2021年06月13日(日)

【小柳町フルリフォーム】構造

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.2

基礎のコンクリートが固まったら、次は土台です。

大工さんが、作業場で新規の土台を加工しています。

その間に、

現場では、ガス・水道の配管を行います。

そして、土台を入れていきます。

既存の土台、入れ替えたところ、新規で入れたところ、色の変化で分かります。

 

土台がしっかり入ったら、次は柱&梁です。

柱や梁も、新しい木材と古い木材が色の違いで一目瞭然ですね。しっかりと補強して、これから先長く保つ家を建てていきます。

 

新しい木材も古い木材も、金物でしっかりと補強をします。

耐力壁となる壁には、筋交いを取り付けます。

こちらは、既存の丸太梁を活かした箇所です。とてもいい色ですね。

 

さあ、だんだんと組み上がってきました。これから屋根の作業です。

加工された母屋(もや)の材料です。

母屋とは、屋根を支える部材の一つで、屋根勾配に対して垂直方向で支えている水平の部材のことです。

母屋を組んで、屋根垂木を流し、

屋根下地を敷いていきます。

内側から見た写真。

 

そして、すぐにルーフィングを敷きます。

ルーフィングとは、防水用下地のことです。木材の屋根下地のまま雨に降られると大変なので、ルーフィングですぐに防水処理をします。

周りはブルーシートで覆って雨対策です。梅雨時期の工事は結構大変です。

2021年06月11日(金)

【新築工事・高円寺の家】土台

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.3

 

基礎が完成し、土台を敷いていきます。

材料の搬入から。

人力で降ろすのは大変そうです。

 

一階の荒床(下地)です。杉のムクボードという商品で、24mm厚の杉板が巾剥ぎ状に加工されたものです。

その後、雨の予報だったので、フィルムで養生&保護。

 

外部足場を組んでいきます。

柱などの材料が搬入され、建て始める予定でしたが、雨のためにこの日は荷受けのみとなりました。

材料を濡らしたくないですし、雨の日の建て方は危ないので、工程より安全第一で、この日の建て方は見送りになりました。

いよいよ、次号、建て方です!

2021年06月06日(日)

【小柳町フルリフォーム】解体&基礎

府中市 小柳町フルリフォーム Vol.1

府中市で施工中のフルリフォーム工事。親戚から受け継いだ土地と家を引き継ぎ、使える構造はそのまま使っての大規模リフォーム工事です。

どのくらい‘フル’なのかと言うと・・・

これくらいです。

壁や屋根も全て解体して、これから生まれ変わります。

まず、基礎の現状を確認します。基礎にヒビが入ってしまっている箇所があったり、沈下している箇所があったり。

排水配管を施工し、基礎を補強していきます。

先に配管を行うのは、基礎補強後だとスペースがなくなって官が入れられなくなるからです。

 

基礎補強のベースコンクリートを打設します。

上から見た写真。

これで、しっかりとした基礎ができます。

 

そして、耐力壁の下の部分や壊れていた部分の基礎を新たに設けたり、補強したりしていきます。

アンカーボルトもしっかり入れてあります。

新しい木材で軽く補強。古い木材の色と全然違っていますね。

 

こちらは、玄関の框。一時的に撤去していますが、加工して再利用します。

使える物は、何でも使っていきます!

 

2021年06月04日(金)

【新築工事・高円寺の家】基礎工事

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.2

 

杭打ちが無事に終わり、地盤が改良できたので、基礎工事に入っていきます。

砕石転圧完了!

基礎の配筋の状況です。

配筋、こうやって見ると美しいです。

 

耐圧盤コンクリートを打設していきます。

さて、こちら↓は何でしょう?

コンクリート打設前は、こんな感じです。短いです。

このホースは、コンクリートに斜めに差しておいてコンクリートが固まった後にホースを引き抜きます。

そうすると、家の中から基礎の外に向かって斜めの穴が明きます。これは、基礎が完成してからしばらくの間、雨が降った時に基礎の中に水が溜まるのを防ぐ為、溜まった時にこの穴から排水する為の穴になります。

 

昔は、カマボコ状に半円に加工した塩ビパイプやボイド管を耐圧コンクリートの上に仕込んだり色々なやり方をしていましたが、どこの鳶さんが考えたのか、今は殆どの鳶さんがこのやり方で施工しています。単純な事ですが、最初に考えた人はエライ!こういった知恵で、効率的な施工ができるんですね。

耐圧盤コンクリート打設の後は、アンカーボルトを固定します。

そして、立上りコンクリートの打設です。養生のため、型枠天端にフィルムをはっています。

型枠が外れ、基礎が完成しました。

敷地いっぱいに、これから夢の住まいが広がっていきます!

