2008年05月

vol.25 (2008/5月)

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大丸建設が「広々間取り」を勧めているワケ

「白いキャンバスに、あなたの夢を描いてほしい。私たちは、そのお手伝いをするだけ」住まいに求める思いと夢は、人それぞれです。大丸建設ではなるべく夢をそのままかなえてあげたい、と考えています。

プロとして、その夢を「家」という形で立ち上げる。クリアしなければならない課題……建築基準法との整合性、頑丈な構造をつくること、自然素材を適材適所で使うことなどは、安心してお任せいただけるよう、日々、知識を磨いています。

東京は土地が高く、土地から求める場合はどうしても小さな敷地しか得られない、という場合が多分にしてあります。だからといって、小さくせせこましく暮らすしかない、と諦めるのは早い。大丸建設では、小さな空間でものびやかに暮らせるような「広々間取り」を提案しています。

簡単なことです。家全体を大きな一つの空間としてとらえ、細かい区切りはつけないこと。吹き抜けを設け、建具はなるべく引き戸にし、ふだんは大きく開け放して使う。将来子どもが大きくなって勉強部屋が必要な時などは、間仕切りをつければ個の空間をつくることができます。決まったところに柱や張りが通る「木造軸組構法」だからこそ、可能なことです。

広々使うことで、いつでも家族の息吹を感じることができます。料理をしながら子どもに目が届く。姿が見えなくても足音や笑い声が聞こえる。自然と、家族の距離が近くなり、会話と笑顔が増えることでしょう。

LDKというグリッドからの解放で、暮らしが豊かに、自由になります。居心地の良い空間で、家族が仲むつまじく、好きなことを楽しんで暮らす。

大丸の住まいでどんな夢をかなえるかは、お客さま次第なのです。

なんでも情報局

今、話題の「マイ箸」

買い物にはマイバッグを持って行き、レジ袋をもらわないなど、身近なエコ対策の取り組みが広がっています。最近では、「マイ箸」を持つ人も増えています。箸を布袋に包んで持ち歩けば、レストランでの食事やコンビニの弁当を買う時に、割り箸を使わずに済みます。使い捨て型の生活を見直せば、それだけゴミの量も減らせる、というわけです。

一方で、「割り箸は間伐材を使っているから、エコじゃないの?」という意見もあります。しかし、現実に日本で使われている割り箸の9割は中国産と言われ、過度の伐採による森林荒廃の原因とされています。間伐材を有効利用した割り箸は森林保全につながる側面があるのも事実です(現実に、大丸の木の産地である山長商店では間伐材を有効利用しています)。

手元の割り箸一つから「森林破壊」と「森林保全」について考える。これも立派なエコ活動です。

2008年03月

vol.24 (2008/3月)

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ホームページをリニューアルしました

皆さん、お気づきですか?昨年末、大丸建設のホームページをリニューアルいたしました。さらに読みやすく、明るく、そして大丸の家づくりがよくわかる構成になっています。新しいホームページの内容を少しだけご紹介しましょう。

【大丸の家づくり】
大丸が大切に考えている「家づくりのこころ」を、エピソードとともにお伝えしています。また、大丸こだわりの構法や素材、家ができるまでのプロセス、リフォームについてもご紹介しています。

【作品ギャラリー】
新築、リフォームともに、大丸建設が手がけた施工事例をご紹介しています。画面から木の香りが漂うのではないかと思われるほど、木がふんだんに使われています。

【大丸情報局】
住まいづくりのQ&A(2月オープン予定)、住まいの豆知識、掲載記事集のほか、大丸ニュースのバックナンバーがダウンロードできます。

【イベント・見学会情報】
大丸建設の完成現場、構造現場見学会や、住まいづくりのセミナー、木工フェスタなどイベントの最新情報を掲載しています。ホームページからイベントの申し込みも受け付けます。

【大丸の活動・所属団体】
「協同組合匠の会」、「チルチンびと『地域主義工務店』の会」、「森から住宅を考えるFH+」、「樹の家・龍神の森」など、大丸建設が所属する団体と活動をご紹介しています。

【会社情報】
130年続く大丸建設の沿革と、スタッフの横顔など、会社の概要です。

なんでも情報局

環境家計簿をつけてみよう

2008年から京都議定書の約束期間が始まり、エコ活動や省エネに対する関心が高まっています。そこで今、注目を集めているのが「環境家計簿」。

我が家はどれだけのco2を排出しているの? 省エネによってどれだけco2を削減できたの? というのが、一目瞭然です。

使い方は簡単。電気、ガス、水道、ガソリンの使用量と金額を毎月チェックし、それをエクセルの表に入れていきます。例えば、1ヶ月で電気を100kW/h使ったとして、電気のCO2排出係数0.358と掛け合わせると、35.8kgのco2を排出したことがわかります。

環境家計簿は、様々な自治体や企業のホームページでダウンロードできます。co2排出量や削減量ばかりでなく、光熱水費をどれだけ節約できたのかもわかるので、がぜんやる気が出てくるはずですよ。

