【新築工事・高円寺の家】外壁part1

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.9

 

vol.6で内側からの写真にあった木ずり板です。

釘は、ちゃんと構造用のN釘です。

ちょっと幻想的なブルーの写真。ブルーシートと太陽の仕業です。

木ずり板を打ち終わると透湿防水紙を張ってから通気胴縁を取付けます。

防水紙を張る時、開口部には専用の防水紙を張ります。窓下に見えるTyvek.FlashingSheetタイベックフラッシングシートと書いてある紙がそうです。

通気胴縁を打ったら、ようやくラス板張りです。ラス板とは、外壁のモルタルを塗る下地となるラス網を取付ける為の板です。

ラス板を貼っていきます。

大工がラス板張りを終えると左官工にバトンタッチします。左官工の作業は、モルタルを受ける防水紙張りからです。今回は、セーレンさんのモルタルラミテクトを使用します。

モルタルラミテクトの上にラス網を張ります。

網に凹凸がついているので、モルタルがガッチリ絡むのです。

モルタル塗りの様子はまた今度!

 

次は、破風の板金です。

建築家の松本直子先生のデザインで、軒裏との取り合いがラインでしか見えないスッキリしたデザインになっています。

美しいですね!

【新築工事・高円寺の家】システムバス

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.8

 

2階に作られたこちらのスペース、これからシステムバスが入ります。壁の断熱と石膏ボード貼りを先行して終わらせておきます。

いよいよシステムバスの搬入です。今回の現場では、タカラスタンダードのシステムバス「ぴったりサイズ伸びの美浴室」を採用しました。

間取りの関係上、通常の1616タイプでは小さ過ぎて少しスペース余ってしまう。しかし、1620タイプは大きすぎて入らない。そんな時にお勧めなのがタカラスタンダード社製の「ぴったりサイズ伸びの美浴室」です。現場の寸法に合わせてサイズがオーダー出来るので、スペースを無駄なく使えます。

ただし、浴槽がホーロー製で重いのです。約130~150kgもあるのです!!

しかも! こちらでの設置場所は2階!

ですので、浴槽を2階に上げるのが一苦労です。慎重に仮説階段を使って浴槽をあげていきます。

タカラスタンダードの職人さん2人だけでは上げられないので、荷揚げ屋さん2人に来てもらって計4人で揚げます。それでも、ロープを掛けて4人でやっと揚がりました。

材料が上がってしまえば後は通常の現場と同じですが、職人さん達は休憩も最小限で作業して、何とか1日で設置を終わらせて行きます。

現場監督としては組み立てに2日掛かっても現場全体としてはそんなに影響は無いのですが、職人さんは次の日には別の現場が控えているのです。何としても1日で終わらせなければなりません。いつもの事ながら、つくづく大変な仕事だと思います。

浴槽の下のパネルを設置し、

壁パネルをつけていきます。

タカラスタンダードのシステムバスは壁パネルもホーローなので、汚れや傷に強く磁石も付きます。浴槽サイズ、ほんとにぴったりですね!

壁側もギチギチです。新品のパネルが輝いていて、天井に窓が映っていますよ!

新品のお風呂、気持ち良さそうだなぁ~~~

 

【新築工事・高円寺の家】屋根板金

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.7

 

下葺きの終わった屋根では、板金工事が始まりました。

ガルバリウム鋼板を立平葺き(立てはぜ葺きとも言う)です。

立平葺きとは、水の流れる方向に延びる細長い金属板同士を、立てはぜによってつなぎ合わせた葺き方です。

葺き終わりです。

雪止めは、設計事務所の仕様でLアングル仕様としました。雪止めというのは、屋根の雪が落下しないようにするための金物です。

 

【新築工事・高円寺の家】リビング床

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.6

 

屋根の下葺きが終わり、安心して内部の工事を進めていけます。

筋交いが入りました。

部分的に、構造耐力のために木ずり板を貼っています。釘も、構造用なのでN釘で打ちます。N釘というのは、JIS規格で定められた構造用に使用する釘のことです。

 

