【小柳町フルリフォーム】構造

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.2

基礎のコンクリートが固まったら、次は土台です。

大工さんが、作業場で新規の土台を加工しています。

その間に、

現場では、ガス・水道の配管を行います。

そして、土台を入れていきます。

既存の土台、入れ替えたところ、新規で入れたところ、色の変化で分かります。

 

土台がしっかり入ったら、次は柱&梁です。

柱や梁も、新しい木材と古い木材が色の違いで一目瞭然ですね。しっかりと補強して、これから先長く保つ家を建てていきます。

 

新しい木材も古い木材も、金物でしっかりと補強をします。

耐力壁となる壁には、筋交いを取り付けます。

こちらは、既存の丸太梁を活かした箇所です。とてもいい色ですね。

 

さあ、だんだんと組み上がってきました。これから屋根の作業です。

加工された母屋(もや)の材料です。

母屋とは、屋根を支える部材の一つで、屋根勾配に対して垂直方向で支えている水平の部材のことです。

母屋を組んで、屋根垂木を流し、

屋根下地を敷いていきます。

内側から見た写真。

 

そして、すぐにルーフィングを敷きます。

ルーフィングとは、防水用下地のことです。木材の屋根下地のまま雨に降られると大変なので、ルーフィングですぐに防水処理をします。

周りはブルーシートで覆って雨対策です。梅雨時期の工事は結構大変です。

【新築工事・高円寺の家】土台

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.3

 

基礎が完成し、土台を敷いていきます。

材料の搬入から。

人力で降ろすのは大変そうです。

 

一階の荒床(下地)です。杉のムクボードという商品で、24mm厚の杉板が巾剥ぎ状に加工されたものです。

その後、雨の予報だったので、フィルムで養生&保護。

 

外部足場を組んでいきます。

柱などの材料が搬入され、建て始める予定でしたが、雨のためにこの日は荷受けのみとなりました。

材料を濡らしたくないですし、雨の日の建て方は危ないので、工程より安全第一で、この日の建て方は見送りになりました。

いよいよ、次号、建て方です!

【新築工事・高円寺の家】基礎工事

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.2

 

杭打ちが無事に終わり、地盤が改良できたので、基礎工事に入っていきます。

砕石転圧完了!

基礎の配筋の状況です。

配筋、こうやって見ると美しいです。

 

耐圧盤コンクリートを打設していきます。

さて、こちら↓は何でしょう?

コンクリート打設前は、こんな感じです。短いです。

このホースは、コンクリートに斜めに差しておいてコンクリートが固まった後にホースを引き抜きます。

そうすると、家の中から基礎の外に向かって斜めの穴が明きます。これは、基礎が完成してからしばらくの間、雨が降った時に基礎の中に水が溜まるのを防ぐ為、溜まった時にこの穴から排水する為の穴になります。

 

昔は、カマボコ状に半円に加工した塩ビパイプやボイド管を耐圧コンクリートの上に仕込んだり色々なやり方をしていましたが、どこの鳶さんが考えたのか、今は殆どの鳶さんがこのやり方で施工しています。単純な事ですが、最初に考えた人はエライ!こういった知恵で、効率的な施工ができるんですね。

耐圧盤コンクリート打設の後は、アンカーボルトを固定します。

そして、立上りコンクリートの打設です。養生のため、型枠天端にフィルムをはっています。

型枠が外れ、基礎が完成しました。

敷地いっぱいに、これから夢の住まいが広がっていきます!

【新築工事・千歳台の家】上棟

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.4

 

いよいよ木材が搬入され、土台を敷いていきます。

土台の裏にアンカーボルトの位置の墨をつけ、穴を開けます。

色が変わっているのがわかりますか?防蟻剤のヒバ油を塗っているところです。

基礎と土台の間には、床下通気のためのステンレス製スペーサーを敷きます。

 

さて、いよいよ建て方始まりました。

一階の柱を立てた後、二階の床梁を組んでいるところです。

玄関庇です。

二階の床梁を組み終え、歪みを直して、仮筋交をとめていきます。

次にボルトで固定します。

化粧梁でボルトが見えてしまうところは、化粧ボルト(Dボルト)を使います。

ボルトを締め終えると、次は、二階の床下地を敷きます。

床の下地には、24mmの厚みの杉の無垢ボードを使用しました。

無事、上棟しました!

屋根下地の垂木を流して、この日の作業は終了です。

 

翌日、上棟式が執り行われました。

さて、これからもどんどん木工事が進んでまいります。

【大規模リフォーム@調布】建具

大規模リフォーム@調布 vol.3

 

今回のリフォームでは、思い出のある古いものをなるべくいかそうということで、新しく造る建具と既存のものの再利用とが混在しています。

建具屋さんが、既存の建具を吊り込みに来てくれています。

微調整中です。

トイレの再利用の引き戸を吊り込んだ所です。

この引戸の引き手の上の丸い穴は、、、

今ではあまり見ないですね。一風変わったタイプの鍵です。

 

古い物をいかしつつ、新しい物も作ります。

杉で収納を造作しました。

今までは杉の無垢材で棚を造る時、側板に溝をついて棚レールを埋め込んでいました。今回は、扉がない収納ということで、地震の時に棚板がずれ落ちてくるのを防ぐ意味合いもあり、棚板を欠き込みずり落ちにくくしました。棟梁の案です!