2008年01月

vol.23 (2008/1月)

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新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。 大丸建設では今年も、130年間培われてきた匠の技を伝え、現代のライフスタイルを柔軟に受け止める、大らかな住まいをつくっていきたいと考えています。

社員一同、学び、研鑽してまいります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

大丸建設よりやや南、川崎市多摩区に「日本民家園」があります。江戸時代の古民家など、全国から移築した25の伝統的な建築物が建っています。

自然豊かな里山に昔の暮らしをそのまま伝える民家の数々に、懐かしさを覚える方も多いと思います。茅葺き屋根、土間、高床、板張りの床、囲炉裏やへっついなど、現代の住宅では見られない装置の数々は、住まいを長持ちさせる工夫と智慧が集結しています。囲炉裏の煙で柱を燻し、虫やカビの害から守る。床下の通風をよくして土台を長持ちさせる、水と火の巡りをよくして資源を無駄にしない…など。

いかに住まいに光と風を採り入れるか、どのように柱と梁を組み合わせれば地震に耐えうる強い家ができるのか、民家に見られる智慧は、大丸建設の住まいづくりに受け継がれています。 もちろん、現代型のライフスタイルや技術の進歩によって、合理化されている部分はあります。

しかし、「家族の幸せな暮らしを支える家」への思いは、創業以来ずっと変わらぬものです。大丸建設では「温故知新」を大切にしながら、百年以上先の時代にも「日本の家」を伝えていきたいと考えています。

なんでも情報局

家庭でできるカンタンお餅

お正月の風物誌と言えば、杵でペッタンペッタンついたつきたてのお餅。でも現代の家庭ではなかなか餅つきはできません。

そこでおすすめなのが、すり鉢とすりこ木を使った餅つきです。ひと晩水に浸けたもち米を約30分蒸し器で蒸し(途中で何回かたっぷりの水を振り入れる)、蒸し上がったもち米をすり鉢に入れ、すりこ木でペタペタ粘りが出るまでつきます。

つく時に春菊を入れてみたり、お雑煮に入れたり、もちろん安倍川餅や納豆餅など、つきたてのうまさは格別です。寒い冬を乗り切る元気を、お餅でチャージしませんか?

2007年11月

vol.22 (2007/11月)

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家族が集まる食の空間を考えよう

みなさんは、家の中でいちばんくつろげる場所はどこですか?畳の上、リビングのソファー、ベッド、お風呂…それぞれにお気に入りがあると思いますが、やはり「家族が集まる食卓」という人も多いのでは?食卓、そしてキッチンは、毎日の生きる活力を生み出す、もっとも基本となる場所です。

主婦(あるいは男性も)が最も滞在時間が長い場所は、寝室を除けば実はキッチンであるという話も。それに朝夕家族が顔を合わせ、ごはんを囲みながら会話に花を咲かせたり、料理の美味しさに舌鼓を打ったり。キッチンとダイニングは、家族にとって大切な交流の場でもあります。

それだけに、その場所はなるべく心地よく、快適な場にしたい。大丸建設ではそう考え、住む人の個性に合わせた「手づくりキッチン」を提供しています。長年台所に立っている主婦は、自分なりの収納ノウハウや、使いやすい配置へのこだわりがあるはず。

なるべく子どもの顔を見ながら料理をつくりたいからオープンカウンターにしたい、逆に料理の手元は見られたくないから目隠しをしたい…など、要望はさまざまです。大丸のお客さんで、伐採見学に行った山で木を選び、それをカウンタートップに使ったという方もいます。

オリジナルのキッチンは高いのでは…そんな心配はご無用。シンク下はスケルトンにする、設備はシンプルにするなど工夫すれば、驚くほど値段が抑えられるのです。せっかく木の家をつくるのなら、キッチンも。お客様の夢を形にできるのは、腕のよい職人さんがいるからです。手づくりキッチンの見学も可能ですので、お問い合わせください。

なんでも情報局

白米はなるべく早めに食べよう!


わたしたちがほぼ毎日食べているお米。みなさんは、白米派ですか? それとも玄米や分搗き米を食べていますか?

実は、白米は精米したその瞬間からものすごいスピードで劣化が始まります。お米屋さんに言わせると、「白米は、皮をむいたりんごのようなもの」。りんごの皮をむいたらすぐに色が変わって味が落ちるのは、酸化するから。

お米も同じことです。玄米はお米の胚乳を固い殻で覆っていますので、長く貯蔵しても味の劣化はほとんどありません。

本当に味にこだわるなら、やはりそのつど精米するのがいちばん。目の前精米の米穀店で米を買う、もしくはコイン精米機を利用する、家庭用精米機を買うのも手です。

白米を買う場合は、精米日をこまめにチェックし、早めに食べきるようにしましょう。白米が美味しく食べられるのは、冬なら2ヶ月、春秋は1ヶ月、夏場はせいぜい2週間です。10kgよりも2~3kgを米穀店でこまめに買うのがおすすめです。

