2021年07月19日(月)

【小柳町フルリフォーム】断熱材続々と

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.5

 

久しぶりの更新となりました、「小柳町フルリフォーム」施工レポート。

先日、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策をした上で施工見学会も開催され、新築・リフォームにご興味をお持ちのお客様にご来場いただきました。

さて、工事は、床に引き続き断熱材が続々と入っております。

まずは、壁です。

窓枠のギリギリまでしっかりと。

天井との境までもぎりぎりまで。

先に断熱材を入れていた床には、フローリングを貼っていきます。

栗駒産の燻煙杉です。

この材料が現場に入ると、燻煙杉のいい香りがたちこめます。

赤みを帯びたいい色ですね。

さて次は、また断熱材です。

天井と屋根の断熱材です。

白い梱包が厚み105mmの屋根用の断熱材。吹き抜けの箇所に二重に入れます。

そして、黄色い梱包が厚み155mmの天井用の断熱材です。

屋根の断熱材は、通気層の下に、二枚重ねて入れていきます。屋根の下にいれるので、天井用よりも厚みを上げて断熱材の性能を高くしています。

入れた後、防湿フィルムを貼って、断熱層に室内の湿気が入らないようにします。

 

次は、キッチンを作ります。キッチン周りの石膏ボードを先行して貼っています。

右端の石膏ボードと色が違うのが分かりますか?

右の黄色の石膏ボードは普通の石膏ボード、薄緑の方は、両面の紙と芯の石膏に防水(耐水)加工をした「シージング石膏ボード」。一般的に、防水ボードや耐水ボードと呼ばれている物です。水廻りの下地に使用します。

ピカピカのキッチン、入りました。

構造の部分も進んでいき、「家」が出来上がっていきますが、こうしてキッチンなどの器具が入ってくると、より住まいとしてのイメージがわきやすくなりますね。

2021年07月15日(木)

【新築工事・千歳台の家】外構

4月末に完成して、お引き渡しも終わっておりました千歳台の家ですが、その後、外構工事をしていました。

お庭部分が道路から見えないように、木製の柵を作っています。

丁寧に板を取り付けていきます。

完全に塞いでいるわけではないので、風は通ります。目隠しとしての機能もバッチリ!

次は、ウッドデッキを作ります。

美しいデッキができました。

今回のウッドフェンスとウッドデッキは、屋久島の杉(30~60年生の地杉)をそのまま使っています。一般の杉より油(樹脂)分が多いので、防虫効果・耐久性・耐候性が高くメンテナンスなしで10年間程使用可能な材料です。

 

ちなみに、地杉というのは、樹齢100年以下の植林された杉のことを言います。屋久島の杉イコール‘屋久杉’ではなくて、樹齢1000年を超える自生する杉のことを‘屋久杉’と呼ぶそうです。

 

さて、ウッドデッキができてからしばらく経ち、現在はどうなっているかと言うと、、、

緑が加わって、とても素敵な空間に!

ゴーヤのグリーンカーテンです。

こちらのゴーヤは葉っぱやつるを伸ばしてグリーンカーテンにするため、実はわざとならないような育て方をしているそうです。

代わりに・・・

キュウリが育っていました。

お子様への食育にも家庭菜園はいいですよね!

水栓もすぐ近くにあるので、ウッドデッキでプール遊びもできそうです。

これにて、「千歳台の家」のブログを終了とさせていただきます。これまで読んでいただき、ありがとうございました。引き続き、「高円寺の家」と「小柳町フルリフォーム」のブログをお楽しみください。

2021年07月09日(金)

【新築工事・高円寺の家】屋根板金

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.7

 

下葺きの終わった屋根では、板金工事が始まりました。

ガルバリウム鋼板を立平葺き(立てはぜ葺きとも言う)です。

立平葺きとは、水の流れる方向に延びる細長い金属板同士を、立てはぜによってつなぎ合わせた葺き方です。

葺き終わりです。

雪止めは、設計事務所の仕様でLアングル仕様としました。雪止めというのは、屋根の雪が落下しないようにするための金物です。

 

2021年07月05日(月)

【大規模リフォーム@調布】 ファイナル!伝統的建具

大規模リフォーム@調布 vol.13 最終回 建具のお話

 

厨房工事が終わり、工事としては一段落でしたが、締めくくりとして既存の建具の調整を行いました。古くなるとどうしても立て付けが悪くなり、動きが悪くなったりと使い憎くなってしまいますが、敷居滑りや戸車などを交換し、以前のようになめらかに動くようしていきます。

 

合わせて、こちらのお家では夏用建具が存在します。
葦戸(よしど)や簾戸(すど)などと呼ばれますが、障子の枠に、簾を組み込んだ感じの物です。

見るからに涼しげですね。

網戸が無かった時代に虫を避けつつ風通し良く涼しく住まう知恵だったのでしょう。現場監督も実際に見るのは初めてだったそう。

趣があって、外観にもマッチしています。

少し目隠しにもなりつつ、風を通す工夫が感じられますね。

 

そして、こちらは大阪障子と呼ばれる建具です。普段は障子が入っているのですが、障子の部分がケンドンになっていて、取り外し式なのです。

片側だけ外したものです。縦桟の格子になり、風が抜ける仕組みになっています。

今では滅多に見ることが出来ない、非常に貴重なものです。大切に使い続けていただきたいなと思っています。

 

縁側があるって素敵ですよね。

建具や梁など、古い物を最大限活かしたリフォームでしたので、趣はそのままです。

どこかの旅館を訪れたようです。

建具だけではなく、家具も大切に使い続けていらっしゃるお施主様。これからも大切に住みつづけていってくださると思うと、とても嬉しい気持ちになります。

 

これで、大規模リフォームの施工レポートはおしまいです。

引き続き、他の物件の施工レポートをお楽しみください!