 

さて、二階の床の下地を剛床下地に変更しましたが、その後、一階の天井下地を組みました。

壁には

断熱材が入りました。

【大規模リフォーム@調布】サッシ取り替え

大規模リフォーム@調布 Vol.2

築50年の建物ですから、いろいろ歪みも生じています。

木のサッシ、とても趣があって素敵なのですが、隙間が空いてくるんですよね。

ですので、今回のリフォームで木のサッシからアルミサッシに取り替えました。

こちらが、リフォーム前のサッシです。

 

他の窓も取り替えです。

中桟入りの障子で、下が霞・上が透明です。何ともノスタルジックで建物に調和しています。

外から見たところ。違和感ないですね。

窓の下地と窓枠の間の細かい隙間にも断熱材を充填しており、断熱性能を高めています。

 

その他にも、同時進行でいろいろな工事を行っています。

天井下地を組んだり、

床下地を組んだり、

壁下地を組みます。通りや建ちが悪いので、既存の柱や間柱に新しい材料を沿えて通りや建ちを直しています。

その後、床に杉板を貼り、

石膏ボードを取り付けます。

 

既存の壁で補強の出来る所は、筋交いやベニヤで補強していきます。

二階の床は、

根太式からら剛床仕様に変更して、強度を持たせています。

【新築工事・千歳台の家】基礎工事part2

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.3

 

立上りの型枠組みから。

建物が建った後にも一階の床下を点検できるよう、基礎の立上りには人が通るための人通口を設けますが、ユニットバスのところは基礎点検口を設置して、ユニットバス周りに外気が入らないようにします。

コンクリート打設の前に、

品質検査をして、打設です。

玄関周りの盗み板。

盗み板とは、コンクリートの厚みを調整するときに使う、型枠に当てる板のことです。

欠きとる、『欠き盗る板』で『盗み板』と言うそうです。

土台や柱よりも、幅が広い基礎があった場合、室内側は床下に隠れるため問題ないのですが、玄関などの土間は隠せないことが多いです。

内側に出っ張った部分が床や壁の仕上げなどと干渉してしまうことがありますが、基礎を壊すことはできません。ですので、それを避けるために盗み板を入れて、出っ張りを調整するのです。(もちろん定められた最低の幅は守った上です!)

 

かぶり厚の確認もしています。

 

立上り後、一定期間養生した後、型枠を外します。

青い印部分に見える小さな孔は、基礎の内部に水がたまらないように設けた水抜き穴です。後で塞ぎます。

 

立上り幅の確認。

立上り高さの確認。

土間の断熱材。

基礎が完成しました。

玄関土間とポーチの部分にコンクリートを打って、コンクリート終了です!

【新築レポート・千歳台の家】基礎工事part1

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.2

 

杭打ちも無事に終わり、基礎工事がスタートしました。

遣り方。遣り方とは、敷地内に建物の位置を出す作業のことです。

根伐り(ねぎり。根切りとも書く)。基礎を作るために地面を30cm以上掘ることです。

砕石・転圧。掘削した地盤面を安定させるため、砕石を敷き転圧します。

完了しました。

砕石転圧の後、建物の中心に地鎮祭の時に受け取った鎮物を埋めます。

 

この後、防湿フィルムを敷いて、

捨てコンクリートを打ち、

外廻りの型枠を建てます。

 

捨てコンクリートの上に組んだ鉄筋。ホールダウンアンカーや配筋の確認(鉄筋の太さ・ピッチ・端部の長さなど)をして、第三者機関の検査を受け、合格してからいよいよコンクリートを打ちます。

耐圧コンクリートを打設後、給水・給湯・追い炊き・ガス配管用のスリーブを基礎の立上りに設置します。

直径60mm以上の貫通孔は、その廻りを鉄筋で補強します。

【新築レポート・千歳台の家】地鎮祭~地盤改良

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.1

 

2020年10月、地鎮祭が執り行われました。

建て主様は、小さなお子さんが生まれたばかりのご夫婦です。

 

地盤調査の結果、地盤改良が必要だと言うことが分かり、杭で地盤を補強します。

杭打ちの工法は、RES-P(レスピー)工法と言い、直径約5cmの細径鋼管を用います。

鋼管の支持力と地盤が元々持つ支持力の両方の力で建物を支えるという工法です。

まず、杭頭の高さと基礎の深さがちゃんとそろうように、事前に高さの基準となるところを定めます。今回は、敷地前のマンホールの蓋を基準に定めました。

5.5mの長さの鋼管を70本打ち込みます。

高さを確認しながら、打ち込んでいきます。

なかなか沢山の杭が打ち込まれましたね。これが建物を支えてくれるわけです。

さて、地盤が整いました。これから基礎工事が始まります。