vol.27 (2008/9月)

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大工仕事の醍醐味

今年6月にオープンハウス&集中現場見学会を行った「大工の家」には、たいへん多くのお客さまにご来場いただきました。大丸の職人技を受け継いだ若い大工が、自ら図面を引き、デザインし、家の随所に自分たち家族のこだわりと、「手の跡」を注ぎ込んだ家。手づくり感と温もり、そして大工技術の高さに、訪れたお客さま方は一様に感嘆の声を上げてくださいました。

大工の家の見所の一つに、2階子ども室の2段ベッドが挙げられます。ベッドのマットは畳で、もちろんパパのお手製です。やや小振りなベッドで、何年か経って子どもの体が大きくなったらちょっときつくなると思われますが、その頃には子どもたちは個室が必要になっていることでしょう。

そうしたら、ベッドの脇には板を張り、正面には引き戸をつけることで、押し入れに早変わりします。広々スペースの子ども室は、最初から区切れるように間取りをつくってあります。

ほかにも、玄関のルーバーには丸い穴を開けてオシャレにデザインしたり、洗面所などは家族の使い勝手に合わせて棚をつけたり、内壁の漆喰には家族全員の手形をつけたり……と、「家族使用」のカスタマイズと、遊び心。

これは、ハウスメーカーには決してできない仕事です。住む人の一人ひとりに合わせてつくる。しかも技は超一流! これが、大丸の大工仕事の醍醐味なのです。

なんでも情報局

東京都に続き、国も「白熱球」を撲滅……?

東京都は今年度から、「白熱球一掃作戦」を展開しています。家の白熱球を電球型蛍光灯に切り替え、省エネ+家計の節約を両立する取り組みです。東京都に追随し、経済産業省が2012年までに白熱灯の生産を中止する方針を発表し、白熱灯からの撤退を表明するメーカーが相次いでいます。

電球型蛍光灯の消費電力は、白熱球に比べて約5分の1(例えば、12ワットの電球型蛍光灯と、54ワットの白熱球の明るさはだいたい同じ)。しかも寿命は6倍以上と長持ちです。

白熱球に比べて値段が10倍近くするのが普及の妨げと言われてきましたが、導入費用と電気代のトータルのランニングコストでみると、約9ヶ月目にコストが逆転することがわかっています。

電球を替えるだけで家庭の消費電力を3%以上も削減できるので、すぐにでも始めたほうがよいのではないでしょうか。