【新築工事・高円寺の家】階段

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.14

 

階段を作っていきます。階段も、床と同様、作っては養生していくので、完成までなかなか見られないことが多いです。

 

階段ができるまでは、はしごで2階に上って作業をします。作成途中で材料の綺麗な木目が見えています。

このように、すぐ養生してしまいます。

1段目から12段目までの踏面は、お馴染みの和歌山の山長さんの床板を使っています。

あれ、階段が浮いている???

なんと! 13段目からスケルトンになる変則的な階段です。

また、防火の関係でストリップ部分に使う板は厚みが60㎜もあります! これが大変で!

巾剥ぎ材で厚み60㎜を造ってくれる所が無く、、、方々探した結果、岐阜に有る白鳥林工さんで造って貰えました。

これは、完成が楽しみな階段ですね! 完成写真をお待ちくださいね~~~

【新築工事・高円寺の家】屋根板金

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.7

 

下葺きの終わった屋根では、板金工事が始まりました。

ガルバリウム鋼板を立平葺き(立てはぜ葺きとも言う)です。

立平葺きとは、水の流れる方向に延びる細長い金属板同士を、立てはぜによってつなぎ合わせた葺き方です。

葺き終わりです。

雪止めは、設計事務所の仕様でLアングル仕様としました。雪止めというのは、屋根の雪が落下しないようにするための金物です。

 

【新築工事・高円寺の家】リビング床

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.6

 

屋根の下葺きが終わり、安心して内部の工事を進めていけます。

筋交いが入りました。

部分的に、構造耐力のために木ずり板を貼っています。釘も、構造用なのでN釘で打ちます。N釘というのは、JIS規格で定められた構造用に使用する釘のことです。

 

下の写真では、大工さんがリビングの床下地を組んでいます。


一般部分より一段(36cm)下がった床になります。

床下の空間が少なくて、普通の鋼製束は長過ぎて使えないので、JOTOさんの調整束を使用して組みます。


これだと、セットした後に上からレベルの調整が出来るので助かります。高さを確認しながら、調整していますね。

L型の金物で固定します。

どんなリビングになるのか、楽しみですね☆

【新築工事・高円寺の家】屋根下地

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.5

棟木が上がり、屋根の垂木と破風がつけられました。

垂木というのは、屋根下地や屋根材を支える、屋根なりに設けられた木材で棟木を頂点として両側に下がってつけられます。

垂木の下についている板は、鼻隠しと呼ばれます。

垂木の上に、野地板を貼っていきます。

今回は、杉の野地を水平構面の為に斜め貼りをします。
厚み12㎜巾120㎜の野地板です。

 

通気工法のため、外壁を上がって来た空気を屋根の棟から抜けるように面戸を部分的に欠いて空気の通り道を確保しています。

貼り終わりました。

なんとも美しい屋根下地です。

ずっと見ていたいですが、続いては屋根下葺きです。

セーレンの遮熱製のルーフィング、ルーフラミテクトRXを使用します。

ジョイント部分は、20cm以上重ねます。余裕をもって30cm重ねるところも。

ジョイントの継ぎ目には、メーカーの使用に則って防水テープを施工します。

下葺き完了!

【新築工事・高円寺の家】建て方

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.4

 

快晴!建て方日和です。始まりました!

搬入された材料には、番付が振ってあります。下の写真では、「り1」と書かれているのが見えますか?これを頼りに、大工さんはどの材料がどこの材料か判断して組んでいきます。

2階の床まで来ました。

棟木が上がりました。これが、まさしく上棟です。

隠れてしまう部分ですが、木目が美しいです。

【新築工事・高円寺の家】基礎工事

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.2

 

杭打ちが無事に終わり、地盤が改良できたので、基礎工事に入っていきます。

砕石転圧完了!

基礎の配筋の状況です。

配筋、こうやって見ると美しいです。

 

耐圧盤コンクリートを打設していきます。

さて、こちら↓は何でしょう?

コンクリート打設前は、こんな感じです。短いです。

このホースは、コンクリートに斜めに差しておいてコンクリートが固まった後にホースを引き抜きます。

そうすると、家の中から基礎の外に向かって斜めの穴が明きます。これは、基礎が完成してからしばらくの間、雨が降った時に基礎の中に水が溜まるのを防ぐ為、溜まった時にこの穴から排水する為の穴になります。

 

昔は、カマボコ状に半円に加工した塩ビパイプやボイド管を耐圧コンクリートの上に仕込んだり色々なやり方をしていましたが、どこの鳶さんが考えたのか、今は殆どの鳶さんがこのやり方で施工しています。単純な事ですが、最初に考えた人はエライ!こういった知恵で、効率的な施工ができるんですね。

耐圧盤コンクリート打設の後は、アンカーボルトを固定します。

そして、立上りコンクリートの打設です。養生のため、型枠天端にフィルムをはっています。

型枠が外れ、基礎が完成しました。

敷地いっぱいに、これから夢の住まいが広がっていきます!

