vol.95【 建築に縁起の良い日とは 】

現在、日本のカレンダーは「西暦」が主流ですが、月の満ち欠けに合わせた「旧暦」を併用する人がいたり、二十四節気や七十二候など季節の移り変わりを感じられる「和暦」もブームです。

昔、建築の世界では、日の吉凶を示す「六曜」や「十二直」で縁起を担ぐ風習がありました。結婚式に人気の「大安」は地鎮祭や上棟式に良いとされてきました。「天赦日(天が万物の罪を許す日)」や「一粒万倍日(1粒の稲もみが万倍にも実る日)」は最高に吉日とされています。

逆に「三隣亡」と呼ばれる日は、読んで字の如く建築には縁起が悪い日とされています。暦と建築の関係も、知るとなかなか面白いですね。