vol.77【 家庭そのエネルギー比率について 】

家庭におけるエネルギー比率ですが、実は給湯に使用されるエネルギーと暖房に使用されるエネルギーで全体の5割強になります。

例えばシャワーヘッドを手元で浄水のできるものに交換するだけでも、かなりエネルギー削減になります。また暖房エネルギーを電気ストーブ等の使用率を下げることで、エネルギー削減になります。 

もう一度家の中で使われるエネルギーについて考えてみませんか?

vol.76【 家庭でできる断熱 】

ご家庭でできる簡単な断熱としては、カーテンの裾が床に届くようにする(段ボールなどで床との隙間をふさぐのも有効です)。窓の建付がずれて隙間等がある場合は、そこを段ボールやプチプチで塞ぐなども有効な方法です。 

また日中晴れている場合は、障子やカーテンを開けて日射熱を入れるようにすることで、暖房エネルギーを減らすことができます。

断熱と日射進入のバランスも大切ですので、日射熱が取り入れられる窓(特に南向きの窓)は、冬場は晴れているときは、太陽の熱をできるだけ利用して暖房エネルギー削減に取り組んでみませんか? 

vol.75【 給湯の省エネについて 】

エコや省エネをうたう給湯設備は、近年たくさん登場しています。ただ、どんなエコや省エネ給湯設備も、自分たちの暮らしに合っていなければうまくエコ・省エネにはなりません。 

そこで重要なのが、家全体でどれだけのお湯を使うのかということです。 
給湯エネルギーを減らそうと考えるときに最もシンプルな方法は、お湯の使用量を減らすということになります。

どうすればストレスなく節湯できるか、そこでは水栓が大きなポイントになります。「出す/止める」を手元で簡単に調節できる水栓器具(レバーやシャワーヘッドなど)を利用することで10%近い給湯エネルギーの省エネになります。 

 

vol.74【 すだれをつけてみよう 】

家には、断熱効果はほとんどありませんが、日射遮蔽効果は非常に大きいものです。ですからすだれを利用することで、夏場の室内温度上昇を軽減するには、簡単で効果のあるものになります。 

ただ、多少ですが風通しを妨げる場合もありますので、設置の際には当社までお気軽にご相談ください。 

vol.73【 健康維持増進住宅 】

東日本大震災以降、民生部門でのエネルギー消費量低減に対する社会的要請は強まっています。改正省エネ基準が施行され、国道交通相・経済産業省・環境省が設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」は2020年までにすべての新築住宅を対象に新基準への適合義務付けを決定。「外皮の断熱性能」に加えて「一次エネルギー消費量」2つの物差しで評価されるのが特徴。

木はCO2を吸収して固定化するもともとエコな素材。輸送から製造・廃棄までに使われるエネルギーやCO2排出量も少ない。 

当社では以前から木を素材に、自然の風や日差しを効果的に取り入れる設計をし、自然がもたらす心地よさ「暖涼感」を活かすと言う考え方を大切にしています。

実は相撲で最も熱を通しやすいのは窓。窓の配置にも気を配ることにより快適な空間を設計します。省エネとともに家づくりで重視すべきなのが、住まいが住む人の「健康」を支えると言う考え方。国が定めた「健康維持増進住宅」のガイドラインに沿った住まいを実現します。 

vol.72【 建物の燃費について 】

建物の燃費は、消費エネルギーから評価できます。
消費エネルギーを抑えるためには、いくつかの方法があります。

断熱性能を上げる。庇(ひさし)などで日射進入量を調節する。風の取り込み方の調節や、給湯器・エアコンなどの機器の選択に注意するなど、いろいろな方法があります。 

うちエコ診断により、省エネ生活への取り組みもすることができます。 
当社では、一般社団法人「Forward to 1985 energy life」へ入会しておりますので、うちエコ診断も安田佳正、安田博昭により可能です。ぜひ一度「うちエコ診断」を受けてみてはいかがでしょうか。
 

vol.71【 大工と正月飾り 】

古くから「大工の三宝」とか「三種の神器」と呼ばれる大工道具は「指矩(さしがね)」「墨壺(すみつぼ)」「釿(ちょうな)」です。

大工は決して指矩を取り落としたりはせず、大切に取り扱ってきました。
大工の棟梁の家では、「指矩」「墨壺」「釿」を三方に乗せて、床の間にお正月三が日の間、飾り、1年間の建築工事の安全と関係する人たちの安心を祈り、御神酒を供えて祈願してきました。

