vol.21 (2007/9月)

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家庭でできる防災インテリア

近年、地震が増えているような気がしませんか?先だっての新潟県中越沖地震の記憶も新しいこの頃。地震から家族の命を守るには、地震に強い家に暮らすのはもちろんですが、その後の暮らしかた、特に家具の配置が重要なポイントです。なぜなら、家が倒れて亡くなるよりも、大きな家具の下敷きになって亡くなる可能性の方が高いからです。

もっとも重要なポイントは、寝室です。阪神・淡路大震災のように、就寝時に大地震が起こった場合、とっさの対応は難しいもの。無防備な状態で家具が倒れてきたら、なすすべがありません。

洋服タンスや収納家具など重いものが倒れてきても、寝場所、特に人の頭部のある位置を直撃せず、出入り口を塞がないような配置を心がけましょう。夜や明け方は暗く、床にはモノや破片が散乱している場合があるので、ベッド脇には最低限メガネやスリッパを常備しておきましょう。

高いところからものが落下すると、それだけ衝撃も大きくなります。本棚を例にとると、下の方には辞書などの重いもの、上部には文庫本やぬいぐるみなどの軽いものを置きましょう。大型家具と天井の間には、衣類などの軽いものを入れた段ボールをはさむと、倒れにくくなります。

つっぱり棒やL字型の固定金具も有効。また、キッチンでは、電子レンジなどの重い調理器具は高いところには置かず、吊り戸棚は扉にストッパーをつけるなどして落下防止策を講じましょう。

日ごろの何気ない防災の積み重ねが、大地震から命を守る第一歩です。ぜひ、身近なところから実践してください。

なんでも情報局

地球にやさしいヘアカラー ヘナ(HENNA)


カラーリングや白髪染めはおしゃれの必須アイテム、とはいえ、染料に含まれる化学物質の健康への影響や、自然環境に対する負荷はちょっと気になるもの。

ヘナ(HENNA)をご存知ですか?ヘナは、インドを始めとする中近東に広く自生している植物の一種。天然の染料として、古くから染毛や肌のアートに用いられてきました。日本でも近年、地球にやさしい染毛剤として美容界で静かなブームとなっています。

ヘナでパックすると髪の毛にコシやハリ、ツヤが戻り、トリートメント効果もあります。黒髪はやや赤みを帯びた黒茶色に、白髪は明るい茶色に染まりワンポイントになります。家庭用も販売していますので、自然派の方は試してみては?