vol.90【 家の顔「棟瓦」には実は隠れた機能が? 】

瓦葺きの宮子を見ると、堂々とした風格を感じますね。中でも河原屋根の頂上にある「棟瓦」は、家紋や装飾が施されていることが多く、まさにその家の「顔」といえます。

実は棟瓦には、機能面での役割もあります。三角屋根の頂上は結合部でもあり、雨の影響を受け易く雨漏りしやすい箇所でもあります。棟瓦があることで雨を受け流し、棟木に雨が侵入するのを防ぐことができるのです。