大工さんたちも自分だけでなく、建築に携わる人たちの安全まで祈願してくれています。

vol.70【 一級建築士と二級建築士の違い 】

大きな違いとしては、扱うことのできる建築物の面積・高さがあります。 

二級建築士は、木造建築物(高さが13mまたは軒の高さが9mを超えないもの)や、鉄筋コンクリート(延べ面積が30㎡〜300㎡、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えないもの)の一般住宅をはじめとする建築物の設計や監理を行えます。

一級建築士は扱える建築資材も多くなり、二級建築士よりも大型の公共施設(学校・劇場・病院・映画館・百貨店などの延面積が500㎡を超えるもの)も扱うことができます。

どちらも簡単な資格ではありません。   

vol.69【 FP(ファイナンシャルプランナー)って何? 】

人生の夢や目標を叶えるために、総合的な資金計画を立て経済的な面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」と言います。

家計に関わる金融・税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金制度など幅広い知識を備え、相談者の夢や目標が叶うように、一緒に考えサポートしてくれる専門家がFP(ファイナンシャルプランナー)です。

相談テーマとしては、家計管理、教育資金、住宅資金、税制、介護・医療費、老後の生活設計、年金相談テーマとしては、家計管理、教育資金、住宅資金、税制、介護・医療費、老後の生活設計、年金・社会保障、資産運用、保険、相続・贈与などがあります。

vol.68【 風の回し方、有効な風の利用の仕方、空気の流れ 】

風向きは地域や敷地によって異なります。また季節や時間によっても変化します。また風はまっすぐ進みます。壁にぶつかっても方向を変えて進みます。

風は、「風の入り口 → 出口 → 通り道」の順番に考えていきます。

上記のことを頭に入れて、間取り図を広げて、異なる面にある2つの窓を線で結んでみてください。その線上にある部屋には風が通ることになります。 

vol.67【 大丸建設でもっている資格について 】

●会社でもっている資格
・建設業許可
・一級建築士事務所
・東京都木造住宅耐震診断事務所
・1985地域アドバイザー拠点

●社員がもっている資格
・一級建築士 2名
・二級建築士 2名
・一級施工管理技士 1名
・インテリアコーディネーター 1名
・二級福祉住環境コーディネーター 1名
・暮らしの省エネマイスター 2名
・うちエコ診断士 2名

以上の資格をもっています。

vol.66【 窓の種類について 】

窓は家の外観を決める大きな要素となります。
窓をどんな形にするか、どんな開き方にするか、どんな状態のものにするかは、理想の家の実現に非常に重要になります。

窓の種類としては、引違い窓、外開き窓、FIX窓、すべり出し窓、内倒し窓、ルーバー窓、オーニング窓、片開き窓、全解放窓、折り畳み窓、アクセント窓…
など多岐に渡ります。

それに特徴があります。選ぶ際には当社までお問い合わせください。 

 

vol.65【 ヒートショック予防法 】

ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することなどが原因となり起こる健康被害のことです。

失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことがあります。
入浴時に急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースは、入浴時の脱衣所とお風呂場の温度差などがヒートショックの代表的な例となります。 

予防には、冬場は特に脱衣所とお風呂場の温度差が大きくなりやすいので、脱衣所に電気ヒーターなどを置き、温めておき、お風呂場も浴室暖房や、お湯を少し出して温めておいて温度差を小さくすることも有効な手です。ただエネルギー的には、負荷が少し大きくなるので、入浴時だけなどにすると良いでしょう。 