2007年09月

vol.21 (2007/9月)

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家庭でできる防災インテリア

近年、地震が増えているような気がしませんか?先だっての新潟県中越沖地震の記憶も新しいこの頃。地震から家族の命を守るには、地震に強い家に暮らすのはもちろんですが、その後の暮らしかた、特に家具の配置が重要なポイントです。なぜなら、家が倒れて亡くなるよりも、大きな家具の下敷きになって亡くなる可能性の方が高いからです。

もっとも重要なポイントは、寝室です。阪神・淡路大震災のように、就寝時に大地震が起こった場合、とっさの対応は難しいもの。無防備な状態で家具が倒れてきたら、なすすべがありません。

洋服タンスや収納家具など重いものが倒れてきても、寝場所、特に人の頭部のある位置を直撃せず、出入り口を塞がないような配置を心がけましょう。夜や明け方は暗く、床にはモノや破片が散乱している場合があるので、ベッド脇には最低限メガネやスリッパを常備しておきましょう。

高いところからものが落下すると、それだけ衝撃も大きくなります。本棚を例にとると、下の方には辞書などの重いもの、上部には文庫本やぬいぐるみなどの軽いものを置きましょう。大型家具と天井の間には、衣類などの軽いものを入れた段ボールをはさむと、倒れにくくなります。

つっぱり棒やL字型の固定金具も有効。また、キッチンでは、電子レンジなどの重い調理器具は高いところには置かず、吊り戸棚は扉にストッパーをつけるなどして落下防止策を講じましょう。

日ごろの何気ない防災の積み重ねが、大地震から命を守る第一歩です。ぜひ、身近なところから実践してください。

なんでも情報局

地球にやさしいヘアカラー ヘナ(HENNA)


カラーリングや白髪染めはおしゃれの必須アイテム、とはいえ、染料に含まれる化学物質の健康への影響や、自然環境に対する負荷はちょっと気になるもの。

ヘナ(HENNA)をご存知ですか?ヘナは、インドを始めとする中近東に広く自生している植物の一種。天然の染料として、古くから染毛や肌のアートに用いられてきました。日本でも近年、地球にやさしい染毛剤として美容界で静かなブームとなっています。

ヘナでパックすると髪の毛にコシやハリ、ツヤが戻り、トリートメント効果もあります。黒髪はやや赤みを帯びた黒茶色に、白髪は明るい茶色に染まりワンポイントになります。家庭用も販売していますので、自然派の方は試してみては?

2007年07月

vol.20 (2007/7月)

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建築から環境問題を考える

今、地球温暖化やゴミの問題など、私たちを取り巻く環境問題は「飽和状態」と言えるのではないでしょうか。 私たち、建築に携わる立場の人間も、環境負荷をできるだけ減らすような工法や素材を選んでいく必要があると考えています。 大丸建設ができる環境対策、今回は2つの視点からご紹介します。

一つは、「製造時の環境負荷」について。大丸建設では木や土壁など、なるべく自然の素材を使っています。特に木については、和歌山の山長商店から直送される杉材を主に使用。国産材を使用する場合、外国産材に比べると、輸送にかかる化石燃料の量はぐっと少なくて済み、環境に負荷を与える防虫・防腐剤の散布もしなくて済みます。塗り壁材もシンプルな製造工程のものなので、製造時のエネルギー負荷が少ないのが特徴です。

もう一つ、廃棄のことも考えて自然素材を使っています。最終処分場に送られる産業廃棄物のうち多くの割合を占めるのが、建築廃材です。アスベストや有害物質を含んだ建材は、土に還すことができません。もちろん、木をそのまま放置することはできませんが、燃やした時にダイオキシンなど環境ホルモンを発生させないという点では、自然素材は廃棄時の環境負荷が少ないと言えるでしょう。

また、良材を使えば、古材としてリユースすることもできます。リサイクルよりもリユースの方が、製造エネルギーがかからなくて済みます。 木の家は、エコロジーです。木の家に暮らすことそのものが、エコロジーな暮らしと言えるでしょう。毎日の生活の中で、少しずつ、エコシフトしてみませんか。

なんでも情報局

土用の丑の日と言えば、「鰻」と「梅干し」?

今年の土用の丑の日は7月30日。この日、鰻を食べるのはなぜでしょう?夏の暑さを乗り切る栄養をつけるため、と言われていますが、丑の日には「う」がつくものを食べるとよいという言い伝えが元になっているという説もあります。

同じ「う」がつくものとして、梅干しがあります。梅干しも土用の頃の晴れた日に「土用干し」をする習慣がありますよね。

「鰻と梅干しは食べ合わせが悪い」とはよく聞かれる話ですが、医学的には根拠はないそうです。 脂の多い鰻と塩分が強い梅干しは胃への刺激が大きい、鰻と梅干しは実は相性がよくて食欲が進み、ついつい食べ過ぎてしまうなど、昔の人の生活の知恵が言い伝えとなって今に続いているようです!