【新築工事・高円寺の家】断熱

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.10

 

内部では、断熱工事を行っています。今回は、セルローズ断熱です。

セルローズ断熱材とは、木質繊維を使用して作られた断熱材で、新聞紙などを再利用して作られたエコな商品です。吹き込むことで、隅々まで断熱材が行き渡ります。

まずは、1階の床から。

剛床仕様なので土台や大引きで3尺(91cm)角のマス目が連続していますが、断熱材の垂れ止め様にマス目の中央に1本受け材を入れます。
その後、セルローズを受ける為の紙を張ります。(青文字のシート)

その後、土台(大引き)表面にもう1枚紙を張って(緑文字のシート)1枚目と2枚目のシート間にセルローズを吹き込みます。奥に見えるホースが吹き込み用のホースです。

天井はどうするのかというと、、、

屋根なりに断熱する場合も、外壁通気層を上がって来た空気を棟換気から逃がす為の空間を野地板と断熱材の間に確保する必要があります。
なので、野地板から空気が通る分だけすき間を空けて1枚目の紙を張ります。(青文字のシート)

その後、吹き込む断熱材の厚みに応じた下地の2枚目の紙を張ります。(緑文字のシート)

2枚目のシートに吹き込むノズル用に穴を開けてそこから吹き込みます。

穴を開けて吹き込んでいるところ。

穴だらけです。しっかりと吹き込んでいます。

そして、セルローズが落ちないように穴をシートでふさぎます。

壁の場合は、木ずり板と透湿防水紙が一枚目のシートの代わりになるので、二枚目の緑色のシートを一枚貼るだけでセルローズを吹き付けることができます。

この吹きつけに大活躍したセルローズふきマシーン!

敷地に余裕が有ればトラックに積んだ状態で作業しますが、今回は車を停めるスペースが無いので機械を現場内に降して作業しました。ブルーシートで隠れていますが、大活躍してくれました。

 

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