vol.09 (2005/9月)

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地震と木造住宅について

世界の中でも有数の地震大国・日本。中でも東京は要注意地域と言われています。今回は、木の家と地震の関係について。 建物に甚大な被害を及ぼす天災は、地震と台風です。

建物にかかる力は、大きく分けて2つ。1つは縦の力=重力です。建物自体の重さ、人や家具、屋根に積もった雪など、縦の力は絶え間なく建物にかかっています。もう1つが横の力。台風が呼ぶ強風は横から吹きつけ、雨も横なぐり。直下型地震以外のほとんどの地震は横揺れです。

建物は常に縦の力=重力には強くつくられていますが、住まいの「耐震性」を考える時は、いかに横からの力に耐えられるかが重要な課題なのです。木造住宅の場合、地震に対しては建物全体がバランスよく揺れることによって、地震の力をやり過ごすようにできています。そのためには、基礎、軸組、軸組をつなぐ接合部、壁、床、屋根がバランスよく配置されていることが重要です。

私たちはお客さまの安全のため、それらを最優先してプランを考えています。

なんでも情報局

まだまだ厳しい残暑に…打ち水大作戦。

この夏、全国各地で「打ち水」イベントが行われていたのをご存知ですか?打ち水は涼をとる知恵として、日本では古くから行われていた風習。玄関や軒先に水をまき、その気化熱で暑さを和らげるのです。

都心では何と、打ち水で気温が2℃も下がることが実証されました。アスファルトに覆われたコンクリートジャングルですらそうなのですから、土や緑があれば効果は倍増。なぜなら、土は水分を長く保つことができますし、植物は葉から水分を蒸散させてくれます。

今、温暖化対策として注目されている打ち水。せっかくなので、お風呂の残り水やエアコンの排水など、使う水もエコロジーにこだわりたいですね。