大規模リフォーム@調布 vol.5
離れの天井に選んだのは、土佐和紙です。
通常クロスや和紙を施工する際は、石膏ボードのジョイント部分やビス部分のみパテを掛けてから張ります。
でも、2枚目の画像で職人さんが貼っている部分ではない手前の部分が全面的に白っぽくなっているのが分かりますか?
これは、和紙を貼って頂く内田表具さんのやり方なのですが、今回は白っぽい和紙を選んだため、通常のパテだけだと張った後にパテの跡が出てしまう時がある(あくまでも時がある、出ない時、気にならない時もある)ので全面パテ(総パテ)を掛けてくれています。元々、石膏ボードの表面はベージュっぽい色をしていて(種類によってはピンクもありますが)そこにパテを掛けるとパテの跡は白くなります。この色の差が、和紙を張った後に目立つ時があるので総パテを掛けて全体的に同じ色にしておくことでパテの跡を隠すようにしています。
これが土佐和紙です。真っ白ではない、このニュアンスが素敵ですね。
気を遣って、しっかりと貼っていただきました!