現在【小柳町フルリフォーム】と【新築工事・高円寺の家】を随時更新中です。

2021年07月02日(金)

【新築工事・高円寺の家】リビング床

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.6

 

屋根の下葺きが終わり、安心して内部の工事を進めていけます。

筋交いが入りました。

部分的に、構造耐力のために木ずり板を貼っています。釘も、構造用なのでN釘で打ちます。N釘というのは、JIS規格で定められた構造用に使用する釘のことです。

 

下の写真では、大工さんがリビングの床下地を組んでいます。


一般部分より一段(36cm)下がった床になります。

床下の空間が少なくて、普通の鋼製束は長過ぎて使えないので、JOTOさんの調整束を使用して組みます。


これだと、セットした後に上からレベルの調整が出来るので助かります。高さを確認しながら、調整していますね。

L型の金物で固定します。

どんなリビングになるのか、楽しみですね☆

2021年06月25日(金)

【新築工事・高円寺の家】屋根下地

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.5

棟木が上がり、屋根の垂木と破風がつけられました。

垂木というのは、屋根下地や屋根材を支える、屋根なりに設けられた木材で棟木を頂点として両側に下がってつけられます。

垂木の下についている板は、鼻隠しと呼ばれます。

垂木の上に、野地板を貼っていきます。

今回は、杉の野地を水平構面の為に斜め貼りをします。
厚み12㎜巾120㎜の野地板です。

 

通気工法のため、外壁を上がって来た空気を屋根の棟から抜けるように面戸を部分的に欠いて空気の通り道を確保しています。

貼り終わりました。

なんとも美しい屋根下地です。

ずっと見ていたいですが、続いては屋根下葺きです。

セーレンの遮熱製のルーフィング、ルーフラミテクトRXを使用します。

ジョイント部分は、20cm以上重ねます。余裕をもって30cm重ねるところも。

ジョイントの継ぎ目には、メーカーの使用に則って防水テープを施工します。

下葺き完了!

2021年06月21日(月)

【小柳町フルリフォーム】断熱材入りました

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.4

 

こちらの、断熱材に囲まれたスペース・・・

浴室です。

タカラスタンダードのシステムバスの組み立て、設置をしています。

ピカピカのステンレス浴槽です。

 

さて、室内では、床の下地組をしています。

こちらの床は、根太の間隔が狭いです。

ここにはピアノが入るので、床を頑丈に作っています。

 

根太の間に断熱材を入れていきます。

断熱材には、こちらのアクリアUボードを使いました。

 

天井には、断熱材を入れる前に屋根の通気層確保のためのスペーサーを取り付けます。

 

内部もどんどん出来上がってきています!

2021年06月18日(金)

【新築工事・高円寺の家】建て方

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.4

 

快晴!建て方日和です。始まりました!

搬入された材料には、番付が振ってあります。下の写真では、「り1」と書かれているのが見えますか?これを頼りに、大工さんはどの材料がどこの材料か判断して組んでいきます。

2階の床まで来ました。

棟木が上がりました。これが、まさしく上棟です。

隠れてしまう部分ですが、木目が美しいです。

2021年06月17日(木)

【小柳町フルリフォーム】屋根とサッシ

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.3

 

庇(ひさし)・霜除けを作っています。

玄関庇のルーフィング。

屋根は、ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きです。

上は、ハゼを締めているところです。

長手方向に継ぎ目の無い1枚板を横に並べ、端部を折り曲げて継ぎます。この端部をハゼと言い、このハゼを締めて固定します。

屋根通気の出口、換気棟の取り付けをしています。

 

内部では、窓の工事です。

窓の位置に、窓台・マグサを取り付けます。そして、外壁の下地を貼ります。

今回のリフォームは、耐震補強工事を兼ねています。外部に面する壁は、構造用合板を使った耐力壁としています。

サッシが搬入されてきました。

窓台に防水シートを貼ります。

サッシが取り付けられました。

 

2021年06月13日(日)

【小柳町フルリフォーム】構造

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.2

基礎のコンクリートが固まったら、次は土台です。

大工さんが、作業場で新規の土台を加工しています。

その間に、

現場では、ガス・水道の配管を行います。

そして、土台を入れていきます。

既存の土台、入れ替えたところ、新規で入れたところ、色の変化で分かります。

 

土台がしっかり入ったら、次は柱&梁です。

柱や梁も、新しい木材と古い木材が色の違いで一目瞭然ですね。しっかりと補強して、これから先長く保つ家を建てていきます。

 

新しい木材も古い木材も、金物でしっかりと補強をします。

耐力壁となる壁には、筋交いを取り付けます。

こちらは、既存の丸太梁を活かした箇所です。とてもいい色ですね。

 

さあ、だんだんと組み上がってきました。これから屋根の作業です。

加工された母屋(もや)の材料です。

母屋とは、屋根を支える部材の一つで、屋根勾配に対して垂直方向で支えている水平の部材のことです。

母屋を組んで、屋根垂木を流し、

屋根下地を敷いていきます。

内側から見た写真。

 

そして、すぐにルーフィングを敷きます。

ルーフィングとは、防水用下地のことです。木材の屋根下地のまま雨に降られると大変なので、ルーフィングですぐに防水処理をします。

周りはブルーシートで覆って雨対策です。梅雨時期の工事は結構大変です。