材入りました。

屋根にもぎっしり入りました。

壁は120mm厚、屋根は200mm厚です。

 

次は、ユニットバスUBの施工です。先行してUB周りに防水ボード(水に強い石膏ボード)を貼ります。

そして、組み立てます。

 

フローリングの施工も行っていきます。材料は山長商店の杉の無垢材です。

端の処理を丁寧に行っています。

傷をつけないよう細心の注意を払って施工します。

こちらは二階の貼り終わり。木目が美しいですね~

 

玄関框の細かな納まりや見せ方は、現場で大工さんと一緒に考えます。

既製品ばかりを使う工事ではなく、無垢材を加工して使うので、実際に現場で木を見ながら工事を進めていくことも多いのです。そこが大変なところでもあり、面白いところでもあります。

さて、玄関はどのような仕上がりになるのでしょうか。乞うご期待!

 

【新築工事・千歳台の家】 外壁

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.6

 

耐力面材には、間伐材や未利用木材、解体材などの使用後の木材を利用したハイベストウッドを使用しています。

防蟻処理をしているところ。下の方だけですね。

この材料は他の耐力壁面材と比較して、透湿抵抗が低いので断熱材で使用する羊毛と併せて、外壁通気工法に適しています。

 

続いて、窓台(窓の下の補強材)・まぐさ(窓の上の補強材)を取付け、外壁の下地を貼っています。

 

そして、耐力壁、構造金物の取付けを確認して、

第三者機関の検査を受けます。もちろん合格!

検査後、雨仕舞の為に窓廻りの工事を進めていきます。

窓台に、先張防水りシートを取付けてから、

サッシを取り付けます。

 

外部は、両面防水テープを、窓の左右→窓の上の順に貼り、しっかりと透湿防水紙を止めていきます。

ここまでの工事の間、幸いにも天気に恵まれ、雨に降られませんでしたが、これでいつ雨が降っても大丈夫です。

 

透湿防水紙施工後は、外壁通気層を確保するため、通気胴縁を取り付けます。

今回は、縦使い(縦胴縁)です。

そして、その胴縁に巾90mm×厚12mmの木摺り板を使い、ラス板を組んでいきます。

次に、破風・鼻隠しを板金で巻き込んでいきます。

軒天(軒裏)を造る時、外壁左官用の防水紙を先に取付けて、後から貼る防水紙を差し込めるようにしておきます。

こんな風にです。

ラス板に防水紙を貼り、ラス網を取り付けます。これで、左官を塗る準備ができました。

写真のラス網は、波形ラスと言うメタルラスの一種を使ってます。

この後、左官工事に入ります。

【新築工事・千歳台の家】屋根&床下

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.5

 

前回、上棟したところから、レポートが止まってしまっていました。現場が大忙しで・・・(などと言い訳せずに、これからはちゃんと報告します!)

 

上棟も無事終わり、屋根にルーフィングを貼っているところです。ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。

ルーフィングが終わる前に雨が降ってしまうと、漏れてしまって大変! なので、天気予報も見ながら、急いで施工します。

ルーフィングを貼り終えたら、仕上げ材の屋根材を葺いていきます。今回は、ガルバリウム鋼板の屋根です。

 

屋根工事と同時進行で、一階床下の配管&配線工事を進めます。

配管&配線工事が終わると、床の断熱材の受けを入れていきます。こちらの受け材も、ヒバオイルで防蟻加工済みです。

断熱材を入れます。こちらのお家では、断熱材に羊毛(ウール)を採用しました。断熱効果が高く、調湿作用もあります。

こんなパックで、現場に届くんですよ!

断熱材施工後は、2階と同じように床下地として、ムクボードを敷きます。

屋根が出来て、床下地もできました。これから壁やその他、いろいろな工事に進んでいきます!

【新築工事・千歳台の家】上棟

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.4

 

いよいよ木材が搬入され、土台を敷いていきます。

土台の裏にアンカーボルトの位置の墨をつけ、穴を開けます。

色が変わっているのがわかりますか?防蟻剤のヒバ油を塗っているところです。

基礎と土台の間には、床下通気のためのステンレス製スペーサーを敷きます。

 

さて、いよいよ建て方始まりました。

一階の柱を立てた後、二階の床梁を組んでいるところです。

玄関庇です。

二階の床梁を組み終え、歪みを直して、仮筋交をとめていきます。

次にボルトで固定します。

化粧梁でボルトが見えてしまうところは、化粧ボルト(Dボルト)を使います。

ボルトを締め終えると、次は、二階の床下地を敷きます。

床の下地には、24mmの厚みの杉の無垢ボードを使用しました。

無事、上棟しました!

屋根下地の垂木を流して、この日の作業は終了です。

 

翌日、上棟式が執り行われました。

さて、これからもどんどん木工事が進んでまいります。

【新築工事・千歳台の家】基礎工事part2

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.3

 

立上りの型枠組みから。

建物が建った後にも一階の床下を点検できるよう、基礎の立上りには人が通るための人通口を設けますが、ユニットバスのところは基礎点検口を設置して、ユニットバス周りに外気が入らないようにします。

コンクリート打設の前に、

品質検査をして、打設です。

玄関周りの盗み板。

盗み板とは、コンクリートの厚みを調整するときに使う、型枠に当てる板のことです。

欠きとる、『欠き盗る板』で『盗み板』と言うそうです。

土台や柱よりも、幅が広い基礎があった場合、室内側は床下に隠れるため問題ないのですが、玄関などの土間は隠せないことが多いです。

内側に出っ張った部分が床や壁の仕上げなどと干渉してしまうことがありますが、基礎を壊すことはできません。ですので、それを避けるために盗み板を入れて、出っ張りを調整するのです。(もちろん定められた最低の幅は守った上です!)

 

かぶり厚の確認もしています。

 

立上り後、一定期間養生した後、型枠を外します。

青い印部分に見える小さな孔は、基礎の内部に水がたまらないように設けた水抜き穴です。後で塞ぎます。

 

立上り幅の確認。

立上り高さの確認。

土間の断熱材。

基礎が完成しました。

玄関土間とポーチの部分にコンクリートを打って、コンクリート終了です!