vol.73【 健康維持増進住宅 】

東日本大震災以降、民生部門でのエネルギー消費量低減に対する社会的要請は強まっています。改正省エネ基準が施行され、国道交通相・経済産業省・環境省が設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」は2020年までにすべての新築住宅を対象に新基準への適合義務付けを決定。「外皮の断熱性能」に加えて「一次エネルギー消費量」2つの物差しで評価されるのが特徴。

木はCO2を吸収して固定化するもともとエコな素材。輸送から製造・廃棄までに使われるエネルギーやCO2排出量も少ない。 

当社では以前から木を素材に、自然の風や日差しを効果的に取り入れる設計をし、自然がもたらす心地よさ「暖涼感」を活かすと言う考え方を大切にしています。

実は相撲で最も熱を通しやすいのは窓。窓の配置にも気を配ることにより快適な空間を設計します。省エネとともに家づくりで重視すべきなのが、住まいが住む人の「健康」を支えると言う考え方。国が定めた「健康維持増進住宅」のガイドラインに沿った住まいを実現します。