vol.78 (2017/3月)

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国産材を使うことで、木造住宅産業を支える。

大丸建設が国産材と自然素材の住まいづくりを会社の基本仕様としたのは、2003年に「チルチンびと地域主義工務店の会」の設立に参画したことがきっかけです。元々明治初期に宮大工として創業した家系で、日本の木材を使うことに長けていた当社でしたが、戦後の経済成長期に住宅にも大量生産の波が押し寄せた時代に、住宅建材や安価な外国産材が主流となり、私たちも一般的な住まいづくりの波に乗ってしまった時期もあります。

しかし現社長の安田昭が、今後100年、200年続く住まいの在り方を考えたときに、末永く残るには日本の材を使い、大工技術を未来に伝えつつ、新しく技術研鑽を重ねていくことではないかと原点回帰し、自然素材と国産材の住まいづくりに再び切り替えたのです。 

この20年間の国産材の自給率を見てみると、平成26年度には31.2%となり、昭和63年度より26年ぶりに30%台に回復しました。20年ほど前には20%を割っていたことを考えると、国産材への需要が高まり、間伐材の有効活用や木質バイオマス発電、熱利用、国産材建材の開発などが進み、私たちのような川下側も活況となり、国産材普及の一翼を担っているのかなと思います。 

杉材の耐久試験やヤング係数表示の精度も向上し、確実に国産材使用や安全性能表示の科学的根拠も整っています。当社では今後も国産材の使用と技術を伝えていくとともに、お客様へ森・産地を感じる機会を提供したいと考えております。

なんでも情報局

ハーブのある暮らし 〜ブーケガルニをつくってみよう〜


ガーデニングやキッチン菜園に人気のハーブ。早いものでは数週間で育ち、気軽に育てられるのが魅力です。いくつかを組み合わせてオーブン料理や煮込み料理の香り付けに使える「ブーケガルニ」をつくってみませんか?

使うハーブは月桂樹(ローリエ)、オレガノ、ローズマリー、タイムなど。枝ごと小さなブーケのようにまとめ、タコ糸で縛り乾かします。後は煮込み料理やオーブン料理に入れるだけ。フランス料理に欠かせません。

保存が効くので家庭料理にはもちろん、例えばご近所に何かを借りた時にお返しにそっと添えるだけで、ちょっと洒落た雰囲気になりますね。キッチンの一角にブーケガルニコーナーを作ってみてはいかがでしょうか。