vol.62 (2014/7月)

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今年の夏を乗り切るために!住まいの「涼」を楽しむ工夫

2014年の夏は猛暑?冷夏?今年はエルニーニョ現象が発生するとみられ(太平洋の赤道付近から南米のペルー沿岸にかけての海面水温が平年より高くなると、日本を含む太平洋西部で低温、多雨になる予報)、冷夏になると予想されています。

とはいえ、夏はやはり暑いもの。ちょっとした工夫だけで、夏でも住まいはぐっと涼しくなります。

夏こそ断熱!が夏を乗り切る新常識と言えますが、窓サッシを断熱性の高いものに取り替えたり、断熱材の吹き替えといったリフォームには多額の費用がかかるのも事実。グリーンカーテンやすだれなどで日射を遮へいするだけで、室内の空気が格段に変わってきます。

熱は暑いところから冷たいところに移動する性質があります。夏場に窓から入ってくる熱の割合は、屋根や外壁からが9%~13%であるの対し、開口部(窓)からはなんと71%!

窓をリフォームしなくても開口部の断熱姓を上げるための方法はいくつかあります。例えばポリエチレンののシートを窓に張るだけで、ぐぐっと断熱性がアップ。UVカット効果もあるので、一挙両得です。

もう一つ、昔からある知恵が「すだれ」。すだれは日射しをカットし、目隠しにもなり、風だけは通す優れもの。見た目にも優しい夏の風物詩です。

最近流行っているのはグリーンカーテン。ゴーヤや朝顔などの蔦性の植物は、成長するときに水も吸い上げ、気化熱で周囲の温度を下げるので、ただ断熱するよりも効果は抜群です。緑陰は涼やかさをより高めます。

グリーンカーテンは5月には準備を始める方がよいので、今からでしたらすだれや断熱シートをお求めになるのがよいでしょう。品切れもあるので、お早めに!

なんでも情報局

夏に酢の物が好まれる理由とは?

夏になると、キュウリとワカメの酢の物や、タコ酢にお麩や生姜を加えたり、何故か酸っぱいものを食べたくなりますよね。

お酒をさらに酢酸発酵させたものを「酢」といいます。一般的な米酢はお米のお酒から。ワインビネガーはワインから、りんごのシードルはりんご酢に…と、酢は意外と種類が豊富。本物の醸造酢には有機酸やアミノ酸がたっぷり含まれています。

有機酸は代謝を良くし、消化吸収力が上がり、疲労回復、免疫力アップにも効果抜群!お酢を使った食べ物が夏に好まれるのも道理ですね。有機酸はアルコール合成酢には少なく、お米や果物を発酵させた醸造酢に多く含まれます。

夏の酢の物に限らず、普段から本物のお酢を使うようにすると、ツンとした香りが軽減し、料理の味もまろやかになり、料理上手になる気がしますよ!