vol.81 (2017/9月)

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あなたの家の耐震性、OK? NG?
それともグレーゾーン??

大丸建設の専務安田佳正は一級建築士で、東京都の応急危険度判定員、木造耐震資格者として、国交省の耐震診断講習会の講師を務めるなどの実績があります。稲城市の耐震診断の登録事業者として、助成制度が始まった平成17年から数多くの耐震診断と耐震改修を手がけてきました。

昭和56年の建築基準法改正では、建物を支える壁の量の規定ができましたが、残念ながらそれ以前に建てられた家で壁の量が足りているものはほとんどなく、地震が起こったときに倒壊や半壊の不安があります。そのため地方自治体による補助制度を利用して耐震診断や耐震リフォームを行うことができます。足りない壁を耐力壁で補強したり、筋交いを渡したりして、必要な壁量を確保します。また屋根を瓦からガリバリウム鋼板などに葺き替えて軽くすることで少ない壁量とバランスをとり、建物そのものにかかる負荷を軽くすることも有効です。

では、昭和56年以降に建てられた家なら安全と言えるのでしょうか? 
答えはブー!です。全体の壁量は足りていても、壁の配置バランスが悪く、日光が入る南面には大きな窓を開けて開放的にする代わりに、北側に壁を集中させて壁量だけを確保するような住まいが増えてしまったのです。

そこで平成12年にまた建築基準法の一部が改正され、地震に耐えるための壁量のバランスを考慮すべきことが基準として設けられたのです。しかし昭和52年から平成12年までに建てられた木造住宅には耐震診断の補助金が利用できません。耐震のグレーゾーンの時期に建てられ、建物の東西南北で壁の量が偏っているなど、不安に感じたら大丸建設までお気軽にご相談ください。

なんでも情報局

実は万能「セスキ炭酸ソーダ」

最近家庭の洗剤として注目を集めている「セスキ炭酸ソーダ」。重曹よりも水に溶けやすく、さらにアルカリ度が高いため、キッチンの油汚れや換気扇の頑固な汚れ、プラスチック製品のベタつき等に高い洗浄力を発揮します。
 

また皮脂や血液、トマトソースやカレーソースなどが付着した衣類や布巾などの洗濯にも使えて、つけ置き洗いでスッキリきれいになります。水で溶かしたものは素手で触れてもそれほど肌荒れしない(重曹水のようにぬるぬるします。肌が敏感な方はゴム手袋をしてください)ので、常備しておいて日常的に使いましょう。

水1リットルに対して小さじ1程度のセスキ炭酸ソーダを溶かして使います。スプレイに入れてキッチンに置いておけば、すぐに使えて助かります。洗濯等には半日つけ置きすれば汚れがスルスル浮いてきますよ。東急ハンズなどで粉が袋に入って売っています。ぜひ試してみてください。