2021年05月30日(日)

【新築工事・高円寺の家】杭打ちスタート!

高円寺の家 新築住宅建築レポート Vol.1

今日からご紹介するのは、高円寺に新築中の建築レポートです。

大丸建設では、設計から施工までを一貫して受注することも割と多いのですが、今回の物件は一昨年からコラボイベントを行ってきた、URA地域主義建築家連合との関係から施工することになった建物です。

建築家は、シンプルで美しい住まいを手がけることに定評のある松本直子建築設計事務所の松本直子氏。

お施主様は自然素材の材料にもとても興味を持っていて、こだわりの住まいとなりそうです。

 

基礎工事の前に、地盤改良工事からスタートしました。

環境パイルSという工法で、杉の丸太を打込みます。今回は、4mの長さの杭を打ちこんでいきます。

材料が搬入されます。4mの材木が積載されると、なかなか迫力があります。

上に向く木口には、鉄板のキャップ(プレート)を打ちます。

今回は、杉を使いましたが、松や檜を使用する場合もあるそうです。どの材料でも国産材の間伐材を使用しているとのことで、間伐材の有効利用にもつながりますね。

杭打ち機が入りました。敷地に対して大きい!

打設していきます。

こちらが、打ち終わったところです。

地中障害か無ければ簡単に打ち込めるので、今回は全部で40本打ちますが1日で施工出来ました。

地盤改良が終わったので、これから基礎工事に入ります。

 

2021年05月13日(木)

【大規模リフォーム@調布】 厨房

大規模リフォーム@調布 vol.12 厨房ですよ

 

さて、こちらがbeforeです。こちらのキッチン、これからお菓子作りの厨房に生まれ変わります。

お施主さんは、調布市で蕎麦店をやっておられます。今回のリフォームで母屋にも手を入れて石臼挽き自家製粉のそば粉を使った焼き菓子店を今秋にオープンされる予定で、台所には業務用の厨房機器が入ることになりました。

 

厨房機器の入る箇所の壁はステンレスのキッチンパネルを貼り、床は水に強いシート系になりました。

ステンレスパネルではないところには、他の部屋と同様珪藻土「エコ・クイーン」を塗ります。

 

工事が終わるとすぐ、厨房機器が設置されました。

元々は扉も付いた吊戸棚だったのですが、今回は棚板のみに造り替えました。鍋などの比較的重量のある物を置くことを想定し、少し固めのタモの板で造りました。部屋の感じに合う様に茶色い自然OILで仕上げましたが、ちゃんと部屋に馴染んでいます。

無機質なステンレスキッチンと、茶色い木の家具や建具が素敵な空間を作り出していますね。

 

2021年05月06日(木)

【大規模リフォーム@調布】 京壁の塗り替え

大規模リフォーム@調布 vol.11 京壁の塗り替え

 

古くなった京壁は、ぽろぽろと砂が落ちてきてしまったりします。また、壁の状態もこのままではわからないので、新しく塗り替えることになりました。

まずは、既存の京壁を剥がしていきます。昔は水だけを掛けてひたすらコテなどで削ったのですが、今は剥離材を使います。
剥離材を水に溶くとゼリー状になるので、コテで壁に塗ると徐々に壁材がふやけて削り易くなります。

塗っていきます。

 

剥離材を塗り、仕上げ材を剥がしてみたら、既存の土壁の状態が思わしく無かったので、京壁をぬる前に処理をします。

まず仕上げ材を剥がしたら土壁に一度ただの水を刷毛で塗ります。土に水を混ぜると纏まる様に壁にも水を塗ると土が締まります。

水を乾かしたらシーラーを塗って表面を固めたら石膏で下塗りをします。これで表面を面で補強する感じです。

下塗り材が乾いたら、京壁を仕上げていきます。

これで、強度も美しさもバッチリです!