これからは家全体の室温がある程度一定になるような、温度に対するバリアフリーも必要になってきます。 

 

vol.64【大丸の断熱施工 】

当社では通常、断熱性能だけでなく、調湿効果もある羊毛断熱材やセルローズファイバーなどを使用しています。 

しかし、性能の良い材料を使うだけでは意味がありません。
断熱材に隙間が空いてしまったら、そこから熱が出入りしてしまいます。 

いかに隙間なくしっかりと施工しているかが肝心です。1カ所1カ所隙間ない施工を心がけています。     

vol.62【 ヒートポンプの仕組み 】

熱交換という仕組みで、冷媒を圧縮することで熱を作り出し、拡張させることで熱を放出させるという原理に基づいて冷暖房を行う。

冷房の場合を考えると、室外機では冷媒圧縮させることで熱を生み出す。これにより冷媒は高温高圧の液体となる。これを室外の空気が熱交換の仕組みにより冷やされることによって、中温高圧の液体となる。これを室内機(エアコン本体)に送り込み、膨張便により液体を膨張させることにより、周囲の熱を奪い室内を冷やす。

膨張した冷媒は再度室外機に戻り、再度圧縮…。以上を繰り返すことで冷房としての役割を果たすのだが、排出される熱は意外と大きい。室外機から出る熱風がそうである。以上を繰り返すことで冷房としての役割を果たすのだが、排出される熱は意外と大きい。室外機から出る熱風がそうである。 

  

vol.61【 エコリフォームについて 】

夏の暑さが不快。冬は寒くて暖房費も大変。
そのような悩みを断熱工事や間取りの変更なので解決し、住まいの省エネルギー性を高めるのがエコリフォーム。そんなエコリフォームには、税制や補助金などのお得な制度がいろいろあります。

猫リフォームは窓や床、壁、天井(または屋根)を断熱することが基本です。太陽光発電や家庭用燃料電池には国から補助金が出ます。 天然ガスなどから発電し、その際に発生する熱で給湯できる高効率な設備機器が家庭用燃料電池。国からの補助金は1台あたりの上限が45万円。

なおこれらの導入に関しては、自治体からも補助金が出るケースもあるので、地元の役所で確認してみましょう。1年を快適に過ごすために、エコリフォームも考えてみてはいかがでしょうか? 

vol.60【 住宅の解体について 】

解体工事は木造住宅の場合、大体10日から2週間程度かかります。解体前に、キッチンや古い給湯器などの設備を外して、次に雨戸、サッシ、建具、畳などの内装材を外します。 

そして土地の周囲をシートで囲います。これは粉塵や騒音を極力防ぐためです。パワーシャベルでグシャっと壊すのではなく、パーツをつまみ剥がしていくようなイメージで解体します。そして素材ごとに分類して捨てます。

一般的な木造の解体で日に4トントラック20台以上のゴミが出ます。それだけに、せめて使う建材の質は、廃棄時にエネルギーをなるべく使わず、自然に還るものに近づけたいと思います。

当社が自然素材にこだわっているのは、そのような視点を大切にしているからです。      

vol.59【 自立循環型住宅って何 ? 】

自立循環型住宅とは、気候や敷地特性等の立地条件と住まい方に応じて、極力自然エネルギーを活用した上で、建物と設備機器の選択に注意を払うことによって、居住性や利便性の向上をさせつつ、居住時のエネルギー消費量(CO2排出量)を、2000年頃の標準的な住宅と比較して50%にまで削減可能で、2010年までに10分実用化できる住宅を言います。 

自然風の利用、昼光利用、太陽光発電、日射熱の利用、太陽熱給湯、外皮計画、日射遮蔽などを考慮して設計を行います。    

vol.58【 リフォームの補助金や税制優遇 】

リフォームには補助金や税制優遇等があります。

省エネリフォームや耐震リフォームには、各自治体によって異なりますが、上限があり、工事代金の何パーセントかを補助してくれる制度があります。 

また耐震リフォーム、バリアフリーリフォーム、省エネリフォームにも、各自治体によって異なりますが、所得税の控除や固定資産税の減額等があります。

年度により改正等が行われますので、各自治体にお問い合わせしてみてください。