下の写真では、大工さんがリビングの床下地を組んでいます。


一般部分より一段(36cm)下がった床になります。

床下の空間が少なくて、普通の鋼製束は長過ぎて使えないので、JOTOさんの調整束を使用して組みます。


これだと、セットした後に上からレベルの調整が出来るので助かります。高さを確認しながら、調整していますね。

L型の金物で固定します。

どんなリビングになるのか、楽しみですね☆

【新築工事・高円寺の家】屋根下地

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.5

棟木が上がり、屋根の垂木と破風がつけられました。

垂木というのは、屋根下地や屋根材を支える、屋根なりに設けられた木材で棟木を頂点として両側に下がってつけられます。

垂木の下についている板は、鼻隠しと呼ばれます。

垂木の上に、野地板を貼っていきます。

今回は、杉の野地を水平構面の為に斜め貼りをします。
厚み12㎜巾120㎜の野地板です。

 

通気工法のため、外壁を上がって来た空気を屋根の棟から抜けるように面戸を部分的に欠いて空気の通り道を確保しています。

貼り終わりました。

なんとも美しい屋根下地です。

ずっと見ていたいですが、続いては屋根下葺きです。

セーレンの遮熱製のルーフィング、ルーフラミテクトRXを使用します。

ジョイント部分は、20cm以上重ねます。余裕をもって30cm重ねるところも。

ジョイントの継ぎ目には、メーカーの使用に則って防水テープを施工します。

下葺き完了!

【新築工事・高円寺の家】建て方

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.4

 

快晴!建て方日和です。始まりました!

搬入された材料には、番付が振ってあります。下の写真では、「り1」と書かれているのが見えますか?これを頼りに、大工さんはどの材料がどこの材料か判断して組んでいきます。

2階の床まで来ました。

棟木が上がりました。これが、まさしく上棟です。

隠れてしまう部分ですが、木目が美しいです。

【新築工事・高円寺の家】土台

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.3

 

基礎が完成し、土台を敷いていきます。

材料の搬入から。

人力で降ろすのは大変そうです。

 

一階の荒床(下地)です。杉のムクボードという商品で、24mm厚の杉板が巾剥ぎ状に加工されたものです。

その後、雨の予報だったので、フィルムで養生&保護。

 

外部足場を組んでいきます。

柱などの材料が搬入され、建て始める予定でしたが、雨のためにこの日は荷受けのみとなりました。

材料を濡らしたくないですし、雨の日の建て方は危ないので、工程より安全第一で、この日の建て方は見送りになりました。

いよいよ、次号、建て方です!

【新築工事・高円寺の家】基礎工事

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.2

 

杭打ちが無事に終わり、地盤が改良できたので、基礎工事に入っていきます。

砕石転圧完了!

基礎の配筋の状況です。

配筋、こうやって見ると美しいです。

 

耐圧盤コンクリートを打設していきます。

さて、こちら↓は何でしょう?

コンクリート打設前は、こんな感じです。短いです。

このホースは、コンクリートに斜めに差しておいてコンクリートが固まった後にホースを引き抜きます。

そうすると、家の中から基礎の外に向かって斜めの穴が明きます。これは、基礎が完成してからしばらくの間、雨が降った時に基礎の中に水が溜まるのを防ぐ為、溜まった時にこの穴から排水する為の穴になります。

 

昔は、カマボコ状に半円に加工した塩ビパイプやボイド管を耐圧コンクリートの上に仕込んだり色々なやり方をしていましたが、どこの鳶さんが考えたのか、今は殆どの鳶さんがこのやり方で施工しています。単純な事ですが、最初に考えた人はエライ!こういった知恵で、効率的な施工ができるんですね。

耐圧盤コンクリート打設の後は、アンカーボルトを固定します。

そして、立上りコンクリートの打設です。養生のため、型枠天端にフィルムをはっています。

型枠が外れ、基礎が完成しました。

敷地いっぱいに、これから夢の住まいが広がっていきます!