【小柳町フルリフォーム】断熱材続々と

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.5

 

久しぶりの更新となりました、「小柳町フルリフォーム」施工レポート。

先日、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策をした上で施工見学会も開催され、新築・リフォームにご興味をお持ちのお客様にご来場いただきました。

さて、工事は、床に引き続き断熱材が続々と入っております。

まずは、壁です。

窓枠のギリギリまでしっかりと。

天井との境までもぎりぎりまで。

先に断熱材を入れていた床には、フローリングを貼っていきます。

栗駒産の燻煙杉です。

この材料が現場に入ると、燻煙杉のいい香りがたちこめます。

赤みを帯びたいい色ですね。

さて次は、また断熱材です。

天井と屋根の断熱材です。

白い梱包が厚み105mmの屋根用の断熱材。吹き抜けの箇所に二重に入れます。

そして、黄色い梱包が厚み155mmの天井用の断熱材です。

屋根の断熱材は、通気層の下に、二枚重ねて入れていきます。屋根の下にいれるので、天井用よりも厚みを上げて断熱材の性能を高くしています。

入れた後、防湿フィルムを貼って、断熱層に室内の湿気が入らないようにします。

 

次は、キッチンを作ります。キッチン周りの石膏ボードを先行して貼っています。

右端の石膏ボードと色が違うのが分かりますか?

右の黄色の石膏ボードは普通の石膏ボード、薄緑の方は、両面の紙と芯の石膏に防水(耐水)加工をした「シージング石膏ボード」。一般的に、防水ボードや耐水ボードと呼ばれている物です。水廻りの下地に使用します。

ピカピカのキッチン、入りました。

構造の部分も進んでいき、「家」が出来上がっていきますが、こうしてキッチンなどの器具が入ってくると、より住まいとしてのイメージがわきやすくなりますね。

【新築工事・千歳台の家】外構

4月末に完成して、お引き渡しも終わっておりました千歳台の家ですが、その後、外構工事をしていました。

お庭部分が道路から見えないように、木製の柵を作っています。

丁寧に板を取り付けていきます。

完全に塞いでいるわけではないので、風は通ります。目隠しとしての機能もバッチリ!

次は、ウッドデッキを作ります。

美しいデッキができました。

今回のウッドフェンスとウッドデッキは、屋久島の杉(30~60年生の地杉)をそのまま使っています。一般の杉より油(樹脂)分が多いので、防虫効果・耐久性・耐候性が高くメンテナンスなしで10年間程使用可能な材料です。

 

ちなみに、地杉というのは、樹齢100年以下の植林された杉のことを言います。屋久島の杉イコール‘屋久杉’ではなくて、樹齢1000年を超える自生する杉のことを‘屋久杉’と呼ぶそうです。

 

さて、ウッドデッキができてからしばらく経ち、現在はどうなっているかと言うと、、、

緑が加わって、とても素敵な空間に!

ゴーヤのグリーンカーテンです。

こちらのゴーヤは葉っぱやつるを伸ばしてグリーンカーテンにするため、実はわざとならないような育て方をしているそうです。

代わりに・・・

キュウリが育っていました。

お子様への食育にも家庭菜園はいいですよね!

水栓もすぐ近くにあるので、ウッドデッキでプール遊びもできそうです。

これにて、「千歳台の家」のブログを終了とさせていただきます。これまで読んでいただき、ありがとうございました。引き続き、「高円寺の家」と「小柳町フルリフォーム」のブログをお楽しみください。

【新築工事・高円寺の家】屋根板金

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.7

 

下葺きの終わった屋根では、板金工事が始まりました。

ガルバリウム鋼板を立平葺き(立てはぜ葺きとも言う)です。

立平葺きとは、水の流れる方向に延びる細長い金属板同士を、立てはぜによってつなぎ合わせた葺き方です。

葺き終わりです。

雪止めは、設計事務所の仕様でLアングル仕様としました。雪止めというのは、屋根の雪が落下しないようにするための金物です。

 

【大規模リフォーム@調布】 ファイナル!伝統的建具

大規模リフォーム@調布 vol.13 最終回 建具のお話

 

厨房工事が終わり、工事としては一段落でしたが、締めくくりとして既存の建具の調整を行いました。古くなるとどうしても立て付けが悪くなり、動きが悪くなったりと使い憎くなってしまいますが、敷居滑りや戸車などを交換し、以前のようになめらかに動くようしていきます。

 

合わせて、こちらのお家では夏用建具が存在します。
葦戸(よしど)や簾戸(すど)などと呼ばれますが、障子の枠に、簾を組み込んだ感じの物です。

見るからに涼しげですね。

網戸が無かった時代に虫を避けつつ風通し良く涼しく住まう知恵だったのでしょう。現場監督も実際に見るのは初めてだったそう。

趣があって、外観にもマッチしています。

少し目隠しにもなりつつ、風を通す工夫が感じられますね。

 

そして、こちらは大阪障子と呼ばれる建具です。普段は障子が入っているのですが、障子の部分がケンドンになっていて、取り外し式なのです。

片側だけ外したものです。縦桟の格子になり、風が抜ける仕組みになっています。

今では滅多に見ることが出来ない、非常に貴重なものです。大切に使い続けていただきたいなと思っています。

 

縁側があるって素敵ですよね。

建具や梁など、古い物を最大限活かしたリフォームでしたので、趣はそのままです。

どこかの旅館を訪れたようです。

建具だけではなく、家具も大切に使い続けていらっしゃるお施主様。これからも大切に住みつづけていってくださると思うと、とても嬉しい気持ちになります。

 

これで、大規模リフォームの施工レポートはおしまいです。

引き続き、他の物件の施工レポートをお楽しみください!

現在【小柳町フルリフォーム】と【新築工事・高円寺の家】を随時更新中です。

【新築工事・高円寺の家】リビング床

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.6

 

屋根の下葺きが終わり、安心して内部の工事を進めていけます。

筋交いが入りました。

部分的に、構造耐力のために木ずり板を貼っています。釘も、構造用なのでN釘で打ちます。N釘というのは、JIS規格で定められた構造用に使用する釘のことです。

 

下の写真では、大工さんがリビングの床下地を組んでいます。


一般部分より一段(36cm)下がった床になります。

床下の空間が少なくて、普通の鋼製束は長過ぎて使えないので、JOTOさんの調整束を使用して組みます。


これだと、セットした後に上からレベルの調整が出来るので助かります。高さを確認しながら、調整していますね。

L型の金物で固定します。

どんなリビングになるのか、楽しみですね☆