【新築工事・千歳台の家】上棟

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.4

 

いよいよ木材が搬入され、土台を敷いていきます。

土台の裏にアンカーボルトの位置の墨をつけ、穴を開けます。

色が変わっているのがわかりますか?防蟻剤のヒバ油を塗っているところです。

基礎と土台の間には、床下通気のためのステンレス製スペーサーを敷きます。

 

さて、いよいよ建て方始まりました。

一階の柱を立てた後、二階の床梁を組んでいるところです。

玄関庇です。

二階の床梁を組み終え、歪みを直して、仮筋交をとめていきます。

次にボルトで固定します。

化粧梁でボルトが見えてしまうところは、化粧ボルト(Dボルト)を使います。

ボルトを締め終えると、次は、二階の床下地を敷きます。

床の下地には、24mmの厚みの杉の無垢ボードを使用しました。

無事、上棟しました!

屋根下地の垂木を流して、この日の作業は終了です。

 

翌日、上棟式が執り行われました。

さて、これからもどんどん木工事が進んでまいります。

【新築工事・千歳台の家】基礎工事part2

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.3

 

立上りの型枠組みから。

建物が建った後にも一階の床下を点検できるよう、基礎の立上りには人が通るための人通口を設けますが、ユニットバスのところは基礎点検口を設置して、ユニットバス周りに外気が入らないようにします。

コンクリート打設の前に、

品質検査をして、打設です。

玄関周りの盗み板。

盗み板とは、コンクリートの厚みを調整するときに使う、型枠に当てる板のことです。

欠きとる、『欠き盗る板』で『盗み板』と言うそうです。

土台や柱よりも、幅が広い基礎があった場合、室内側は床下に隠れるため問題ないのですが、玄関などの土間は隠せないことが多いです。

内側に出っ張った部分が床や壁の仕上げなどと干渉してしまうことがありますが、基礎を壊すことはできません。ですので、それを避けるために盗み板を入れて、出っ張りを調整するのです。(もちろん定められた最低の幅は守った上です!)

 

かぶり厚の確認もしています。

 

立上り後、一定期間養生した後、型枠を外します。

青い印部分に見える小さな孔は、基礎の内部に水がたまらないように設けた水抜き穴です。後で塞ぎます。

 

立上り幅の確認。

立上り高さの確認。

土間の断熱材。

基礎が完成しました。

玄関土間とポーチの部分にコンクリートを打って、コンクリート終了です!

【新築レポート・千歳台の家】基礎工事part1

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.2

 

杭打ちも無事に終わり、基礎工事がスタートしました。

遣り方。遣り方とは、敷地内に建物の位置を出す作業のことです。

根伐り(ねぎり。根切りとも書く)。基礎を作るために地面を30cm以上掘ることです。

砕石・転圧。掘削した地盤面を安定させるため、砕石を敷き転圧します。

完了しました。

砕石転圧の後、建物の中心に地鎮祭の時に受け取った鎮物を埋めます。

 

この後、防湿フィルムを敷いて、

捨てコンクリートを打ち、

外廻りの型枠を建てます。

 

捨てコンクリートの上に組んだ鉄筋。ホールダウンアンカーや配筋の確認(鉄筋の太さ・ピッチ・端部の長さなど)をして、第三者機関の検査を受け、合格してからいよいよコンクリートを打ちます。

耐圧コンクリートを打設後、給水・給湯・追い炊き・ガス配管用のスリーブを基礎の立上りに設置します。

直径60mm以上の貫通孔は、その廻りを鉄筋で補強します。

【新築レポート・千歳台の家】地鎮祭~地盤改良

千歳台の家 新築住宅建築レポートvol.1

 

2020年10月、地鎮祭が執り行われました。

建て主様は、小さなお子さんが生まれたばかりのご夫婦です。

 

地盤調査の結果、地盤改良が必要だと言うことが分かり、杭で地盤を補強します。

杭打ちの工法は、RES-P(レスピー)工法と言い、直径約5cmの細径鋼管を用います。

鋼管の支持力と地盤が元々持つ支持力の両方の力で建物を支えるという工法です。

まず、杭頭の高さと基礎の深さがちゃんとそろうように、事前に高さの基準となるところを定めます。今回は、敷地前のマンホールの蓋を基準に定めました。

5.5mの長さの鋼管を70本打ち込みます。

高さを確認しながら、打ち込んでいきます。

なかなか沢山の杭が打ち込まれましたね。これが建物を支えてくれるわけです。

さて、地盤が整いました。これから基礎工事が始まります。