 

 

 

場所は変わりまして、トイレの入り口。

既存の洗面所入り口引き戸を再利用しました。

実は、入っていたガラスが若干透けるのでトイレには使用出来ず、ガラスの入れ替えを考えました。

しかし、良いガラスが見つからず・・・ 透明ガラスに両面和紙(襖紙)を貼りました。

既存の建具なので、もちろん馴染みますし、和紙のおかげで見た目も光の漏れ方も柔らかく、とても良い感じに仕上がりました。

2021年04月28日(水)

【新築工事・千歳台の家】仕上げ!仕上げ!

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.11

玄関です。洗い出し仕上げ。

明るい色の石を使っているので、洋風のお家にも合います。

玄関の床の色で、明るさ・暗さなどイメージが変わりますね。家づくりでとっても大切なところなのだと再認識しました。

 

外では、基礎の巾木仕上げです。基礎の立上り表面にモルタルを塗って仕上げますが、当然、基礎の通気口を塞がないように気を付けます。

↑見えますか?通気口が。

美しく仕上がっていきます。こういう見えるところがどんどん完成していって、わくわくしてきます。

 

さて、先日もちょっとご紹介した階段ですが、別の角度からの写真を。

宙に浮いている感じを出しています。

 

フレームだけだった障子に紙を貼りました。ワーロン紙という紙です。これは、天然素材の和紙を樹脂でコーティングして強度を持たせた障子紙です。

引手は使わずに、竪桟(框)に手掛け溝を彫ってあります。

障子と言えば、四方の框(竪桟と上桟、下桟)の見付が太く、中の組子の見付が細いものが一般的ですが、この障子は吉村障子を意識して、框も組子も見付を18mmで統一してあります。

組子の間隔も大きくて洋室に合う! とは設計担当者の弁。確かに、違和感なく部屋に馴染んでいます。

 

さて、いろいろと残工事も終わりつつあり、養生が剥がされました。

そして、クリーニング。

外構工事などはまだ残っていますが、

5月1日(土)まで見学会を開催しておりますので、是非ご来場ください。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。

 

2021年04月17日(土)

【新築工事・千歳台の家】照明がつきました

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.10 

いよいろ大詰めの内装工事。

二階の勾配天井には杉板を貼ります。そのまま杉板を貼る場合もあるのですが、今回は準防火地域の為、下地に石膏ボードを貼ってから杉板を貼ってます。

 

壁は、珪藻土漆喰を塗ります。まずは下地から。

こちらが今回使用したものです。

 

壁や階段、建具などもできあがってきて、次は電気屋さんが照明等を取り付けています。

そして、ちゃんとチェックもします。

この階段の照明は、お客様がご自身で探してお持ちくださったものです。光の広がりが美しいですね。

 

さて、次は壁に何を取り付けているのでしょうか。

正解は・・・

TVの壁掛金具でした。家を建てる時にしっかり取り付けてもらったら安心です!

 

こちらの現場では、お施主様のご厚意により、4月17日から5月1日まで、二週間に渡って完成見学会を開催させていただいております。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。

2021年04月09日(金)

【新築工事・千歳台の家】内装仕上げ段階

千歳台の家 新築住宅建築レポート Vol.9

 

前回のブログで外壁が塗り終わったところまでご紹介していました。

内装も、どんどん仕上げの段階に入っていきます。

 

階段がつきました。窓のある明るい階段です。

手すりもついています。小さいお子様も安心して登れます。

そして、キッチンの取り付け。

しっかり、丁寧に取り付けます。

これにて、木工事は終了となります。

ここからは、引き続き内装等の仕上げ工事に入るのですが、その前に、大工さんの工夫をご紹介しようと思います。現場が整頓されていなかったり、道具が散らかっていたりすると、作業効率の面からも安全面からも良くないですよね。

のこぎりを安全に収納でき、使いたいときにはすぐ取り出せる収納棚。

現場の端材等を利用して即席で作った図面入れ。

大量に使うねじなども、しっかり分類・収納しています。

こちらも端材を利用した道具置き場兼プチ作業場。

 

仕事がしやすいように、効率的に作られていて、流石だなと思いました!

 

まもなくの竣工に向けて、現場では仕上げに向けて作業が大詰めです。

こちらの現場では、お施主様のご厚意により、4月17日から5月1日まで、二週間に渡って完成見学会を開催させていただくことになりました。

2021年4月17日(土)~5月1日(土) 完成現場見学会@世田谷

土曜日開催の見学会には参加できない! という方も、この機会に是非足をお運びくださいませ。

新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、事前にご予約いただき、完全入れ替え制でご案内いたしますので、安心して参加していただけたらと思います。ご予約お待ちしております。