vol.75 (2016/9月)

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2020年、省エネ住宅の基準が強化されます

国は2020年までにすべての新築住宅を対象に、省エネに対する新基準の適合を義務づけることを決めました。実はあまり知られていないことですが、今の日本には住宅の省エネに関する最低基準はありません。これまでは床面積に対して建物の外皮(壁・窓・屋根など)の断熱性能で建物の省エネ性能を評価していましたが、今後は建物内の冷暖房や省エネなどで使う電気やガスなどの熱量で換算した「一次エネルギー消費量」も評価の基準に入ります。

太陽光発電や家庭用燃料電池などの創エネ基準適合の新築住宅を義務化し、2030年から2050年までには新築住宅の平均でゼロエネルギー住宅を実現し、さらに2050年にはすべての住宅が基準適合の新築住宅を義務化し、2030年から2050年までには新築住宅の平均でゼロエネルギー住宅を実現し、さらに2050年にはすべての住宅がゼロエネルギー住宅になるというロードマップを政府は描いています。

これまで省エネ住宅は大手ハウスメーカーで先行しており、中小の工務店は省エネの経験・知見ともに乏しいとされてきました。しかし2020年基準での新築の義務化により、今後は省エネの観点なしでは工務店は生き残れません。幸い当社は早くから省エネに関する学びを深め、うちエコ診断士の資格も取得しています。自然素材の省エネもまた優れものです。新築・リフォーム双方で当社は省エネを進めています。ぜひご相談ください。

なんでも情報局

冷蔵庫の中身「断捨離」しませんか?

ここ数年空前の「お片付け」ブームです。部屋をすっきりさせてシンプルライフを送る方にぜひ見直してほしいのが冷蔵庫の中身です。

冷蔵庫は食品を保存する家電で、家庭では24時間365日通電していなければなりません。冷蔵庫の使い方次第で省エネ性はグッと変わってきます。まず冷蔵庫に中身を詰めすぎないこと。使いきれる分だけ入れて見通しを良くしておきましょう。

冷蔵庫は冷気を回すことで食品を冷やします。中身を詰めすぎると冷気がうまく回らないばかりか、目的の食品にたどり着くまでに長く冷蔵庫を開けていることになります。冷蔵庫は5秒開ければ中の冷気がすべて空に出てしまうとも言われており電気の無駄に!食べきれずに期限切れの食品が出たり衛生面でもマイナスです。